あるびれおCo.伴星〜電脳支部 [戻る]
2014年FISワールドカップスキージャンプ札幌大会一日目


2014年1月25日 第21戦 ラージヒル HS134

 ナイトゲームで行われた札幌大会一日目の試合。 風の条件が厳しい大倉山ジャンプ競技場ですが、この日は珍しく風が落ち着いていて、ウィンドファクターで20点以上点数が引かれるようなこともなく、(大倉山としては)かなり公平な条件で競技が進められました。

 オリンピックを直後に控えたこの時期に、41歳の葛西紀明(土屋ホーム)がタウプリッツのワールドカップFHで優勝したこともあって、観客の期待は「葛西の地元での優勝」の一点にかかっていたと思います。 観客席のあちこちで「レジェンド」と呼ぶのが聞こえるくらい、大倉山に足を運ぶ観客の皆さんは海外で行われた試合の結果を正確に把握してらっしゃいます。 オーストリアやドイツ、ポーランドなどの強豪国が参加を見合わせる中、ほぼフルメンバーで臨んできたスロヴェニアチームに、日本勢がどれだけ迫れるかという試合の構図でした。
カメラ  Nikon D800E
レンズ  Ai AF-S Nikkor ED300mmF4D(IF)
感度  ISO2000相当


Peter Prevc

優勝したペーター・プレフツ(SLO)
長身ながら、低い助走姿勢からバネの利いた強いサッツで飛距離を伸ばすプレフツ。
この試合の優勝で、ワールドカップ総合成績トップに躍り出ることとなりました。
294.6pt(137.0m/134.5m)


Jernej Damjan

2位のイェルネイ・ダミヤン(SLO)
好不調の波が少ないという印象の選手です。ここぞという時の大きな一発もあって、手強い存在ですね。
277.0pt(135.5m/129.0m)


Noriaki Kasai

3位の葛西紀明(土屋ホーム)
観客の大声援を受けながらも、ジャンプそのものの内容で強敵プレフツに惜しくも及ばなかった葛西。
272.1pt(132.5m/129.0m)


Daiki Itoh

5位の伊東大貴(雪印メグミルク)
今季、W杯の表彰台に1回上がっているものの、まだ本調子ではない感じ。少しずつ良くなってきていますが。
261.2pt(127.5m/127.5m)


Reruhi Shimizu

15位の清水礼留飛(雪印メグミルク)
夏の方が調子が良いイメージがありますが、オリンピックを控えて少しずつ調子を上げてきた感じです。
250.5pt(127.0m/123.5m)


Yuta Watase

17位の渡瀬雄太(雪印メグミルク)
遅咲きといわれる選手ですが、安定感の確かさは定評があるところ。大きな一発が出れば強いですね。
248.7pt(131.0m/123.5m)


Taku Takeuchi

21位の竹内択(北野建設)
海外遠征中から体調不良で入院していたところ、予定よりも早く戦線復帰して試合に臨んだそうです。
243.7pt(121.5m/128.0m)


Shohei Tochimoto

28位の栃本翔平(雪印メグミルク)
K点を大きく超えた1本目のジャンプが見事でした。ポテンシャルの高い選手なので、今後に期待します。
229.1pt(126.5m/118.0m)


Daito Takahashi

30位の高橋大斗(土屋ホーム)
コンバインドからスペシャルジャンプに転向した高橋。実は、写真に撮るのはこれが初めてだったりします。
211.9pt(125.5m/113.0m)


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