あるびれおCo.伴星〜電脳支部 | [コーナーのトップページへ戻る] |
2007−2008 Ski Jumping トピックス |
フィンランドチームの大黒柱として約15年にわたって第一線で活躍し、今シーズンはジャンプ週間の総合優勝とワールドカップの個人総合3位という見事な成績を挙げていた ヤンネ・アホネン(FIN)(30歳)が、3月26日に公式に引退を発表しました。 オリンピックのメダルには恵まれなかったものの、世界選手権の優勝は2回、ジャンプ週間の総合優勝は5回、ワールドカップの個人総合優勝は2回、ワールドカップ通算勝利数は歴代3位の36勝という、押しも押されぬ「歴史に残る名ジャンパー」でした。
2007年世界選手権札幌大会ラージヒル団体戦にて。アホネンの2本目のジャンプ。
2月から3月にかけて国内で行われた主要公式戦の結果を簡単にまとめておきます。
●2月17日 第86回全日本スキー選手権大会ラージヒル競技件第49回NHK杯ジャンプ大会
大倉山ジャンプ競技場 ラージヒル HS134 / K120
男子組は湯本史寿(東京美装)が136.5mと135.0mを飛んで圧勝。 2位は高柳太郎(日本空調サービス)、3位は細山周作(雪印乳業)でした。
女子組は小浅星子(札幌環境サービス)が105.5mと119.0mを飛んで優勝しました。
●3月1日 第79回宮様スキー大会国際競技会ノーマルヒル
宮の森ジャンプ競技場 ノーマルヒル HS100 / K90
悪天候のため1本のジャンプで打ち切られました。 優勝は99.0mを飛んで遠藤悠介(清光社スキークラブ)でした。 2位は遠藤晃太(アインズ)、3位は吉岡和也(土屋ホーム)でした。
●3月2日 第79回宮様スキー大会国際競技会ラージヒル
大倉山ジャンプ競技場 ラージヒル HS134 / K120
優勝は128.0mと123.0mを飛んだ渡瀬雄太(雪印乳業)でした。 2位は金子祐介(東京美装)、3位は西森享平(丸善食品工業)でした。
●3月8日 第20回国際蔵王ジャンプ大会NHK杯
山形市蔵王ジャンプ台場 ノーマルヒル HS100 / K90
男子はFISカップ、女子はコンチネンタルカップのカテゴリで試合が行われました。 男子の優勝は山田大起(北野建設)。93.0mと96.5mを飛んで今季初勝利です。 2位はフロリアン・シャベライター(AUT)、3位は小山内佳彦(東京美装)でした。
女子はアネッテ・ザーゲン(NOR)が89.0mと93.5mを飛んで優勝、 2位はジャクリーン・ゼイフリーズベルガー(AUT)、3位はダニエラ・イラシュコ(AUT)でした。
●3月9日 第20回国際蔵王ジャンプ大会山形市長杯
山形市蔵王ジャンプ台 ノーマルヒル HS100 / K90
男子の優勝は90.0mと98.0mを飛んだクリスチャン・ウルマー(GER)でした。 2位は伊藤謙司郎(下川商業高)、3位は金子祐介(東京美装)でした。
女子はこの日もアネッテ・ザーゲン(NOR)が優勝。 88.0mと93.0mを飛ぶ圧勝でした。 2位はダニエラ・イラシュコ(AUT)、3位はジェシカ・ジェローム(USA)でした。
●3月21日 第32回伊藤杯宮の森ナイタージャンプ大会
宮の森ジャンプ競技場 ノーマルヒル HS100 / K90
ワールドカップも終わって遠征していた選手も帰国し、シーズン最後を締めくくる伊藤杯が行われました。
男子組の優勝は86.5mと92.5mを飛んだ湯本史寿(東京美装)でした。 2位は栃本翔平(北海道尚志学園高)、3位は原田侑武(札幌光星高)でした。
女子組は山田いずみ(神戸クリニック)が83.5mと93.0mを飛んで優勝しました。
●3月22日 第9回伊藤杯シーズンファイナル大倉山ナイタージャンプ大会
大倉山ジャンプ競技場 ラージヒル HS134 / K120
シーズン最終戦となる伊藤杯ファイナルです。 男子組を制したのはワールドカップ遠征から帰国して参加した栃本翔平(北海道尚志学園高)。 112.5mと131.5mを飛んでワールドカップ遠征で鍛えた力を見せつけました。 2位はコンバインドの高橋大斗(土屋ホーム)、3位は湯本史寿(東京美装)でした。
女子組はエースの山田いずみ(神戸クリニック)が99.5mと105.5mを飛んで優勝しました。
伊藤杯ファイナルの競技が終わった後には、今季を最後に競技生活を退く選手の引退セレモニーが行われました。 今年の引退セレモニーを行ったのは次の6名です。
金子祐介(東京美装)
西下和記(小樽ジャンプクラブ)
岡村創太(雪印乳業)
佐貫哲朗(札幌大)
瀬戸孝司(札幌大)
片山豊(太陽グループ)
今シーズンのワールドカップの最後を締めくくる、お馴染みのプラニツァのフライングヒルです。 HSが215m、K点が185mの、世界最大規模となるフライングヒルを使って、個人戦が2試合と団体戦が1試合行われました。 この大会を持って総合成績の順位が全て確定するわけですが、個人総合成績の優勝はトマス・モルゲンシュテルン(AUT)が、国別成績の優勝はオーストリアが、それぞれ既に決めてしまっており、総合優勝争いではなく総合順位争いでしのぎを削る試合になりました。
●3月14日 プラニツァ(スロヴェニア) 第30戦 フライングヒル個人 HS215 [リザルト]
この日の天候は曇り、気温は9.8〜9.5℃、雪温は-9.0℃、風速は0.2〜2.4m/sでした。 試合は現地時間の夕方に行われました。
優勝したのはモルゲンシュテルンに次いで個人総合成績2位を走るグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)。 1stラウンドでこの日の最長不倒距離となる232.5mを飛んでトップに立ち、2ndラウンドでも225.0mを飛んで逃げ切りました。 2位はヤンネ・アホネン(FIN)、3位はビョルン・アイナー・ルメレン(NOR)でした。
日本勢は伊東大貴(土屋ホーム)が195.5mと194.5mを飛んで21位に入ったのが最高。 次いで竹内択(北野建設)が196.0mと191.5mで22位に入りました。 葛西紀明(土屋ホーム)と栃本翔平(北海道尚志学園高)は予選を通過することができませんでした。
●3月15日 プラニツァ(スロヴェニア) 第31戦 フライングヒル団体 HS215 [リザルト]
プラニツァ大会の二日目となるこの日はシーズン最後の団体戦です。 フライングヒルの団体戦は参加選手のスキルが揃わないチームが多いため、参加チーム数はどうしても少なめになってしまいます。 この日は9チームが参加しました。
この日の天候は曇りから晴れ、気温は7.3〜8.4℃、雪温は-5.5〜-5.0℃、風速は0.9〜3.2m/sでした。 優勝したのはシーズン終盤戦からチーム力の安定感が群を抜いているノルウェー(ヒルデ/ヤコブセン/バルダル/ルメレン)。 2位はフィンランド(ハッポネン/M.ハウタマキ/J.ハウタマキ/アホネン)、3位はオーストリア(コッホ/モルゲンシュテルン/コフラー/シュリーレンツァウァー)でした。 日本(伊東/葛西/竹内/栃本)は7位に終わりました。
●3月16日 プラニツァ(スロヴェニア) 第32戦 フライングヒル個人 HS215 [リザルト]
最後の試合は個人戦。 前の試合までの結果から、エントリーしている選手のうちで個人総合成績上位30名と、開催国枠として地元スロヴェニアの選手2名を追加した計33名で競技が行われました。
この日の天候は雨。 気温は7.4〜8.4℃、雪温は-3.5℃、風速は0.1〜2.2m/sでした。 現地の風の条件が比較的落ち着く昼前の時間帯での試合でしたが、雨が降るあいにくの天候は残念でしたね。
優勝したのはグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)。 1stラウンドでは217.0m、2ndラウンドでは231.0mを飛んで、今季6勝目。 個人戦ではこれで4試合連続勝利になります。 2位はマルティン・コッホ(AUT)、3位はヤンネ・ハッポネン(FIN)でした。
日本勢は伊東大貴(土屋ホーム)が181.5mと202.5mを飛んで20位に入ったのが最高。 竹内択(北野建設)は191.0mと189.5mで23位でした。 葛西紀明(土屋ホーム)は127.0mで32位となり、2ndラウンドに進むことができませんでした。
この大会をもって今シーズンのワールドカップは全ての日程を終了しました。 主な選手の総合成績は以下の通りです。
1. Thomas Morgenstern (AUT) 1794 2. Gregor Schlierenzauer (AUT) 1561 3. Janne Ahonen (FIN) 1291 4. Tom Hilde (NOR) 1228 5. Anders Bardal (NOR) 942 6. Anders Jacobsen (NOR) 827 7. Andreas Kuettel (SUI) 778 8. Janne Happonen (FIN) 755 9. Simon Ammann (SUI) 728 10. Wolfgang Loitzl (AUT) 715 11. Bjoern Einar Romoeren (NOR) 690 12. Adam Malysz (POL) 932 13. Andreas Kofler (AUT) 627 14. Martin Koch (AUT) 569 15. Jernej Damjan (SLO) 522 16. Michael Neumayer (GER) 507 17. Roman Koudelka (CZE) 411 18. Dmitry Vassiliev (RUS) 288 19. Martin Schmitt (GER) 273 19. Matti Hautamaeki (FIN) 273 21. Arthur Pauli (AUT) 261 22. Denis Kornilov (RUS) 247 23. David Lazzaroni (FRA) 239 24. Emmanuel Chedal (FRA) 234 25. Robert Kranjec (SLO) 233 26. Harri Olli (FIN) 210 27. Michael Uhrmann (GER) 185 28. 竹内択 (北野建設) 180 29. Manuel Fettner (AUT) 160 30. Kamil Stoch (POL) 157 31. 伊東大貴 (土屋ホーム) 133 34. 葛西紀明 (土屋ホーム) 122 35. 栃本翔平 (北海道尚志学園高) 109 58. Mario Innauer (AUT) 18 58. 湯本史寿 (東京美装) 18 58. Veli-Matti Lindstroem (FIN) 18 58. Vincent Descombes Sevoie (FRA) 18 58. Nikolay Karpenko (KAZ) 18 63. Jure Bogataj (SLO) 16 63. Dimitry Ipatov (RUS) 16 63. 岡部孝信 (雪印乳業) 16 75. 東輝 (日本空調サービス) 7 80. Stafan Kaiser (AUT) 3 80. 渡瀬雄太 (雪印乳業) 3また、国別成績は次のようになりました。1. Austria 6734 2. Norway 5302 3. Finland 3627 4. Switzerland 1752 5. Germany 1688 6. Slovenia 1519 7. Russian Federation 1001 8. Japan 888 9. Czech Republic 820 10. Poland 804 11. France 541 12. Italy 91 13. Kazakhstan 54 14. Sweden 9 15. Korea 6([ワールドカップジャンプ全日程])
