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2006札幌遠征記 その1




■企画立案■
 日本でスキージャンプのファンをやっている以上は必ず詣でなければならない土地、札幌(ぇ)。 最近は白馬でワールドカップを開催しなくなってしまって、冬のワールドカップを日本で見ようとすれば札幌に行くしかありません。 いや、行って見てくるだけなら簡単ですが、私の場合は「観戦+写真撮影」になるので、撮影機材の問題とか色々あって札幌でのスキージャンプ観戦はこれまで実現できなかったのです。

 しかし気がつけばもう2005−2006シーズン。 来年2007年には札幌でノルディックスキー世界選手権が開かれます。 ぶっつけ本番で世界選手権を見に行くよりは、最低一回は”予行演習”をしておきたいと思っていたので、札幌に行くとすれば今年しかありません。 高い金をかけて見に行くなら、ワールドカップ札幌大会しかないべ?(笑)  今シーズンは2006年1月21日〜22日、大倉山のラージヒルで個人戦が2戦。 一日目がナイトゲームで二日目がデーゲームというのはいつもと同じパターンなので、一日目(土曜日)の初便の飛行機で札幌に行き、一泊した後、二日目(日曜日)の夕方の飛行機で帰ってくれば、仕事も休まずに済みそうです。

 今回同行することになったのは、昨年9月のグランプリスキージャンプ白馬大会を一緒に見に行った友人のK氏。 話を振ったら二つ返事でゴーサインを出してくれました。つーか、本人かなりやる気満々(爆)。 あの土砂降りの二日間でよくぞスキージャンプ観戦を嫌いにならなかったものだと、いまだに感心しておりますよ(笑)。 旅行会社が企画する格安のフリープランを使うことにして、旅券の調査と手配は全面的に彼に任せることにしました。 ‥‥伊丹空港発着でホテル一泊がついて一人頭30k強ですと? 安い安い、じゅうぶん安い。

■撮影機材■
 今回の札幌遠征は、昨年12月の発売開始と同時に購入した最新デジタル一眼レフ Nikon D200 がスキージャンプ撮影に使えるかどうか、実戦で試すことができるまたとないチャンスでもありました。 万が一のことも考えて使い慣れた Nikon F3/T も持っていくことにして、その結果を見て2007年世界選手権で使う機材を検討するつもりで。 撮影機材は機内持ち込みができる分量に抑えることを前提にしていたので、装備の選定と梱包にはずいぶん神経を使うことになりましたが、最終的に次のような装備で臨むことにしました。

カメラボディ:
●Nikon D200(バッテリーパックMB-D200付)
●Nikon F3/T(モータードライブMD-4付)
●Nikon COOLPIX5700

レンズ:
●AiニッコールED300mmF2.8S(IF)<New>
●AiAFニッコール35mmF2D
●AiAFニッコール20mmF2.8D

記録メディア:
●Lexar Media 80x 2GB CF ×2枚(D200用)
●SanDisk ULTRA II 1GB ×1枚(COOLPIX5700用)
●コニカカラー ズームスーパー800(36EX) ×5本(F3/T用)

 あとは予備バッテリーとかクリーニングキットとか、必要なものを適宜。 これらの機材をカメラバッグに詰めて、着替えは別のリュックにひとまとめにして、計2個口。 三脚は持っていきませんでした。 カメラバッグの方は機内持ち込みも難なくOKでしたが、案の定パンパンに膨れあがります。 予備機材を入れてるから尚更だ。

 一方K氏の機材は、ボディが Canon EOS20D 。 レンズは純正300mmF4(IS付)、純正70〜200mmF2.8(IS付)、1.4倍エクステンダー、SIGMAの標準ズーム‥‥ってあんた本気すぎ。 件の白レンズ2本を彼が買う時、私もその場で見ていたのですが、高価な白レンズを2本も新品で一気に買いそろえるその姿に「漢」を感じましたよ。 後光が差して見えましたぜ(笑)。

