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2016年FISワールドカップスキージャンプ女子蔵王大会一日目


2016年1月22日 第6戦 ノーマルヒル HS106

 毎年女子の試合が行われている蔵王ジャンプ台は、前年夏にランディングバーンが改修されて、ヒルサイズが106mに延長されました。 また、サマーシーズンのプラスティックシャンツェ対応になり、ナイター設備も整えられて、最も新しいFISの基準に適合した、国内でも唯一のシャンツェに生まれ変わりました。 それに伴い、名称も「クラレ蔵王シャンツェ」に変更されました。

 ナイター設備が整えられたことで、これまで風の条件が不安定だった昼間の試合時間にこだわる必要がなくなったのでしょう。 蔵王では風の条件がより落ち着くと言われている、夕方からの試合開始となりました。 初日は平日である金曜日の開催でしたが、多くの観客が詰めかけて賑わいました。 日本のエース、高梨がどれだけ飛距離を伸ばすのか、どういう勝ち方をするのかに、観客の注目が集まった試合となりました。

 この日の蔵王は、気温が-6℃前後まで下がり、また濃いガスと強い風に悩まされるあいにくの条件となってしまいました。 途中で風待ちのブレイクが多く、競技は1stラウンドのみで打ち切られることとなりました。 札幌大会で連勝して意気上がる 高梨沙羅(クラレ)が、スタートゲートに入っては何度も風待ちを強いられる厳しい条件の中でも平静を保ち、ただ一人ヒルサイズに届くビッグジャンプを見せて優勝しました。
カメラ  Nikon D800E
レンズ  Ai AF-S Nikkor ED300mmF4D(IF)
感度  ISO1600


Sara Takanashi
優勝した高梨沙羅 (クラレ)
ただ一人ヒルサイズに届く106.0mの飛距離は圧巻でした。(143.4pt(106.0m))


Daniela Iraschko-Stolz
2位のダニエラ・イラシュコシュトルツ (AUT) 。(127.2pt(94.5m))


Maja Vtic
3位のマヤ・ヴティチ (SLO) 。(125.3pt(96.0m)


Yuki Ito
7位の伊藤有希 (土屋ホーム)
(113.4(88.0m)


Yuka Seto
13位の勢藤優花 (北海道メディカル・スポーツ専門学校) 。(108.4(99.5m))



濃いガスが出て視界が極端に悪かった、この日のクラレ蔵王シャンツェ。撮影も困難でした。


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