ノルディックトーナメントの最終戦はノルウェーの首都、オスロでの開催。 現在定期開催している国際競技大会としては最古とさえ言われる、ホルメンコーレン国際ジャンプ大会と兼ねます。 これが今シーズンのワールドカップでは最後のラージヒル個人戦となります。
●3月9日 オスロ/ホルメンコーレン(ノルウェー) 第29戦 ラージヒル個人 HS128 [リザルト]
この日の天候は曇り。 気温は6.5〜6.0℃、雪温は-1.8〜-0.7℃、風速は0.2〜2.9m/s。 この時期のオスロとしてはだいぶ暖かい天気だったようですが、濃霧に悩まされたりすることは無かったようです。
優勝したのはグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)。 1stラウンドで125.0mを飛んでトップに立ち、2ndラウンドでも123.5mまで飛距離を伸ばして、ノルディックトーナメント後半戦2連勝。 これが今シーズン4勝目となります。 2位はリレハンメル大会でも大きなジャンプを見せていたトム・ヒルデ(NOR)、3位はビョルン・アイナー・ルメレン(NOR)でした。
日本勢は公式練習から大きなジャンプが出ていましたが、本戦では栃本翔平(北海道尚志学園高)が115.5mと112.5mを飛び12位に入る健闘を見せました。 彼自身、この成績は今シーズンのワールドカップでは最高位のものです。 以下、竹内択(北野建設)が23位、葛西紀明(土屋ホーム)が27位に入りました。 伊東大貴(土屋ホーム)は33位で2ndラウンドに進むことができませんでした。
ノルディックトーナメントの最終結果は次の通りです。1. Gregor Schlierenzauer (AUT) 897.6 2. Tom Hilde (NOR) 878.5 3. Janne Happonen (FIN) 876.8 4. Janne Ahonen (FIN) 855.5 5. Anders Bardal (NOR) 854.0 6. Thomas Morgenstern (AUT) 842.2 7. Andreas Kofler (AUT) 823.1 8. Adam Malysz (POL) 820.2 9. Anders Jacobsen (NOR) 818.7 10. Martin Koch (AUT) 804.8 17. 栃本翔平 (北海道尚志学園高) 718.6 19. 竹内択 (北野建設) 674.4 31. 葛西紀明 (土屋ホーム) 478.8 32. 伊東大貴 (土屋ホーム) 475.3 45. 湯本史寿 (東京美装) 256.8ワールドカップ個人総合成績は、トマス・モルゲンシュテルン(AUT)(1768)が1位、2位がグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)(1361)、3位がヤンネ・アホネン(FIN)(1166)です。 日本勢は竹内択(北野建設)(163)が27位、葛西紀明(土屋ホーム)(122)が33位、伊東大貴(土屋ホーム)(112)が34位、栃本翔平(北海道尚志学園高)(109)が35位、湯本史寿(東京美装)(18)が57位タイ、岡部孝信(雪印乳業)(16)が62位タイ、東輝(日本空調サービス)(7)が75位、渡瀬雄太(雪印乳業)(3)が79位タイです。 国別成績は、1位がオーストリア(6047)、2位がノルウェー(4583)、3位がフィンランド(3006)です。 日本(750)は8位。順位を一つ上げましたが、9位のポーランドとはわずか1ポイント差です。
次の試合で今シーズンのワールドカップの日程は全て終わることになります。 最終戦はすっかりおなじみとなったスロヴェニアのプラニツァで、HS215のフライングヒル。 個人戦が2試合と団体戦が1試合予定されています。 ([ワールドカップジャンプ全日程])
ラハティでの天候不良でスケジュールの変更を余儀なくされた今年のノルディックトーナメントも、2試合を終えていよいよ後半戦。 試合の舞台はノルウェーに移されます。 まずは1994年冬季五輪開催地であるリレハンメルです。
●3月7日 リレハンメル(ノルウェー) 第28戦 ラージヒル個人 HS138 [リザルト]
この日の天候は曇り。時々雪もちらついたようです。 気温は0.0〜-1.8℃、雪温は-5.0〜-5.3℃、風速は0.1〜3.5m/s。 風の条件の差が大きい試合となった模様です。
優勝したのはグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)。 1stラウンドで132.0mを飛んで2位につけると、2ndラウンドも129.5mと安定した飛距離をマークして、逆転優勝を遂げました。 2位はアンドレアス・キュッテル(SUI)、3位はヤンネ・ハッポネン(FIN)でした。
日本勢は伊東大貴(土屋ホーム)が117.5mと113.0mを飛んで21位に入ったのが最高。 以下、竹内択(北野建設)は24位、栃本翔平(北海道尚志学園高)は25位でした。 35位タイの葛西紀明(土屋ホーム)と43位の湯本史寿(東京美装)は2ndラウンドに進むことができませんでした。
([ワールドカップジャンプ全日程])
3月に入って今シーズンのワールドカップもいよいよ終盤戦です。 最初の試合はフィンランドのラハティで、ラージヒル団体戦とラージヒル個人戦が1試合ずつ予定されていましたが、当地の風の条件が芳しくなかったために、団体戦も個人戦も試合がキャンセルされてしまいました。 個人戦はこの大会から始められるノルディックトーナメントの緒戦を兼ねているので、次の試合開催地である同国クォピオに場所を移して順延されました。
●3月1日 ラハティ(フィンランド) 第25戦 ラージヒル団体 HS130 [リザルト]
前日の公式練習は3ラウンド行われましたが、この日の団体戦では強風が収まらずに試合中止となりました。
●3月3日 クォピオ(フィンランド) 第26戦 ラージヒル個人 HS130 [リザルト]
当初、ラハティ大会の2日目の競技として予定されていた第26戦ラージヒル個人戦ですが、当日はやはり風の条件が芳しくなく、試合がキャンセルされました。 クォピオに場所を移して3月3日に競技が行われました。
ナイトゲームで行われたこの日の試合、天候は曇り、気温は-13.0℃、雪温は-11.0℃、風速は0.4〜3.0m/s。 風の条件が競技途中から悪化したため、1ラウンドのみで競技が行われました。
優勝は134.5mを飛んだヤンネ・ハッポネン(FIN)でした。 今シーズン初勝利です。 2位はグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)、3位はアンデルス・ヤコブセン(NOR)でした。 日本勢は119.0mを飛んだ伊東大貴(土屋ホーム)が26位に入ったのが最高。 葛西紀明(土屋ホーム)は119.5mで27位、栃本翔平(北海道尚志学園高)は118.0mで29位でした。 湯本史寿(東京美装)は36位、竹内択(北野建設)は42位で、この二人はワールドカップポイントを獲得することができませんでした。
●3月4日 クォピオ(フィンランド) 第27戦 ラージヒル個人 HS130 [リザルト]
この日の競技もナイトゲームで行われました。 天候は雪、気温は-8.0℃、雪温は-8.0℃、風速は0.3〜1.5m/sでした。
優勝はヤンネ・アホネン(FIN)。 1stラウンドで122.5mを飛んでトップに立ち、2ndラウンドでも126.0mまで飛距離を伸ばして逃げ切りました。 これで今季3勝目になります。 2位はアンデルス・バルダル(NOR)、3位はトム・ヒルデ(NOR)でした。
日本勢は栃本翔平(北海道尚志学園高)が112.0mと115.5mを飛んで20位に食い込んだのが最高成績でした。 竹内択(北野建設)は24位に入ってワールドカップポイントを獲得。 35位の葛西紀明(土屋ホーム)と43位の伊東大貴(土屋ホーム)、45位の湯本史寿(東京美装)は2ndラウンドに進むことができませんでした。
ワールドカップ個人総合成績は、既に今シーズンの個人総合優勝を決めているトマス・モルゲンシュテルン(AUT)(1686)が1位、2位がグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)(1161)、3位がヤンネ・アホネン(FIN)(1098)です。 日本勢は竹内択(北野建設)(148)が28位、葛西紀明(土屋ホーム)(118)が32位、伊東大貴(土屋ホーム)(102)が34位、栃本翔平(北海道尚志学園高)(81)が37位、湯本史寿(東京美装)(18)が56位タイ、岡部孝信(雪印乳業)(16)が61位タイ、東輝(日本空調サービス)(7)が74位、渡瀬雄太(雪印乳業)(3)が79位タイです。 国別成績は、1位がオーストリア(5601)、2位がノルウェー(4238)、3位がフィンランド(2809)です。 日本(693)は8位から9位へと順位を一つ下げました。
次の試合からノルディックトーナメントは舞台をノルウェーに移します。 3月7日にリレハンメルでラージヒル個人戦、3月9日にオスロでラージヒル個人戦を行う予定です。 ([ワールドカップジャンプ全日程])
2年に一度開催されるフライングヒルの世界選手権です。 今年はドイツのオーベルシュトドルフで行われました。 日本チームからは、竹内択(北野建設)/葛西紀明(土屋ホーム)/伊東大貴(土屋ホーム)/栃本翔平(北海道尚志学園高) の4名が参加しました。 2006年の前回大会(オーストリアのバートミッテルンドルフで開催)には日本チームは参加しなかったので、2004年のプラニツァ大会以来4年ぶりの参加となります。
●2月22〜23日 オーベルシュトドルフ(ドイツ) 個人戦 フライングヒル HS213 [リザルト]
2日間合計4本を飛んで順位を決める個人戦です。 予選で40名、1日目の結果で30名に選手数を絞り込みます。
1日目の天候は曇り、気温は2.0〜1.5℃、雪温は-1.5℃、風速は0.2〜1.7m/s。 2日目の天候は晴れ、気温は10.0〜9.5℃、雪温は-1.0℃、風速は0.4〜1.6m/s。 いずれも夕方からの競技でしたが、暖冬の影響か気温はかなり高いです。
優勝したのはグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)(212.0m/217.5m/208.5m/211.5m)。 世界スキーフライング選手権初参加で初優勝となります。 2位はマルティン・コッホ(AUT)(215.5m/221.0m/213.0m/201.5m)、3位はヤンネ・アホネン(FIN)(210.5m/206.5m/209.0m/208.5m)でした。 日本勢は、栃本翔平(北海道尚志学園高)(183.5m/174.5m/185.0m/180.5m)が25位に入ったのが最高の成績。 伊東大貴(土屋ホーム)(187.0m/180.5m/176.0m/168.0m)は27位でした。 35位の葛西紀明(土屋ホーム)と39位の竹内択(北野建設)は2日目の競技に進むことができませんでした。
●2月24日 オーベルシュトドルフ(ドイツ) 団体戦 フライングヒル HS213 [リザルト]
3日目に行われた団体戦は、13チームがエントリーしました。 優勝したのはワールドカップの国別成績で圧倒的な強さを誇っているオーストリア(コッホ/モルゲンシュテルン/コフラー/シュリーレンツァウァー)でした。 個人戦で表彰台に2名を送り込んだ強さはさすがですね。 2位はフィンランド(ハッポネン/オッリ/M.ハウタマキ/アホネン)、3位はノルウェー(ルメレン/バルダル/ヒルデ/ヤコブセン)でした。 日本(伊東/葛西/竹内/栃本)は7位でした。