■懸案事項■
 大倉山ジャンプ競技場のラージヒルで観戦と撮影をするのは今回が初めて。 これまで白馬のラージヒルは何度も経験していますが、その経験がそのまま活かせるかどうかわからない部分も多く、また Nikon D200 をスキージャンプの撮影に使うのも初めてなので、出発前から不安要素はたくさんありました。

Nikon D200 のバッテリーは気温-10℃近い条件でどの程度使用に耐えるのか。
Nikon D200 のバッテリーは1試合の撮影でどの程度消耗するのか。
Nikon D200 に300mm望遠の組み合わせ(450mm相当)で、良い絵は得られるのか。
●大倉山の観客席は白馬のそれと構造が違うようだが、ベストポジションを確保できるのか。
●大倉山の夜間照明は白馬と比べて明るいのか、暗いのか。撮影できる明るさなのか。
●午前中から昼にかけて観客席からは逆光になるようだが、その光で撮影は可能なのか。

 項目として列挙するとこんな感じでしょうか。そして何よりも不安だったのが、

●試合当日の天候は大丈夫か。つーか吹雪いたりせーへんやろな、おい!

ということでした(笑)。 こうして数々の懸案事項を抱えたまま、出発当日を迎えます。

■早朝出発■
 2006年1月21日(土)、朝。 K氏とは伊丹空港で朝7時頃合流することになっているので、三宮を6時過ぎに出る空港リムジンバスに乗ることに。 始発の6時05分のバスが満席になってしまい、一本後の6時15分発に変更。 40分ほどで伊丹空港に到着。 すぐにK氏と合流して、衣類を詰めた私のリュックだけ先に預けてから、空港内のレストランで朝食を摂ることにします。 とりあえず食べたものは写真撮っておこうね。


‥‥業務用カレーのかほりが実に麗しい(謎)。 朝っぱらからカレーかよとか言うな。

 乗る飛行機は8時20分発のJAL2001便。 使用する機種はB747-400です。 おぉ、JALの古い方の塗装ですか。 個人的にこういうデカい旅客機にはあまり興味がわかないんだけど(何)、今後は乗る機会が減る機種らしいので、ちょうどいいかな。 搭乗口の窓から見えるB747-400をパチリ。 この飛行機のカーゴに、前日私が仕事で梱包した札幌の代理店宛荷物が入っているのかと思うと、妙に感慨深いものが‥‥(ねぇよ)。



 この日の機内は見事なくらいに満席。 後部座席一帯に陣取って賑やかに騒いでいる高校生たちは、修学旅行で富良野にスキーをしに行くのだそうな。 (と、後に機内で放送があった) ええなぁ。 おいらの時代にゃ、よほどのブルジョワな学校でない限り、修学旅行で飛行機に乗ることなんかなかったぞい。 ちなみに私は、修学旅行と名の付くモンは九州にしか行ったことがない。 一度で良いから北の方に行きたかったなぁ。

 上の写真を見てもらえればわかるように、この日の大阪は多少雲はあるものの、穏やかな晴れの天候。 座った座席が窓際ではなかったから外の様子は見られないけど、フライトは非常に順調だったようです。 新千歳に到着するまでは約1時間30分、寝てりゃええかとか思っていても何故か寝られへんのよ。 普段乗っている地下鉄15分間では立っていても寝るつーのに、不思議なもんじゃ。 結局一睡もできないまま新千歳空港に到着してしまいました。

■札幌到着■
 新千歳に降り立って周囲を見渡してみて、だだっ広さに何故か感動(笑)。 周囲が建物だらけの伊丹とは正反対の光景がとてもいい感じです。 外の気温は-5℃くらいだそうだけど、あまり寒く感じないのは風がほとんど吹いていないせいかな。 時間が惜しいので、すぐにJRに乗り換えて快速エアポートで札幌に向かいました。 せっかく「uシート」の指定席がとれたのに、列車内の写真を一枚も撮らなかったのは失策やったな。

