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 2012年5月21日の金環日食の写真をまとめます。
撮影地は、兵庫県明石市の大蔵海岸。JR朝霧駅のすぐ近くです。
天候が心配されましたが、一時雲がかかって太陽が見えなくなることがあった他は、全般的に晴れ間に恵まれました。
風が強く、シーイング条件は悪かったです。
 
 ▼今回使用した撮影機材▼
 カメラボディ: Nikon D300
 撮影光学系 : Ai AF-S Nikkor ED 300mm F4D (IF) + Ai AF-S Nikkor TC-14EII (合成焦点距離420mm)
 減光フィルター: Thousand Oaks Optical社製太陽金属メッキガラスフィルター「TYPE2+」
 
 
 ▼今回の日食の全経過▼
 欠け具合がおよそ等間隔に見えるよう、撮影したデータを選択して並べてみましたが、
 2 と 3 の間は雲が出て太陽が完全に隠れたので、40分間近くは撮影できませんでした。
 
  
 
 ▼金環食の始まりの時刻に▼
 7時28分53秒頃。厚い雲がかかっていたので、急遽フィルターを外して撮影しました。
 図らずもこの瞬間だけは、フィルターを使わなくても肉眼でこの姿を確認できました。
 感度設定ISO200 F8 1/2500秒 絞り優先AE トリミングなし
 
  
 
 ▼食の最大の時刻に▼
 7時29分47秒頃。この時間帯がこの地での食の最大だったかと思われます。
 金環食帯の北限に近い場所なので、月表面の凹凸のために金環が途切れ途切れです。
 感度設定ISO200 F8 1/15秒 マニュアル露出 トリミングあり
 
  
 
 上の写真をレタッチ、露出とコントラストの補正をして、右下の部分を見やすくしてみました。
 太陽の縁が途切れてビーズが光るように見えることから、これを「ベイリービーズ」といいます。
 大蔵海岸に集まった多くの人が、この瞬間を見て歓声を上げました。素晴らしい光景でした。
 
  
 
 ▼撮影風景▼
 日食開始前の光景。瀬戸内海に面し、近くに海水浴場があります。正面に見えるのは淡路島です。
 
  
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