この大会はワールドカップとは別枠で設けられた試合なので、ワールドカップポイントの加算などの措置はありません。
次週からはまたワールドカップの試合が再開されます。 次の開催はフィンランドのラハティ。3月1日〜3月2日の日程で、団体戦と個人戦を1試合ずつ行います。 個人戦はノルディックトーナメントの緒戦になります。 いよいよワールドカップも終盤戦、疲労もピークに達しているかもしれませんが、ここからが本当のラストスパートです。 ([ワールドカップジャンプ全日程])
この週のワールドカップの舞台は、ドイツのヴィリンゲン。 K点130m、HS145mの、FIS公認のラージヒルとしては世界最大となるミューレンコプフ・シャンツェで、団体戦と個人戦を1試合ずつ行いました。
●2月16日 ヴィリンゲン(ドイツ) 第23戦 ラージヒル団体 HS134 [リザルト]
今シーズン2試合目となる団体戦です。 この日の天候は快晴。 気温は-3.1〜-3.4℃、雪温は-10.5〜-14.7℃、風速は0.2〜2.7m/s。 オーストリア、ノルウェー、フィンランド、スイス、ドイツ、スロヴェニア、ロシア、ポーランド、日本、チェコ、フランス、カザフスタンの12チームが参加しました。
優勝したのはノルウェー(ルメレン/バルダル/ヒルデ/ヤコブセン)。 開幕当初から好調を維持しているヒルデやバルダルに加え、ここ数週間でめきめきと調子を上げてきたヤコブセンとルメレンが、それぞれの力を出し切った勝利でした。 ノルウェーは開幕戦の団体で勝っていますので、国別対抗成績に表れない「本番に強い」ところを見せたことになりますね。 2位はフィンランド(ハッポネン/オッリ/M.ハウタマキ/アホネン)、3位はオーストリア(コフラー/コッホ/シュリーレンツァウァー/モルゲンシュテルン)でした。
日本勢は 伊東大貴/葛西紀明/竹内択/栃本翔平 のオーダーで臨み、8位に終わりました。
●2月17日 ヴィリンゲン(ドイツ) 第22戦 ラージヒル個人 HS134 [リザルト]
大会二日目は個人戦です。 天候は快晴、気温は前日からかなり上がって、4.6〜2.9℃、雪温は-9.8〜-10.1℃、風速は0.1〜2.4m/sでした。
優勝したのはビョルン・アイナー・ルメレン(NOR)。 1stラウンドで142.0mを飛んで3位につけると、2ndラウンドではこの試合の最長不倒距離となる147.5mを飛んで逆転、今シーズン初勝利を挙げました。 2位は今シーズン初めての表彰台となるイェルネイ・ダミヤン(SLO)、3位はアンデルス・バルダル(NOR)でした。
日本勢はエントリーした全員が予選を通過して本戦に臨みました。 栃本翔平(北海道尚志学園高)が133.5mと137.0mを飛んで19位に入ったのが最高。 伊東大貴(土屋ホーム)は132.5mと136.0mで20位でした。 その他の選手は2ndラウンドに進むことができず、竹内択(北野建設)は33位、葛西紀明(土屋ホーム)は34位、岡部孝信(雪印乳業)は43位、渡瀬雄太(雪印乳業)は45位でした。
ワールドカップ個人総合成績は、トマス・モルゲンシュテルン(AUT)(1632)が1位、2位がグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)(1031)、3位がヤンネ・アホネン(FIN)(969)。 日本勢は竹内択(北野建設)(141)が28位、葛西紀明(土屋ホーム)(114)が32位、伊東大貴(土屋ホーム)(97)が35位、栃本翔平(北海道尚志学園高)(68)が37位、湯本史寿(東京美装)(18)が54位タイ、岡部孝信(雪印乳業)(16)が58位タイ、東輝(日本空調サービス)(7)が73位、渡瀬雄太(雪印乳業)(3)が76位タイです。 国別成績は、1位がオーストリア(5289)、2位がノルウェー(3822)、3位がフィンランド(2512)です。 日本(664)は9位から8位へと順位を一つ上げました。
ワールドカップはここで一旦中断し、来週はドイツのオーベルシュトドルフで世界スキーフライング選手権が行われます。 HS213mのフライングヒルで、個人戦2試合、団体戦1試合が行われます。 ワールドカップの次の試合は、3月に入ってから。 3月1日〜2日、フィンランドのラハティで、ラージヒル団体戦と同個人戦を1試合ずつ行います。 ([ワールドカップジャンプ全日程])
昨年はノルディックスキー世界選手権を開催した札幌。今年は例年と同じようにワールドカップのラージヒルが2試合行われました。 競技にエントリーした選手数は51名と決して多くはありませんでしたが、ワールドカップ個人総合成績の上位10名のうち7名が参加しており、上位争いは非常に技術レベルの高いものとなりました。 今年も現地に出向いて観戦してきましたので、現地で見た感想もあわせてまとめておきます。
●2月2日 札幌/大倉山(日本) 第19戦 ラージヒル個人 HS134 [リザルト] [フォトレポート]
この日の天候は曇り。時折雪がちらつきましたが競技の開催に支障はありませんでした。 気温は-4.6〜-5.2℃、雪温は-5.9〜-6.6℃、風速は0.1〜1.2m/s。 試合はナイトゲームで行われ、夕方前までは比較的強かった向かい風はトライアルラウンドが始まる頃には止み、大倉山としてはかなり落ち着いた風の条件で試合が行われました。
優勝したのはワールドカップ個人総合1位のトマス・モルゲンシュテルン(AUT)。 風が無く各選手の飛距離が伸び悩んだ1stラウンドでは125.5m、スタートゲートが上がってカンテスピードが速くなった2ndラウンドでは131.5mと、それぞれのラウンドで最長の飛距離をマークして圧勝しました。 2位は2ndラウンドで130.0mを飛んだヤンネ・ハッポネン(FIN)、3位はマルティン・コッホ(AUT)でした。
日本勢はエントリーした12名全員が予選を通過しましたが、モルゲンシュテルンに合わせた遅いカンテスピードに苦戦。 その中で竹内択(北野建設)は120.5mと122.0mの安定したジャンプを見せて、日本人選手最高の8位に入りました。 以下、伊東大貴(土屋ホーム)が16位、栃本翔平(北海道尚志学園高)が20位、湯本史寿(東京美装)が23位、葛西紀明(土屋ホーム)が25位、岡部孝信(雪印乳業)が28位でした。 また、33位の吉岡和也(土屋ホーム)、35位の東輝(日本空調サービス)、43位の高柳太郎(日本空調サービス)、44位タイの渡瀬雄太(雪印乳業)、46位の坂野幸夫(雪印乳業)、50位の田中翔太(小樽ジャンプクラブ)は、2ndラウンドに進むことができませんでした。
●2月3日 札幌/大倉山(日本) 第20戦 ラージヒル個人 HS134 [リザルト] [フォトレポート]
札幌大会二日目はいつものように午前中から開始されるスケジュール。 天候は朝のうちは快晴、その後、曇り時々雪。 雪の降り方は軽微なものでした。 気温は-2.1〜-3.3℃、雪温は-2.2〜-1.9℃、風速は0.5〜4.0m/s。 向かい風が強く、風向の変化も大きく、予選ラウンドからスタートを待たされる選手が多かったため、1stラウンドの開始は1時間遅れました。 また強い向かい風に対応させるためスタートゲートは前日よりも低く設定され、カンテスピードは更に遅くなって、風の条件の善し悪しで飛距離が30mも40mも変わってしまうという、予断を許さない試合展開になりました。
この日の優勝もトマス・モルゲンシュテルン(AUT)。 1stラウンドは135.0m、2ndラウンドは139.0mと別格の強さを見せての2連勝です。 2位は前日に引き続きヤンネ・ハッポネン(FIN)、3位はアンデルス・バルダル(NOR)でした。
日本勢ではこの日も竹内択(北野建設)が安定しており、126.0mと115.5mで9位に入る健闘を見せました。 以下、岡部孝信(雪印乳業)が18位、湯本史寿(東京美装)が22位、東輝(日本空調サービス)が24位、伊東大貴(土屋ホーム)が25位でした。 2ndラウンドに進むことができなかった選手は、33位の伊藤謙司郎(下川商業高)、37位の吉岡和也(土屋ホーム)、42位の葛西紀明(土屋ホーム)、43位の細山周作(雪印乳業)、44位の渡瀬雄太(雪印乳業)、49位の高柳太郎(日本空調サービス)、50位の栃本翔平(北海道尚志学園高)の7名でした。
欧州の強豪選手が休養のために休むことが多くなった最近のワールドカップ札幌大会ですが、昨年の世界選手権の効果か、今年は総合成績上位の強豪選手が比較的多く集まったため、観客の注目度も高い試合となりました。 私が観戦・撮影をしていたのは130m付近の観客席の最前列でしたが、急峻な坂を登らねばたどり着けないスタンドの最前列に陣取る観客の多くは知識も豊富で、今回はモルゲンシュテルンを中心に考えたゲート設定になることを十分把握していたようです。 一時は85km/h台まで出た遅いカンテスピードで、自分のジャンプができず失速する選手が続出しても、その中で各選手が実力をきちんと発揮できたのかどうかを見極めようとしていた人は相当に多かったと思います。
一日目の試合は、トライアルラウンド開始前に強い向かい風が吹いていたために低いスタートゲートに設定され、本戦が始まる頃にはその向かい風も弱まったので、カンテスピードが遅いまま試合が進んでいきました。 ただし突風や極端な風向の変化が無かったため、選手毎の風の条件は比較的公平であったと思います。 そのため、選手たちの技術力の高さが問われる、難易度の高い試合となりました。 優勝したモルゲンシュテルンのジャンプが見事だったのは言うまでもありませんし、それ以外の選手たちにも良いジャンプは多く見られました。 追い風基調のシャンツェが多いヨーロッパを転戦している選手にとっては、弱くとも向かい風がある分だけ飛びやすかったのではないでしょうか。
二日目の試合は、強すぎるくらいの向かい風があったために競技の進行が遅れ、選手にとっても観客にとってもストレスがたまる試合だったと言えるでしょうか。 特に1stラウンドはスタート順による条件の違いが大きく、モルゲンシュテルンに合わせた遅いカンテスピードも手伝って、K点に届かない選手が続出しました。 2ndラウンドでは後半で向かい風安定な条件で選手がスタートできたので、最後の方では130mを越えるジャンプの応酬となり、試合は盛り上がりました。 ただしここでもモルゲンシュテルンの強さは群を抜いており、サッツを失敗していたという2ndラウンドのジャンプでもこの日の最長不倒距離139.0mを記録してしまいました。 強い選手には良い風が吹くのがスキージャンプの不思議なところだとよく言われるとおり、この日モルゲンシュテルンに吹いた風は「絶好の向かい風」だったということでしょう。
気になる日本勢は、二日間ともシングルに食い込んだ竹内の健闘が光る一方で、持てる実力を発揮できないまま沈んでいった選手も多く、結果は両極端でした。 特に今大会では遅いカンテスピードが各選手を悩ませ、ロースピードへの対応力とサッツの完成度の高さが大きく問われる内容でした。 私が現地で見た限りでは、向かい風が強いシャンツェの特性に合ったジャンプをする選手ほど、ロースピード時への対応に苦慮しているようです。 大倉山が向かい風基調であるため致し方ないとは思いますが、そのジャンプを続けるだけではヨーロッパの強豪選手たちと対等に渡り合うことはできません。 世界のトップクラスとの差は、まだ依然として大きく開いたままだという印象を受けました。
ワールドカップの個人総合成績は、トマス・モルゲンシュテルン(AUT)(1455)が1位、2位がヤンネ・アホネン(FIN)(845)、3位がグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)(839)です。 日本勢はワールドカップポイントを獲得した選手が増えました。 大会終了後の総合順位では、竹内択(北野建設)(137)が25位タイ、葛西紀明(土屋ホーム)(96)が32位、伊東大貴(土屋ホーム)(86)が35位、栃本翔平(北海道尚志学園高)(39)が40位、湯本史寿(東京美装)(18)が52位タイ、岡部孝信(雪印乳業)(16)が56位タイ、東輝(日本空調サービス)(7)が73位となっています。 国別成績は、1位がオーストリア(4376)、2位がノルウェー(2920)、3位がフィンランド(1899)です。 日本(549)は10位から8位へと順位を上げました。