 40分弱ほど列車に揺られ、昼前には札幌駅に到着しました。 小学生の頃にじーちゃんに連れられて来たことがあるんですが、当然その当時の面影など記憶に残っているはずもなく、まったく初めての土地に降り立つ気分です。 天気は晴れ、時々雪がちらつく程度で、風もなく穏やかな天候です。 この天候が夕方まで保てば、今日のコンディションは最高なんやけどなー。

 ホテルのチェックインの時間まではまだ余裕があったので、カメラ片手にブラパチしながら町中を散策することにしました。 二日間の予定の中で観光客らしい行動をとれそうな時間帯は、この日の日中しかなかったからね。 で、まずは出発点であるところの、自分が降り立った札幌駅の玄関口。



 駅を南側に出たところには、早速このようなものが。駅前で見かけるとは思わなかった。



 2007年の世界選手権では、この札幌駅前で表彰式が行われることになるのかな?  日本人が参加する競技が強くなれば理想的だけど、このアピールがもっと全国的に浸透して、たくさん人が集まるといいですね。

 ホテルまでの道中で少し寄り道をすれば、赤煉瓦の建物で有名な重要文化財「北海道庁旧本庁舎」があるので、早速そこへ足を運んでみます。 雪に埋もれた姿も乙かもしれない。





 ‥‥この日の段階で積雪70cm以上という札幌、「乙」を通り越して「雪に埋もれすぎ」です(笑)。 中の展示まで見ていけばいいものを、建物の写真を撮るだけ撮って満足してしまう我々。 この辺の行動からして、観光客としてはかなり捻くれております。

 昼になって小腹も空いてきたので、昼飯を食べられそうな店を探して繁華街の方へと足を運びます。 大通りを中心に除雪はしっかりしていたので交通の混乱は無さそうでしたが、歩道にはうずたかく積まれた雪の山。 雪道に慣れていない関西人ですから、重い荷物を担ぎ、足元に気を遣いながら歩くのは骨が折れます。



 そして歩道の至る所で見かけたのが、こういう光景↓。 このまま雪が解ける時季まで、この自転車たちが雪の山から発掘されることは無いんだろうか(笑)。 関西では到底見ることができないという意味では、貴重な光景ですわな。



 大通公園を通り過ぎて狸小路へ。 東西一往復して脚が疲れたところで、手近な店に入って昼食。 「ちゃんこラーメン」という文字が目についた「ぽんぽこ亭」でそのちゃんこラーメンを食します。



 正直なところどの辺が「ちゃんこ」なのかよくわからないのだが(ぉ)、多少油が多いものの味は素直な醤油ラーメンという感じ。 最近は背脂系のこってりしたラーメンがあちこちに氾濫して、こういうシンプルな味付けのラーメンが減ってしまって悲しいですね。 味は普通に美味かったので、満足であります。 昼飯時だというのに、店内ホールを切り盛りする店員が2名だけというのは、傍目にも辛そうだよ。何とかしてあげて。

 今回の宿泊は、大通に面した場所に建つ「札幌後楽園ホテル」。 ガイドブックの解説によれば「お手頃価格のシティホテル」なのだそうだが、普段私が泊まるホテルのレベルから比べたらものすごく高級だ(笑)。 チェックインの時間まで小一時間余っていたので、そのホテルの1階に入っている喫茶店「アトリウムラウンジ コンフォール」でお茶をしばくことにします。 メニューを見たら、チョコレートフェア?なるものを開催中とか。 気分的に重いものは避けたかったので、ショコラシフォンケーキと紅茶に決定。



‥‥なんか食ってばかりやな、我々。でも美味いからいいのだ。

 チェックインを済ませて通された部屋は、11階のツインルームでした。 エスコートをしてくれたホテルの若いおねーちゃん、私のカメラバッグ重かったでしょ?(笑) ごめんね。 部屋の窓から見下ろすと目の前に大通公園があって、天気の良さも相まって眺望は非常に良好です。 荷物を片付け、撮影機材の準備をし、防寒の身支度を整えてから、いよいよ大倉山ジャンプ競技場に向かいます。

「2006札幌遠征記 その2」へ続く−



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