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2013年FISワールドカップスキージャンプ女子蔵王大会一日目


2013年2月10日 第12戦 ノーマルヒル HS100

 初めての蔵王ジャンプ台での観戦・撮影です。 観客席がランディングバーン右側に設定されることはわかっていましたが、選手達までの距離がどのくらい離れるのか見当がつけられなかったことと、高梨沙羅人気で混雑も予想されたことで、使用するレンズは無難に「300mm+1.4倍テレコン」としました。 どんなに選手が近づいてもトリミングが必要な距離だという想定から、ボディは画素数が多い D800E を選びました。

 観客席は併設されているミニヒルのスタート台付近までは上がれるようになっていて、できる限り近づいて撮影したかったので、ミニヒルのアプローチ付近まで上がって撮影しました。 私が立った場所からは、選手達のサッツの瞬間はランディングバーンの「デコ」に隠れて見ることができません。 ジャンプ台の左右には蔵王名物である樹氷の林が立ち並び、下から見上げていると、選手達は樹氷の林を背景にポーンと飛び出してくるように見えました。

 風の変化が激しすぎて競技途中でキャンセルになった2月9日と違って、この日は風の条件は落ち着いており、風待ちの競技中断もほとんどありませんでした。 第12戦が行われている間は湿った細かい雪が降り続いていたため、その雪が写真に写り込んでいます。
カメラ  Nikon D800E
レンズ  Ai AF-S Nikkor ED300mmF4D(IF) + Ai AF-S Nikkor TC-14EII
感度  ISO800相当


Sara Takanashi

優勝した高梨沙羅(グレースマウンテンインターナショナルS)
どのラウンドでも最長不倒距離を記録する、素晴らしいジャンプでした。圧倒的です。
228.0pt(95.5m/93.5m)


Jacqueline Seifriedsberger

2位のジャクリーン・ザイフリーツベルガー(AUT)
飛距離こそ高梨に及びませんでしたが、この選手も強い。安定した力強いジャンプで、飛型点も高かったです。
212.0pt(88.0m/92.5m)


Carina Vogt

3位のカリナ・フォクト(GER)
観客席で見ていて、おそらく最も高いフライトに見えたのはこの選手。パワー重視のジャンプでしょうか。
207.1pt(89.0m/85.0m)


Yurika Hirayama

13位の平山友梨香(北翔大)
スケールの大きなジャンプで、今シーズンは好調を維持しています。
180.1pt(83.0m/84.0m)


Misaki Shigeno

14位の茂野美咲(ライズジャンプクラブ)
前傾が深い攻撃的なジャンプです。向かい風がうまく当たると、大ジャンプ間違いなし。
179.4pt(82.0m/83.5m)


Yuki Ito

26位の伊藤有希(下川商業高)
サッツのタイミングが若干遅れることがありますが、風を捕まえる技術は流石です。
167.8pt(78.0m/85.0m)


Ayuka Takeda

28位の竹田歩佳(ライズジャンプクラブ)
最近めきめきと力をつけてきていますね。基本に忠実な素直なジャンプです。
165.6pt(79.0m/83.0m)


Seiko Koasa

29位の小浅星子(ライズジャンプクラブ)
バネのきいたジャンプですね。蔵王では今ひとつ「当たらなかった」という感じだったでしょうか。
161.6pt(77.0m/79.0m)


Yoshiko Kasai

30位の葛西賀子(日本空調サービス)
今回の蔵王では、下の向かい風に乗る前に落ちてしまった感じ。ちょっと残念。
158.6pt(77.0m/79.0m)


Ayumi Watase

32位の渡瀬あゆみ(サッポロスキッド)
75.5pt(76.0m)


Aki Matsuhashi

33位の松橋亜希(東海大)
68.9pt(75.0m)


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