次の試合は2月8日〜9日、チェコのリベレツでラージヒル2連戦が予定されています。 リベレツは2009年に世界選手権の開催を控えており、来年を見据えた重要な試合となることと思います。 ([ワールドカップジャンプ全日程])
アダム・マリシュの活躍でスキージャンプの人気が高いポーランド。 この週はそのポーランドの中で現在唯一のラージヒルであるザコパネで、個人戦2戦が行われました。 日本チームはワールドカップ遠征組が帰国中ですが、コンチネンタルカップ参戦のためにヨーロッパに渡っていた選手がコンチネンタルカップの試合が急遽参戦することになりました。 (チェコのリベレツで予定されていたコンチネンタルカップの試合が中止になったことを受けた措置のようです)
●1月25日 ザコパネ(ポーランド) 第17戦 ラージヒル HS134 [リザルト]
この日の天候は快晴。 気温は-1.5℃、雪温は-3.0℃、風速は0.1〜2.0m/s。 比較的良好な天候のようですが、この時期として気温はやはり高めですね。
優勝したのはグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)。 1stラウンドでは134.0mを飛んで2位につけ、2ndラウンドでも131.0mと安定したジャンプで逆転し、今季2勝目です。 2位はアンデルス・ヤコブセン(NOR)、3位はトマス・モルゲンシュテルン(AUT)でした。
日本勢は渡瀬雄太(雪印乳業)と細山周作(雪印乳業)が予選を通過しましたが、渡瀬は36位、細山は44位で、どちらも2ndラウンドに進むことができませんでした。 東輝(日本空調サービス)、田中翔太(小樽ジャンプクラブ)は予選を通過することができませんでした。
●1月27日 ザコパネ(ポーランド) 第18戦 ラージヒル HS134 [リザルト]
当初競技が予定されていた1月26日は天候不順で中止となり、翌27日に日程をずらして競技が行われました。 しかし27日も天候は芳しくなく、雪。 気温は-1.8℃、雪温は-2.1℃、風速は0.1〜1.8m/sで、2ndラウンド途中で競技は中止になり、1stラウンドの結果だけで成績が確定しました。
優勝は137.0mを飛んだアンデルス・バルダル(NOR)、2位はトマス・モルゲンシュテルン(AUT)、3位はシモン・アマン(SUI)でした。 前日の試合で11位と精彩を欠いたアダム・マリシュ(POL)はこの日は4位まで順位を上げましたが、表彰台には手が届きませんでした。
日本勢では細山周作(雪印乳業)がただ一人予選を通過しましたが、本戦を棄権したため記録無しに終わりました。
ワールドカップの個人総合成績は、トマス・モルゲンシュテルン(AUT)(1255)が1位、2位がヤンネ・アホネン(FIN)(845)、3位がグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)(839)です。 日本勢は今大会でワールドカップポイントを稼ぐことができませんでしたので、既にポイントを持っている選手の順位変動だけ。 葛西紀明(土屋ホーム)(90)が31位、竹内択(北野建設)(76)が32位、伊東大貴(土屋ホーム)(65)が33位、栃本翔平(北海道尚志学園高)(28)が44位タイ、湯本史寿(東京美装)(1)が75位です。 国別成績は、1位がオーストリア(3973)、2位がノルウェー(2608)、3位がフィンランド(1695)です。 日本(410)はチェコにも抜かれて10位に順位を下げました。
次の試合はいよいよ札幌で行われます。2月2日〜3日、大倉山ジャンプ競技場のラージヒルで個人戦が2戦予定されています。 ([ワールドカップジャンプ全日程])
今シーズン初めてのフライングヒルの試合になります。 世界で最も恐怖感が強いと言われるハラホフのフライングヒルHS205で、個人戦が2戦行われました。 ジャンプ週間が終わり、またワールドカップの日本シリーズが近づいているということもあって、スケジュールや調整の都合で参加を見合わせる選手が増えてきたようです。 今大会でもエントリーした選手は52名と少なく、日本チームも参加していません。
●1月20日 ハラホフ(チェコ) 第15戦 フライングヒル HS205 [リザルト]
当地は気温が高く、風の条件も落ち着かない不安定な気候で、当初試合が予定されていた1月19日は途中まで競技が進められたところで中止が決定されました。 結局、大会二日目である1月20日に第15戦と第16戦の2試合を行うことになりました。
第15戦は1ラウンドのみの勝負でした。 この日の天候は雨。 気温は6.0℃、雪温は-0.1℃、風速は0.2〜2.9m/sと、フライングヒルの試合を行う条件としてはかなり悪いものでした。
優勝したのは199.5mを飛んだヤンネ・アホネン(FIN)、2位はトム・ヒルデ(NOR)、3位はアンデルス・ヤコブセン(NOR)でした。
●1月20日 ハラホフ(チェコ) 第16戦 フライングヒル HS205 中止
第15戦に引き続いて行われた第16戦は、最初の2名の選手が飛び終わったところで条件が悪化したようで、結局中止になってしまいました。
ワールドカップの個人総合成績は、トマス・モルゲンシュテルン(AUT)(1115)が1位、2位がヤンネ・アホネン(FIN)(810)、3位がグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)(707)です。 日本勢は今大会に参加していないので、ポイントの加算はありません。 葛西紀明(土屋ホーム)(90)が28位、竹内択(北野建設)(76)が30位、伊東大貴(土屋ホーム)(65)が32位、栃本翔平(北海道尚志学園高)(28)が41位、湯本史寿(東京美装)(1)が74位です。 国別成績は、1位がオーストリア(3571)、2位がノルウェー(2223)、3位がフィンランド(1553)です。 日本(410)はポーランドに抜かれて9位に順位を下げました。
次の試合は1月25日〜26日、ポーランドのザコパネでラージヒル2連戦が予定されています。 ザコパネ大会にも日本チームは参加しません。 ([ワールドカップジャンプ全日程])
ワールドカップは、シーズン最大のイベントであるジャンプ週間を終えて、気分的に一段落した雰囲気でしょうか。 それでも毎週末に試合が組み込まれており、総合成績上位を伺う選手にとっては「取りこぼし」のできない試合が続きます。 イタリア・プレダッツォのヴァル・ディ・フィエンメにあるラージヒルで個人戦2戦が行われました。
●1月12日 ヴァル・ディ・フィエンメ(イタリア) 第13戦 ラージヒル HS134 [リザルト]
この日の天候は雨。気温は3.7℃、雪温は-0.7℃、風速は0.4〜2.3m/s。 悪天候のため2ndラウンドは最初の選手が飛んで転倒してしまってから中止となり、1stラウンドの結果だけで成績が確定しました。
優勝したのは130.5mを飛んだトム・ヒルデ(NOR)、2位はシグール・ペテルセン(NOR)、3位はヴォルフガング・ロイツル(AUT)でした。
日本勢では調子を上げてきている竹内択(北野建設)が124.0mを飛んで12位に入る健闘。 栃本翔平(北海道尚志学園高)は28位タイでした。 湯本史寿(東京美装)と葛西紀明(土屋ホーム)は予選落ちです。
●1月13日 ヴァル・ディ・フィエンメ(イタリア) 第14戦 ラージヒル HS134 [リザルト]
前日ほどの悪天候ではないものの、この日も雨が降るあいにくの天候。 気温は1.5〜2.0℃、雪温は-0.5℃、風速は0.2〜1.5m/s。 温度が高く湿った雪はいかにも重そうです。
この日の優勝も前日に引き続きトム・ヒルデ(NOR)。 1stラウンドで124.5m、2ndラウンドで128.5mを飛んで、この大会2連勝です。 2位はトマス・モルゲンシュテルン、3位はアンデルス・ヤコブセン(NOR)でした。
日本勢は全く奮わず、一人として2ndラウンドに残ることができませんでした。 栃本翔平(北海道尚志学園高)が33位、湯本史寿(東京美装)が36位に入ったのみ。 好調だった竹内択(北野建設)と葛西紀明(土屋ホーム)は予選落ちしました。
ワールドカップの個人総合成績は、トマス・モルゲンシュテルン(AUT)(1070)が1位、2位がヤンネ・アホネン(FIN)(710)、3位がグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)(707)となりました。 この大会で2連勝したトム・ヒルデ(NOR)(602)が4位につけています。 日本勢は、葛西紀明(土屋ホーム)(90)が27位、竹内択(北野建設)(76)が30位、伊東大貴(土屋ホーム)(65)が32位、栃本翔平(北海道尚志学園高)(28)が40位、湯本史寿(東京美装)(1)が73位です。 国別成績は、1位がオーストリア(3446)、2位がノルウェー(2053)、3位がフィンランド(1417)です。 日本(410)は8位。7位のロシアとのポイント差は52です。
次の試合は1月19日〜20日、チェコのハラホフでフライングヒル2連戦が予定されています。 ([ワールドカップジャンプ全日程])
昨年12月から始まった国内での主要公式戦の結果を簡単にまとめておきます。
●12月15日 第38回名寄ピヤシリジャンプ大会兼第45回北海道新聞社ジャンプ大会
名寄ピヤシリシャンツェ ノーマルヒル HS100 / K90
成年組の優勝争いは接戦になりました。 優勝は92.0mと91.5mを飛んだ田中翔太(小樽ジャンプクラブ) 、2位はわずか0.5ポイントの差で坂野幸夫(雪印乳業)、3位は渡瀬雄太(雪印乳業)でした。
少年組は鈴木翔(札幌手稲スキー協会)が、女子組は山田いずみ(神戸クリニック)が制しました。
●12月16日 第23回吉田杯ジャンプ大会
名寄ピヤシリシャンツェ ノーマルヒル HS100 / K90
この日の優勝は渡瀬雄太(雪印乳業)。ただ一人K点ジャンプを2本揃え、90.0mと91.0mを飛んで優勝しました。 2位は東輝(日本空調サービス)、3位は山田大起(北野建設)でした。
少年組は鈴木亜久里(新井高)が、女子組は山田いずみが制しました。
●1月5日 第49回雪印杯全日本ジャンプ大会
宮の森ジャンプ競技場 ノーマルヒル HS100 / K90
成年組は96.0mと93.0mを飛んだ東輝(日本空調サービス)が優勝しました。 2位は細山周作(雪印乳業)、3位は田中翔太(小樽ジャンプクラブ)でした。
少年組は伊藤謙司郎(下川商業高)が、ジュニアは竹花健汰(札幌八軒東中)が、女子組は山田いずみ(神戸クリニック)が、それぞれ優勝しました。
●1月11日 第36回札幌オリンピック記念国際スキージャンプ大会兼FISコンチネンタルカップスキージャンプ第13戦
宮の森ジャンプ競技場 ノーマルヒル HS100 / K90
優勝したのはシュテファン・ホッケ(GER)。95.0mと97.5mを飛んで、FIS公認大会としては久しぶりの勝利です。 2位は渡瀬雄太(雪印乳業)、3位には2ndラウンドで100.5mの最長不倒距離を飛んだ岡部孝信(雪印乳業)が入りました。
●1月12日 第35回HTBカップ国際スキージャンプ競技大会兼FISコンチネンタルカップスキージャンプ第14戦
大倉山ジャンプ競技場 ラージヒル HS134 / K120
