2012年6月6日の金星日面通過の写真をまとめます。
撮影地は神戸市西区、私の自宅の近所です。
台風の影響かこの日も金環日食の日と同様に風が強く、シーイング条件は悪かったです。
しかし、開始から終了まで概ね好天に恵まれたので、500mmのレンズを使って撮影することができました。
【2012年6月6日夕方追加更新】写真を2枚追加しました。
▼今回使用した撮影機材▼
カメラボディ: Nikon D300
撮影光学系 : Ai AF-S Nikkor ED 500mm F4D II (IF) + Ai AF-S Nikkor TC-14EII (合成焦点距離700mm)
減光フィルター: Thousand Oaks Optical社製太陽金属メッキガラスフィルター「TYPE2+」
▼今回の金星日面通過の全経過▼
6時間半以上に及ぶ現象なので、撮影間隔を長めに設定、約30分おきに撮影することを目標にしました。
撮影間隔が極端に長いところや短いところは、雲がかかるなどしてうまく撮影できなかったところです。
写真は全て、地平線からの鉛直方向を上下にしてあります。(太陽の自転軸の向きは考慮していません)
▼最小角距離(食の最大)の時刻に▼
神戸での予報時刻は、10時29分55秒(JST)。
この時刻に、太陽の中心方向に向かって最も深く金星が入り込んだことになります。
感度設定ISO200 F8 1/640秒 絞り優先AE トリミングあり
▼第3接触▼
13時30分15秒、金星の縁と太陽の縁が接する瞬間です。
感度設定ISO200 F8 1/500秒 絞り優先AE トリミングあり
▼今回のベストショット(私的)▼
今回の総撮影枚数は115。その中で最も写りの良いものを選んでみました。下は赤色光のみのレタッチ。
このカットのみ、写真の上下を太陽の自転軸に合わせました。上の写真と金星や黒点の位置が違います。
2012年6月6日9時26分04秒 感度設定ISO200 F8 1/640秒 絞り優先AE トリミングあり
▼撮影風景▼
撮影中の光景。ノートパソコンを広げてTwitterで実況しながら、という、クレイジーな光景w
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