今シーズン初の大倉山でのラージヒル競技です。 優勝は139.0mと119.0mを飛んだユレ・シンコベッチ(SLO)、2位はシュテファン・トゥルンビヒラー(AUT)、3位は坂野幸夫(雪印乳業)でした。
●1月13日 第47回STVカップ国際スキージャンプ競技大会兼FISコンチネンタルカップスキージャンプ第15戦
大倉山ジャンプ競技場 ラージヒル HS134 / K120
この日の優勝は128.0mと141.5mを飛んだバスチアン・カルテンベック(AUT)でした。 2位はオレ・イングバルドセン(NOR)、3位はシュテファン・トゥルンビヒラー(AUT)でした。 日本人選手は岡部孝信(雪印乳業)の5位が最高でした。
●1月14日 第50回HBCカップジャンプ競技会
大倉山ジャンプ競技場 ラージヒル HS134 / K120
独自のノックアウト方式で行われるHBC杯ラージヒル。 昨年は悪天候で競技中止となってしまったので、2年ぶりの開催です。 男子の優勝は決勝で126.0mを飛んだ高野鉄平(日本空調サービス)でした。 2位は岡部孝信(雪印乳業)、3位は西森享平(丸善食品工業)、4位は金子祐介(東京美装)でした。
女子の優勝は山田いずみ(神戸クリニック)、2位は伊藤有希(下川中)でした。
1月4日にジャンプ週間の第3戦を兼ねて行われる予定だったワールドカップスキージャンプ第11戦インスブルック大会は、当地の天候不順により競技がキャンセルされ、次の試合の開催地であるビショフスホーフェンに会場を移して1月5日に順延されました。 初めから予定されていた第12戦とあわせてビショフスホーフェンで2連戦というスケジュールに変更されたことになります。 ジャンプ週間の後半戦となったビショフでの2試合をまとめておきます。
●1月5日 ビショフスホーフェン(オーストリア) 第11戦 ラージヒル HS140 [リザルト]
この日の天候は曇り。 気温は4.0〜3.0℃、雪温は-2.0〜-2.8℃、風速は0.0〜1.5m/s。 この時期としてはやはりかなり暖かい気候で、風の条件は不安定だったようです。
優勝したのはヤンネ・アホネン(FIN)。 1stラウンドで139.5mを飛んでトップに立つと、2ndラウンドでも138.0mまで飛距離を伸ばして、今季初勝利を挙げました。 2位はトマス・モルゲンシュテルン(AUT)、3位はシモン・アマン(SUI)でした。
日本勢は風の条件の不安定さに泣かされ、2ndラウンドに進むことができたのは竹内択(北野建設)のわずか1名だけ。 しかし竹内は129.5mと122.0mを飛んで18位に食い込む、立派な成績を挙げました。 以下、栃本翔平(北海道尚志学園高)が32位タイ、伊東大貴(土屋ホーム)が34位、葛西紀明(土屋ホーム)が39位でした。
●1月6日 ビショフスホーフェン(オーストリア) 第12戦 ラージヒル HS140 [リザルト]
この日の天候は雨。雨足は強くなかったようですが、インランの整備は相当苦労していたようです。 この日の優勝は、前日に続いてヤンネ・アホネン(FIN)。 悪条件で各選手の飛距離が伸び悩んだ1stラウンドでは会心の126.0mを飛んで3位につけ、2ndラウンドでは136.0mまで飛距離を伸ばして、ビショフスホーフェン2連勝です。 2位はアンデルス・バルダル(NOR)、3位はトマス・モルゲンシュテルン(AUT)でした。
日本勢は竹内択(北野建設)が120.5mと125.5mを飛んで17位に入ったのが最高成績。 栃本翔平(北海道尚志学園高)は21位、葛西紀明(土屋ホーム)は30位、湯本史寿(東京美装)は31位でした。
この大会をもってジャンプ週間 4Schanzentournee の総合成績が確定しました。 今年の総合優勝はビショフスホーフェンで2連勝したヤンネ・アホネン(FIN)。 ジャンプ週間の総合優勝は彼自身これが5度目で、史上最多記録になるそうです。1. Janne Ahonen (FIN) 1085.8 2. Thomas Morgenstern (AUT) 1066.0 3. Michael Neumayer (GER) 994.6 4. Adam Malysz (POL) 979.9 5. Dimitry Vassiliev (RUS) 977.5 6. Andreas Kuettel (SUI) 959.3 7. Anders Bardal (NOR) 958.7 8. Martin Schmitt (GER) 955.9 9. Anders Jacobsen (NOR) 943.2 10. Janne Happonen (FIN) 936.6 22. 竹内択 (北野建設) 756.9 27. 栃本翔平 (北海道尚志学園高) 644.2 34. 葛西紀明 (土屋ホーム) 512.1 56. 伊東大貴 (土屋ホーム) 206.4 63. 湯本史寿 (東京美装) 181.5ワールドカップの個人総合成績は、トマス・モルゲンシュテルン(AUT)(940)が1位、2位はグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)(654)、3位がヤンネ・アホネン(FIN)(615)となりました。 日本勢は、葛西紀明(土屋ホーム)(90)が24位、伊東大貴(土屋ホーム)(65)が28位、竹内択(北野建設)(54)が30位、栃本翔平(北海道尚志学園高)(25)が41位、湯本史寿(東京美装)(1)が68位タイです。 国別成績は、1位がオーストリア(3049)、2位がノルウェー(1598)、3位がフィンランド(1301)です。 日本(385)は8位。ロシアに抜かれて順位を一つ下げてしまいました。
次の試合は1月12日〜13日、イタリアのヴァル・ディ・フィエンメでラージヒル2連戦が予定されています。 ([ワールドカップジャンプ全日程])
改築されて新しくなったガルミッシュのオリンピックシャンツェで行われる、初めてのジャンプ週間の試合です。 HSが140m、K点が125mですが、ランディングバーンの裾野が広く、実際は150mくらいまでは飛距離が伸ばせる設計になっているようです。
●1月1日 ガルミッシュ・パルテンキルヘン(ドイツ) 第10戦 ラージヒル HS140 [リザルト]
前日に予定されていた予選が当日のトライアルラウンドの時間帯に差し込まれたため、この日の本戦はノックアウト方式を取りやめて通常の試合形式で行われました。 天候は曇り、気温は-8.0〜-7.0℃、雪温は-3.9〜-4.3℃、風速は0.1〜2.3m/sでした。
優勝したのはグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)。 1stラウンドでは132.0mで5位、2ndラウンドでは141.0mを飛んで、逆転の優勝です。 2位はヤンネ・アホネン(FIN<、3位はミヒャエル・ノイマイヤー(GER)でした。
日本勢は葛西紀明(土屋ホーム)が125.0mと121.0mを飛んで25位に入ったのが最高。 威か、竹内択(北野建設)が29位でした。 伊東大貴(土屋ホーム)は44位、栃本翔平(北海道尚志学園高)は1stラウンドで転倒してしまい49位で、この両名は2ndラウンドに進むことができませんでした。
個人総合成績は、トマス・モルゲンシュテルン(AUT)(800)が1位、2位はグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)(609)、3位がヤンネ・アホネン(FIN)(415)となりました。 日本勢は、葛西紀明(土屋ホーム)(89)が18位、伊東大貴(土屋ホーム)(65)が24位タイ、竹内択(北野建設)(27)が36位、栃本翔平(北海道尚志学園高)(15)が50位タイ、湯本史寿(東京美装)(1)が61位タイです。 国別成績は、1位がオーストリア(2702)、2位がノルウェー(1377)、3位がフィンランド(1041)です。 日本(347)は7位。6位のスロヴェニアとは200ポイントの差がついています。
次の試合は1月4日、オーストリアのインスブルックでジャンプ週間の第4戦となる第11戦が行われます。 ([ワールドカップジャンプ全日程])
年末年始恒例の「ジャンプ週間」4Schanzentournee が今年も始まりました。 日本チームは 葛西紀明(土屋ホーム)/伊東大貴(土屋ホーム)/湯本史寿(東京美装)/竹内択(北野建設)/栃本翔平(北海道尚志学園高)の5名が参加しています。 最近のジャンプ週間の試合ではすっかりお馴染みとなったノックアウト方式で試合が行われました。
●12月30日 オーベルシュトドルフ(ドイツ) 第9戦 ラージヒル HS137 [リザルト]
FIS提供の公式記録PDFを見ると、この日の天候は1stラウンドでは曇り、2ndラウンドでは僅かながら雪が降っていた模様。 気温は0.5〜0.0℃、雪温は-2.7〜-1.0℃、風速は0.1〜2.1m/sでした。
この日優勝したのはトマス・モルゲンシュテルン(AUT)。 1stラウンドでは136.5mを飛んで3位の記録で勝ち抜き、2ndラウンドではこの日の最長不倒距離141.5mを飛んで逆転優勝しました。 2位は1stラウンドでトップに立っていたグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)、3位はヤンネ・アホネン(FIN)でした。
日本勢は、条件のばらつきが大きかった予選を通過できた選手がわずか2名。 栃本翔平(北海道尚志学園高)は120.0mと123.5mを飛んで25位に入りましたが、竹内択(北野建設)は113.0mで46位となり2ndラウンドに進むことができませんでした。
ジャンプ週間第2戦は1月1日、ドイツのガルミッシュ・パルテンキルヘンで行われます。 昨年のシーズンオフ時に改築のためシャンツェが全面的に建て替えられ、HS140/K125の近代的なプロフィールに生まれ変わっています。 ([ワールドカップジャンプ全日程])
11月末から始まったワールドカップは、このエンゲルベルク大会で一つの節を終えます。 その次には年末年始恒例のジャンプ週間を控えており、前半戦の締めくくりの試合として重要な位置づけです。 日本チームはこの大会が始まる前に一旦帰国しているので、参加していません。
●12月22日 エンゲルベルク(スイス) 第7戦 ラージヒル HS137 [リザルト]
この日の天候は快晴。気温は1.1〜1.2℃、雪温は-7.8℃、風速は0.3〜2.4m/s。 風向きの変化によって、スタート順で幸運不運が分かれる部分があったように思います。
優勝したのは、トマス・モルゲンシュテルン(AUT)。 1stラウンドは132.5mを飛んで3位につけ、2ndラウンドでも133.0mまで飛距離を伸ばして逆転優勝しました。 これでモルゲンシュテルンは開幕から個人戦6連勝です。 2位はアンドレアス・コフラー(AUT)、3位はトム・ヒルデ(NOR)でした。
●12月23日 エンゲルベルク(スイス) 第8戦 ラージヒル HS137 [リザルト]
この日の天候は曇り。気温は1.0℃、雪温は-7.8℃、風速は0.5〜2.2m/s。 前日の試合共々、気温は少し高めのようですね。
優勝したのは、アンドレアス・キュッテル(SUI)。 1stラウンドで125.5mを飛んで2位につけると、2ndラウンドでは136.0mまで飛距離を伸ばし、今シーズン初勝利を挙げました。 これでモルゲンシュテルンの連続優勝記録は途絶えたことになります。 2位はグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)、3位はトマス・モルゲンシュテルン(AUT)でした。 この他、上位8名の中で6名をオーストリア勢が占め、選手層の厚さを存分に発揮した試合となりました。
個人総合成績は、トマス・モルゲンシュテルン(AUT)(660)が1位、2位はグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)(429)、3位がヴォルフガング・ロイツル(AUT)(300)となりました。 また4位にはアンドレアス・コフラー(AUT)(293)が入り、上位4名をオーストリア勢が独占しています。 日本勢はこの大会に参加していませんので、ポイントの加算はありません。 葛西紀明(土屋ホーム)(83)が17位、伊東大貴(土屋ホーム)(65)が22位タイ、竹内択(北野建設)(25)が35位、栃本翔平(北海道尚志学園高)(9)が48位、湯本史寿(東京美装)(1)が57位です。 国別成績は、1位がオーストリア(2244)、2位がノルウェー(1178)、3位がフィンランド(819)です。 日本(333)は7位で順位の変動はありません。
次の試合は12月30日、ドイツのオーベルシュトドルフでジャンプ週間の緒戦となる第9戦が行われます。 今回のエンゲルベルク大会に参加しなかった日本チームは、遠征メンバーの見直しがあるかもしれませんね。 ([ワールドカップジャンプ全日程])
ワールドカップの試合としては久しぶりのノーマルヒルです。 当初の予定では、12月14日にオーストリアのフィラハで第5戦、12月16日にスロヴェニアのクラニで第6戦を行う予定でしたが、クラニが雪不足のために開催がキャンセルされ、代わりにフィラハで12月13日〜14日に2戦行うことになりました。
●12月13日 フィラハ(オーストリア) 第5戦 ノーマルヒル HS98 [リザルト]
この日の天候は快晴。 気温は-2.1〜-2.8℃、雪温は-1.0℃、風速は0.5〜2.6m/s。 風の条件が落ち着かなかったのか、選手がスタートを待たされることが何度かあったようです。
優勝したのはこのフィラハの地元チーム所属でもあるトマス・モルゲンシュテルン(AUT)。 1stラウンドで94.5m、2ndラウンドでは96.0mを飛び、危なげない試合運びでした。 2位はヤンネ・アホネン(FIN)、3位はグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)でした。
日本勢は伊東大貴(土屋ホーム)が健闘、87.5mと90.5mを飛んで16位に入ったのが最高位でした。 以下、竹内択(北野建設)が17位タイ、葛西紀明(土屋ホーム)と栃本翔平(北海道尚志学園高)が26位タイで並びました。
●12月14日 フィラハ(オーストリア) 第6戦 ノーマルヒル HS98 [リザルト]
天候不順の影響か予選がキャンセルされ、エントリーした選手全員が本戦に出場することになった、第6戦。 この日の天候は曇り、気温は前日よりもだいぶ上がって4.2〜4.1℃、雪温は-1.5℃、風速は0.1〜3.5m/sでした。
この日の優勝も、トマス・モルゲンシュテルン(AUT)。 1stラウンド、2ndラウンド共に95.0mまで飛距離を伸ばして、貫禄の勝利。 これで個人戦は開幕から5連勝です。 2位はグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)、3位はヤンネ・アホネン(FIN)でした。
日本勢は葛西紀明(土屋ホーム)が89.0mと90.5mを飛んで11位に入ったのが最高位。 伊東大貴(土屋ホーム)は13位タイ、栃本翔平(北海道尚志学園高)は27位でした。 40位タイの竹内択(北野建設)、47位の湯本史寿(東京美装)、55位の岡部孝信(雪印乳業)は、2ndラウンドに進むことができませんでした。
個人総合成績は、5戦全勝のトマス・モルゲンシュテルン(AUT)(500)が1位、2位はグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)(299)、3位がヤンネ・アホネン(FIN)(244)となりました。 日本勢は葛西紀明(土屋ホーム)(83)が16位、伊東大貴(土屋ホーム)(65)が17位タイ、竹内択(北野建設)(25)が26位、栃本翔平(北海道尚志学園高)(9)が44位、湯本史寿(東京美装)(1)が52位です。 国別成績は、1位がオーストリア(1613)、2位がノルウェー(1013)、3位がフィンランド(749)で、日本(333)は7位。主立った順位の変動はありません。
次の試合は12月22日〜23日に、スイスのエンゲルベルクでラージヒル個人戦が2戦予定されています。 日本チームは12月18日に帰国する予定になっているようで、次のエンゲルベルク大会には参加しないものと思われます。 ([ワールドカップジャンプ全日程])
ワールドカップはフィンランドのクーサモからノルウェーのトロンハイムに舞台を移します。 HS131のラージヒルで個人戦が2戦行われました。 日本チームはクーサモ大会に出場したメンバーがそのまま参加しています。
●12月8日 トロンハイム(ノルウェー) 第3戦 ラージヒル HS131 [リザルト]
ナイトゲームで行われたこの試合、天候は曇り、気温は0.3〜-0.2℃、雪温は-7.0℃、風速は0.0〜1.0m/sで、気温は若干高めですが条件は比較的安定していたようです。 優勝したのはトマス・モルゲンシュテルン(AUT)。 1stラウンドでは133.0m、2ndラウンドでは131.0mを飛んで、どちらのラウンドもトップのポイントを稼ぎました。 2位は1stラウンドでこの試合の最長不倒距離134.0mを飛んだグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)、3位はトム・ヒルデ(NOR)でした。
日本勢は葛西紀明(土屋ホーム)が15位、伊東大貴(土屋ホーム)が16位と、土屋ホームの両名が健闘。 それ以外の選手は2ndラウンドに進むことができず、竹内択(北野建設)が33位、栃本翔平(北海道尚志学園高)が39位、湯本史寿(東京美装)が46位でした。
●12月9日 トロンハイム(ノルウェー) 第4戦 ラージヒル HS131 [リザルト]
暖かかった一日目とはうってかわって冷え込んだ二日目。 天候は快晴、気温は-8.5〜-8.2℃、雪温は-10.0℃、風速は0.1〜1.2m/s。 風の条件の微妙な差がジャンプに及ぼした影響は、一日目よりも大きかったような印象を受ける試合展開でした。
優勝したのはこの日もトマス・モルゲンシュテルン(AUT)。 1stラウンドではこの日の最長不倒距離となる134.0mを飛んでトップに立ち、2ndラウンドでも128.0mと上手くまとめて逃げ切りました。 2位はアンドレアス・コフラー(AUT)、3位はヴォルフガンフ・ロイツル(AUT)で、オーストリア勢が表彰台を独占しました。
日本勢は117.0mと118.0mを飛んだ伊東大貴(土屋ホーム)が16位、1stラウンドで9位につけていた葛西紀明(土屋ホーム)が17位、竹内択(北野建設)が20位タイで、この3名がワールドカップポイントを獲得。 栃本翔平(北海道尚志学園高)は40位タイ、湯本史寿(東京美装)が44位、岡部孝信(雪印乳業)が49位で、この3名は2ndラウンドに進むことができませんでした。
個人総合成績は、ここまで3戦全勝のトマス・モルゲンシュテルン(AUT)(300)がダントツの1位、2位はトム・ヒルデ(NOR)(160)、3位がグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)(159)です。 日本勢は葛西紀明(土屋ホーム)(54)が14位、伊東大貴(土屋ホーム)(30)が20位、竹内択(北野建設)(11)が33位タイ、湯本史寿(東京美装)(1)が43位となっています。 国別成績は、1位がオーストリア(1094)、2位がノルウェー(883)、3位がフィンランド(548)で、日本(246)は7位です。
次の試合は12月14日、オーストリアのフィラハで行われます。 ワールドカップでは実に久しぶりのノーマルヒルの試合です。 ([ワールドカップジャンプ全日程])
2007−2008シーズンの開幕です。 開幕緒戦はお馴染みフィンランドのクーサモで、ノルディック・オープニング・クーサモとして、クロスカントリー、ノルディックコンバインドの競技と共に行われます。 スキージャンプは、二日間ある競技のうち初日がラージヒル団体戦、二日目がラージヒル個人戦です。 日本チームは 葛西紀明(土屋ホーム)/岡部孝信(雪印乳業)/伊東大貴(土屋ホーム)/栃本翔平(北海道尚志学園高)/竹内択(北野建設)/湯本史寿(東京美装)の6名の選手を派遣しています。
●11月30日 クーサモ(フィンランド) 第1戦 団体 ラージヒル HS142 [リザルト]
ワールドカップのシーズン初戦が団体戦というのは珍しいことですね。 ナイトゲームのこの試合、天候は雪(といっても降雪量は多くなかったようです)。 気温は-4.4〜-4.5℃、雪温は-1.8〜-1.9℃、風速は0.3〜1.9m/sという記録です。
優勝したのはノルウェー(ルメレン/ヒルデ/バルダル/ヨケルソイ)。 4人全員が全てのジャンプで130mを越えてくる抜群の安定感で、団体戦としては久しぶりの優勝です。 2位はオーストリア(ロイツル/コッホ/シュリーレンツァウァー/モルゲンシュテルン)、3位はフィンランド(M.ハウタマキ/オッリ/ラッピ/アホネン)でした。 日本チームは 栃本/岡部/伊東/葛西 のオーダーで臨み、6位に入賞しました。
●12月1日 クーサモ(フィンランド) 第2戦 ラージヒル HS142 [リザルト]
第2戦の個人戦もナイトゲームでの開催です。 天候は曇り、気温は前日からぐっと下がって-9.3〜-9.4℃、雪温は-11.0℃、風速は0.5〜3.1m/s。 風の条件は前日の団体戦よりも不安定で、悪条件に泣かされた選手も少なからずいたようです。
優勝したのはトマス・モルゲンシュテルン(AUT)。 1stラウンドで146.5mを飛んでトップに立ち、2ndラウンドも137.0mまで飛距離を伸ばして、シーズン初戦を制しました。 2位はビョルン・アイナー・ルメレン(NOR)、3位はトム・ヒルデ(NOR)でした。 昨シーズン個人総合優勝のアダム・マリシュ(POL)は調整不足なのか、16位に終わりました。
日本勢は、今シーズンからシューズを別のメーカーのもに変えたという葛西紀明(土屋ホーム)が、135.5mと133.0mを飛んで11位に食い込みました。 湯本史寿(東京美装)は30位で、葛西と共にワールドカップポイントを獲得しました。 竹内択(北野建設)は42位、岡部孝信(雪印乳業)は43位で、2ndラウンドに進むことができませんでした。
個人総合成績は、二日目の個人戦の順位がそのまま反映されます。 トマス・モルゲンシュテルン(AUT)(100)が1位、2位はビョルン・アイナー・ルメレン(NOR)(80)、3位がトム・ヒルデ(NOR)(60)。 葛西紀明(土屋ホーム)(24)は11位、湯本史寿(東京美装)(1)は30位です。 今シーズンから、予選免除のシード権は上位10名までに変更されましたので、11位だった葛西はあと一息でシード権に手が届く位置に着けたことになります。 国別成績は、1位がノルウェー(609)、2位がオーストリア(546)、3位がフィンランド(418)で、日本(175)は6位です。
次の試合はノルウェーのトロンハイムで行われます。 12月8日〜9日にラージヒル個人戦が2戦予定されています。([ワールドカップジャンプ全日程])
だいぶ前に終わった試合ですが、簡単にまとめておきます。
●10月28日 第1回伊藤杯サマーファイナル大倉山ジャンプ大会 ラージヒル HS134
サマージャンプの国内最後の試合ですが、時期的には夏と冬のちょうど中間あたり。 10月まで会期がずれ込んだサマーグランプリとの兼ね合いも考えた日程なのかもしれません。 大倉山らしく、風が強く安定しない条件で行われた試合となりました。
成年組の優勝は葛西紀明(土屋ホーム)。 1stラウンドで141.0mとサマーシーズンのシャンツェレコードを記録し、2ndラウンドも114.5mにまとめて逃げ切りました。 2位は伊東大貴(土屋ホーム)、3位は岡部孝信(雪印乳業)でした。 女子組の優勝は葛西賀子(日本空調サービス)でした。
いつもよりも試合数が増えた今シーズンのサマーグランプリも、10月上旬のドイツシリーズ2戦で全ての日程を終えます。 強豪選手の不参加で寂しい顔ぶれだった白馬退会とは違い、さすが地元開催の最終節ということで、名だたる強豪選手も多く参加しました。 (諸事情により参加しない強豪選手も当然いるわけですが)
日本チームは、栃本翔平(北海道尚志学園高)/葛西紀明(土屋ホーム)/竹内択(北野建設)/伊東大貴(土屋ホーム)の4名がエントリーしました。
●10月3日 オーベルホフ(ドイツ) 第9戦 ラージヒル HS140 [リザルト]
この日の天候は曇り。気温は16.0〜17.0℃、風速は0.2〜1.7m/s。風の条件の微妙な差が結果に影響したように感じる部分もあるのですが、公式結果を見るだけでは詳細がわかりません。
優勝したのは、カミル・シュトッホ(POL)。 練習から好調だったシュトッホは、1stラウンドでは135.0m、2ndラウンドではこの日の最長不倒距離となる140.0mを飛んで、今シーズン初優勝です。 2位はイェルネイ・ダミヤン(SLO)、3位はトマス・モルゲンシュテルン(AUT)でした。
< 日本勢は栃本翔平(北海道尚志学園高)が128.0mと132.5mを飛んで14位に入ったのが最高位。 以下、伊東大貴(土屋ホーム)が16位、葛西紀明(土屋ホーム)が17位です。 竹内択(北野建設)は33位タイで2ndラウンドに進むことができませんでした。
●10月6日 クリンゲンタール(ドイツ) 第10戦 ラージヒル HS140 [リザルト]
これが今シーズンのグランプリシリーズの最終戦です。 この日の天候は曇り。気温13.5〜10.2℃、風速は0.1〜3.4m/s。 風の条件が不安定だったように見える数値ですね。
優勝したのはグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)。 1stラウンドでは137.0mを飛んで3位につけ、2ndラウンドではこの日の最長不倒距離となる143.5mのビッグジャンプを決めて逆転優勝しました。 2位はパヴェル・カレリン(RUS)、3位はアンデルス・ヤコブセン(NOR)でした。
日本勢はここまで今一つ良い結果を残せてこなかった伊東大貴(土屋ホーム)が健闘、134.5mと133.0mを飛んで8位に入りました。 以下、葛西紀明(土屋ホーム)は18位、栃本翔平(北海道尚志学園高)は19位、竹内択(北野建設)は29位でした。
個人総合成績は、1位がトマス・モルゲンシュテルン(AUT)(569)、2位がアダム・マリシュ(POL)(460)、3位がグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)(417)となりました。 日本勢は、白馬で1勝した栃本翔平(北海道尚志学園高)(273)は最高位の7位、葛西紀明(土屋ホーム)(147)は15位、伊東大貴(土屋ホーム)(107)は20位、竹内択(北野建設)(105)は21位、岡部孝信(雪印乳業)(52)は38位タイ、湯本史寿(東京美装)(41)は47位、梅崎慶大(雪印乳業)(22)は60位タイ、伊藤謙司郎(下川商業高)(14)は65位タイ、小山内佳彦(日本大)(5)は77位タイです。 国別成績は、1位がオーストリア(2159)、2位はポーランド(990)、3位はドイツ(901)で、日本(866)は5位でした。
これで今シーズンのグランプリスキージャンプは全ての試合が終了しました。 コンチネンタルカップ以上のクラスのFIS公認試合はこの後予定が無く、11月30日にフィンランドのクーサモで開幕するワールドカップまでは休止期間となります。
([ワールドカップジャンプ全日程])
毎年この時期恒例となった白馬サマーグランプリ大会です。 今シーズンは8月にヨーロッパで開催される試合が例年よりも増えたことと、来月にドイツでも試合が予定されていることが影響したのか、海外から参加する選手が一段と減ってしまいました。 開催国枠で10名を参加させた日本をあわせて、エントリーした選手の総数は36名。 日本が開催国枠を使えない二日目の試合では総勢30名となり、参加する選手全員が2ndラウンドに進みグランプリポイントを得ることになりました。 現在予選免除のシード権を持っている選手では、アンドレアス・キュッテル(SUI)一人だけしか参加しておらず、強豪選手が少ないという点では盛り上がりに欠ける顔ぶれとなってしまいました。
日本チームは、これまでの試合で好調を維持してきている栃本翔平(北海道尚志学園高)や竹内択(北野建設)らと共に、今シーズンのグランプリシリーズ初参戦となる土屋ホームの選手たちも交え、一線級の選手たちが顔をそろえました。 飛び慣れた白馬のシャンツェで行われる「負けられない試合」に、日本の選手たちがどのように臨むのかが見所となりました。
●9月8日 白馬(日本) 第7戦 ラージヒル HS131 [リザルト] [フォトレポート]
夕方の薄暮の中で行われた白馬大会一日目。 この日の天候は曇り、気温は23.1〜21.2℃、風速は0.2〜2.8m/s。 トライアルラウンドと1stラウンドは比較的風が強く、2ndラウンドではその風が収まって、条件の微妙な変化に対応するのが難しい試合となりました。
優勝したのはアンドレアス・キュッテル(SUI)。 トライアルラウンドでただ一人130mジャンプを見せたキュッテルは、1stラウンドでは128.5m、2ndラウンドでも127.5mまで飛距離を伸ばし、圧勝しました。 2位は124.0mと125.0mを飛んだ栃本翔平(北海道尚志学園高)、3位は葛西紀明(土屋ホーム)でした。 表彰台に日本人選手が複数名上がるのは久しぶりですね。
そのほかの日本人選手は、竹内択(北野建設)が5位、岡部孝信(雪印乳業)が7位、湯本史寿(東京美装)が10位、伊東大貴(土屋ホーム)が11位、梅崎慶大(雪印乳業)が13位、伊藤謙司郎(下川商業高)が17位タイ、小山内佳彦(日本大)が26位でした。 山田大起(北野建設)は31位で、2ndラウンドに進むことができませんでした。
●9月9日 白馬(日本) 第8戦 ラージヒル HS131 [リザルト] [フォトレポート]
朝方行われた白馬大会二日目。 天候は曇りで、時折晴れ間が見える程度。気温は27.5〜26.4℃、風速は0.5〜2.6m/s。 風の条件が細かく複雑に変化する、いつもの白馬の試合でした。
この日の優勝は栃本翔平(北海道尚志学園高)。 1stラウンドで124.0mを飛んでトップに立ち、2ndラウンドも落ち着いたジャンプで127.0mの最長不倒距離をマークして、グランプリシリーズ初優勝です。 日本人選手のグランプリシリーズ優勝は、2001年9月の白馬大会の原田雅彦(雪印乳業)以来、実に6年ぶりとなります。 2位は121.5mと126.5mを飛んだアンドレアス・キュッテル(SUI)、3位は120.5mと121.5mを飛んだ葛西紀明(土屋ホーム)でした。
以下、竹内択(北野建設)は6位、伊東大貴(土屋ホーム)は7位となり、エントリーした日本人選手4名は全員が10位以内に入りました。
個人総合成績は、1位がトマス・モルゲンシュテルン(AUT)(500)、2位がアダム・マリシュ(POL)(460)、3位がアンドレアス・キュッテル(SUI)(359)となりました。 栃本翔平(北海道尚志学園高)(243)は6位に順位を上げて予選免除のシード権を獲得、葛西紀明(土屋ホーム)(120)は15位、竹内択(北野建設)(103)は16位、伊東大貴(土屋ホーム)(60)は26位、岡部孝信(雪印乳業)(52)は32位タイ、湯本史寿(東京美装)(41)は40位、梅崎慶大(雪印乳業)(22)は51位タイ、伊藤謙司郎(下川商業高)(14)は57位タイ、小山内佳彦(日本大)(5)は68位タイです。 国別成績は、1位がオーストリア(1790)、2位はスイス(850)、3位はポーランド(845)で、日本(760)は5位に順位を上げました。
次の試合は来月になります。 ドイツのオーベルホフで10月3日にラージヒル個人戦、同クリンゲンタールで10月6日にラージヒル個人戦が予定されています。 クリンゲンタールの試合が今シーズンのグランプリシリーズの最終戦となります。
([ワールドカップジャンプ全日程])
8月初旬から始まったグランプリシリーズは、このザコパネ大会でヨーロッパでの試合日程を一旦終えます。 残念ながら日本チームはこの大会に参加しませんでしたが、前大会で優勝を争っていたヨーロッパ各国の強豪選手はほぼそのままこの大会にも参加しています。 HS134のラージヒルを使って、ナイトゲームで個人戦2試合が行われました。
●8月24日 ザコパネ(ポーランド) 第5戦 ラージヒル HS134 [リザルト]
この日の天候は曇り。気温は20.3℃、風速は0.3〜2.2m/sでした。
優勝したのはトマス・モルゲンシュテルン(AUT)。 1stラウンドでは121.5mで2位につけ、2ndラウンドでも手堅く126.0mまで飛距離を伸ばして優勝。 これでモルゲンシュテルンは今シリーズ3勝目です。 2位はヴォルフガング・ロイツル(AUT)、3位はアダム・マリシュ(POL)でした。 地元の英雄マリシュは、地元開催のこの試合でも表彰台の真ん中に立つことができませんでした。
●8月25日 ザコパネ(ポーランド) 第6戦 ラージヒル HS134 [リザルト]
二日目の試合もナイトゲーム。 天候は曇り、気温は前日より少し下がって18.1〜16.5℃、風速は0.0〜2.4m/sでした。
優勝したのは、アダム・マリシュ(POL)。 1stラウンドで139.5mを飛んでトップに立ち、2ndラウンドも133.5mまで飛距離を伸ばし、2本のジャンプともラウンドのトップのポイントをたたき出して完勝しました。 2位は前日の勝者トマス・モルゲンシュテルン(AUT)、3位はヴォルフガング・ロイツル(AUT)でした。
個人総合成績は、1位がトマス・モルゲンシュテルン(AUT)(500)、2位がアダム・マリシュ(POL)(460)、3位がグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)(317)でした。 今大会に参加していない日本勢はポイントの加算がないので、順位の変動だけ。 栃本翔平(北海道尚志学園高)(63)が19位、竹内択(北野建設)(18)が37位タイ、岡部孝信(雪印乳業)(16)が40位、湯本史寿(東京美装)(15)が41位、梅崎慶大(雪印乳業)(2)が55位タイです。 国別成績は、1位がオーストリア(1721)、2位はポーランド(704)、3位はドイツ(699)で、日本(214)は10位です。
ヨーロッパでの試合日程を全て消化して、グランプリシリーズは9月から後半戦に突入します。 次の試合は9月8日〜9日、いよいよ日本の白馬での開催です。 HS131のラージヒルで個人戦が2戦予定されています。 いつものように私は現地で観戦する予定ですので、試合の模様を撮影した写真と共にレポートをお届けできるかと思います。
([ワールドカップジャンプ全日程])
グランプリシリーズの第4戦はスイスのアインジーデルンで行われました。 今シーズンのグランプリシリーズは、開幕緒戦のヒンターツァルテン大会個人戦からこのアインジーデルン大会まで続く4試合を「Four Nations Grand Prix」とタイトルを付け、4試合総合の成績を競っています。 最終戦となるこの大会でシリーズの転戦は最初の節を終えることになるので、今後の流れを占うためにも総合成績には注目しておきたいところです。
●8月18日 アインジーデルン(スイス) 第4戦 ラージヒル HS117 [リザルト]
夕方から始められたこの試合、天候は曇り、気温は20.2〜20.1℃、風速は0.2〜3.0m/s。 風の強弱が若干大きめだったでしょうか。
優勝したのはトマス・モルゲンシュテルン(AUT)。 1stラウンドは104.0mで13位でしたが、2ndラウンドでこの日の最長不倒距離となる114.5mを飛んで一気に順位を上げ、逆転優勝。 開幕のヒンターツァルテン大会個人戦に続いて、今季2勝目を挙げました。 2位はアダム・マリシュ(POL)、3位はイェルネイ・ダミヤン(SLO)でした。 1stラウンドで109.5mを飛んでトップに立っていたグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)は、2ndラウンドで飛距離を伸ばせず6位まで順位を下げてしまいました。
日本勢は岡部孝信(雪印乳業)が101.5mと105.5mで21位に入ったのが最高。 湯本史寿(東京美装)は22位、竹内択(北野建設)は26位でした。 栃本翔平(北海道尚志学園高)は40位に終わり、2ndラウンドに進むことができませんでした。
Four Nations Grand Prix の最終結果は、1位がトマス・モルゲンシュテルン(AUT)(1017.8)、2位はアダム・マリシュ(POL)(1014.7)、3位はグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)(1012.5)となりました。 日本勢は栃本翔平(北海道尚志学園高)(795.8)が15位、岡部孝信(雪印乳業)(628.5)が26位、湯本史寿(東京美装)(612.0)が28位、竹内択(北野建設)(455.2)が37位、梅崎慶大(雪印乳業)(274.4)が47位でした。
個人総合成績は Four Nations Grand Prix の順位にほぼ準じており、1位がトマス・モルゲンシュテルン(AUT)(320)、2位がアダム・マリシュ(POL)(300)、3位がグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)(236)でした。 日本勢は栃本翔平(北海道尚志学園高)(63)が16位、竹内択(北野建設)(18)が28位タイ、岡部孝信(雪印乳業)(16)が32位、湯本史寿(東京美装)(15)33位、梅崎慶大(雪印乳業)(2)48位タイです。 国別成績は、1位がオーストリア(1222)、2位はフィンランド(573)、3位はドイツ(538)で、日本(214)は9位です。
次の試合は8月24〜25日、ポーランドのザコパネでラージヒル個人戦が2戦予定されています。
([ワールドカップジャンプ全日程])
日中の暑さを避けて夜行われることが多い今年のグランプリシリーズですが、この試合は1stラウンドの開始時刻が現地時間で21時、試合終了が22時36分。 サマータイムを実施しているとはいえ、こういう遅い時間帯から試合が始められるのは、日本ではなかなか考えられないことです。
●8月16日 プラジェラート(イタリア) 第3戦 ラージヒル HS140 [リザルト]
この日の天候は曇り。気温は15.0〜13.0℃、風速は0.1〜2.3m/s。 スタートゲートが一段上がった2ndラウンドで、ヒルサイズを上回る大ジャンプが続出しました。
優勝したのはグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)。 1stラウンドでは133.0mで2位につけ、2ndラウンドではこの日の最長不倒距離となる143.5mを飛んで逆転しました。 2位はトマス・モルゲンシュテルン(AUT)、3位はアダム・マリシュ(POL)でした。 1stラウンドでトップに立っていたロアー・ヨケルソイ(NOR)は5位に終わりました。
日本勢は栃本翔平(北海道尚志学園高)が131.0mと134.0mを飛んで7位に食い込む健闘を見せました。 この試合がグランプリシリーズ初参加となる竹内択(北野建設)は18位、岡部孝信(雪印乳業)は25位でした。 湯本史寿(東京美装)は49位で2ndラウンドに進むことができませんでした。
個人総合成績は、1位にトマス・モルゲンシュテルン(AUT)(220)とアダム・マリシュ(POL)(220)が同ポイントで並びました。 3位はグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)(196)です。 日本勢では栃本翔平(北海道尚志学園高)(63)が順位を上げて13位、竹内択(北野建設)(13)が29位、岡部孝信(雪印乳業)(6)と湯本史寿(東京美装)(6)が39位タイ、梅崎慶大(雪印乳業)(2)が46位タイです。 国別成績は、1位がオーストリア(1027)、2位はフィンランド(520)、3位はドイツ(498)で、日本(190)は9位のままです。
次の試合は8月18日、スイスのアインジーデルンでラージヒル個人戦が予定されています。
([ワールドカップジャンプ全日程])
開幕戦のヒンターツァルテン大会が終わってから、選手達はすぐに次の開催地、フランスのクーシュベルに移動します。 1992年アルベールビル冬季五輪の舞台となった、クーシュベルのラージヒルで個人戦が1試合行われました。
●8月14日 クーシュベル(フランス) 第2戦 ラージヒル HS132 [リザルト]
この日の天候は曇り。 気温は20.8〜18.8℃、風速は0.1〜2.9m/s。 風の条件が不安定だったのか、スタート順の違いで選手達の飛距離に大きく影響が出た試合でした。
優勝したのはこの日の試合からグランプリシリーズに参戦したノルウェー勢の一人、ビョルン・アイナー・ルメレン(NOR)。 1stラウンドでは好条件も手伝って127.0mを飛んでトップに立ち、条件が悪くなった2ndラウンドは1stラウンドの貯金を活かして逃げ切りました。 2位は119.5mのジャンプを2本揃えたアダム・マリシュ(POL)、3位はゲオルグ・シュペート(GER)でした。 1stラウンドでルメレンと同ポイントでトップに立っていたロアー・ヨケルソイ(NOR)は、2ndラウンドで飛距離を伸ばせず、11位に終わりました。
日本勢は公式練習から好調だった栃本翔平(北海道尚志学園高)が111.0mと123.0mを飛んで19位に入ったのが最高。 湯本史寿(東京美装)も25位に食い込んで、今季初のグランプリポイントを獲得しました。 岡部孝信(雪印乳業)は34位、梅崎慶大(雪印乳業)は44位で、この2名は2ndラウンドに進むことができませんでした。
個人総合成績は、1位がアダム・マリシュ(POL)(160)、2位はトマス・モルゲンシュテルン(AUT)(140)、3位はビョルン・アイナー・ルメレン(NOR)(100)。 日本勢では栃本翔平(北海道尚志学園高)(27)が16位、湯本史寿(東京美装)(6)が34位タイ、梅崎慶大(雪印乳業)(2)が41位タイです。国 国別成績は、1位がオーストリア(802)、2位はフィンランド(456)、3位はドイツ(417)で、日本(135)は9位に後退しました。
次の試合は8月16日、イタリアのプラジェラートでラージヒル個人戦が予定されています。
([ワールドカップジャンプ全日程])
8月に入るとグランプリスキージャンプが始まります。 今シーズンは試合数も増え、また開催期間が長くなっているようで、年を追うごとにサマージャンプの重要性が増している印象を受けます。 ドイツのヒンターツァルテンから始まるヨーロッパシリーズには、日本勢は岡部孝信(雪印乳業)/湯本史寿(東京美装)/梅崎慶大(雪印乳業)/栃本翔平(北海道尚志学園高)の4名を派遣しています。 サマージャンプの開幕戦後としてすっかりお馴染みになったヒンターツァルテンで、団体戦と個人戦が1試合ずつ行われました。
●8月11日 ヒンターツァルテン(ドイツ) ノーマルヒル団体 HS108 [リザルト]
ナイトゲームで行われた団体戦。 この日の天候は曇り、気温は22℃〜17℃、風速は0.2〜3.0m/s。 試合終了時刻は20時過ぎでしたが、現地ではサマータイムが実施されているので、最後の方は肌寒いくらいだったかもしれませんね。
優勝はオーストリア(ロイツル/モルゲンシュテルン/コフラー/シュリーレンツァウァー)。 全員が100mを越えるジャンプを2本ずつ揃えて圧勝しました。 2位はフィンランド(ハッポネン/オッリ/ケイツリ/アホネン)、3位はチェコ(ハィエク/コウデルカ/チクル/ヤンダ)でした。 日本(栃本/梅崎/湯本/岡部)は全体の8位で2ndラウンドに進みましたが、1stラウンドでポイントを稼げなかったことが響き、ポーランドと同ポイントの7位タイで試合を終えました。
●8月12日 ヒンターツァルテン(ドイツ) 第1戦 ノーマルヒル HS108 [リザルト]
個人戦はデーゲームで行われました。 天候は曇り、気温は22〜23℃、風速は0.2〜2.2m/s。 今シーズンから一部ルールが改定され、予選免除枠が総合成績上位10名までとなっています。
優勝したのはトマス・モルゲンシュテルン(AUT)。 1stラウンドで104.0mを飛んで2位につけ、2ndラウンドでも落ち着いたジャンプで104.5mまで飛距離を伸ばして逆転優勝しました。 2位は1stラウンドでトップに立っていたアダム・マリシュ(POL)、3位はグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)でした。
日本勢は公式練習や予選から好調なジャンプを見せている栃本翔平(北海道尚志学園高)が97.0mと93.5mを飛んで16位タイに食い込む健闘を見せました。 梅崎慶大(雪印乳業)は29位でグランプリシリーズのポイントを獲得、44位の岡部孝信(雪印乳業)と46位の湯本史寿(東京美装)は2ndラウンドに進むことができませんでした。
個人戦は1試合のみでしたので、グランプリシリーズの個人総合成績は個人戦のリザルトの順位そのままです。 国別成績は、1位がオーストリア(660)、2位はフィンランド(402)、3位はチェコ(347)で、日本(117)は8位です。
次の試合は8月14日、フランスのクーシュベルでラージヒル個人戦が予定されています。
([ワールドカップジャンプ全日程])
7月になって、サマージャンプシーズンが開幕しました。 海外では、スロヴェニアでコンチネンタルカップが始まり、湯本史寿(東京美装)/梅崎慶大(雪印乳業)/栃本翔平(北海道尚志学園高)/伊藤謙司郎(下川商業高)の4名が遠征に参加しています。 国内では7月8日の全日本サマージャンプ朝日大会を皮切りに公式戦が始まりましたが、例年よりも試合数が減っているのが気になるところです。
●7月8日 第27回全日本サマージャンプ朝日大会
朝日三望台シャンツェ ミディアムヒル HS68 / K60
成年の部は雪印乳業の選手が圧倒的な強さを発揮しました。 優勝は渡瀬雄太(雪印乳業)。61.5mと62.0mを飛んで公式戦では久しぶりの優勝です。 2位は岡部孝信(雪印乳業)、3位は細山周作(雪印乳業)でした。 この他にも、4位には岡村創太(雪印乳業)、5位には坂野幸夫(雪印乳業)が入り、上位5名を雪印勢が独占しました。
少年の部は鈴木翔(小樽北照高)が、女子の部は中学生のなったばかりの伊藤有希(下川ジャンプ少年団)が、それぞれ優勝しました。
●7月21日 第25回札幌市長杯宮の森サマージャンプ大会
宮の森ジャンプ競技場 ノーマルヒル HS100 / K90
土屋ホームの選手も参加して、国内残留のほぼフルメンバーで行われた試合でした。 成年組では、伊東大貴(土屋ホーム)が94.5mと96.5mを飛んで圧勝。 2位には葛西紀明(土屋ホーム)、3位は讃良貴志(高翔会)が入りました。
少年組は平林秀太(長野大町高)が、女子組は渡瀬あゆみ(サッポロスキッド)が、それぞれ優勝しました。
●7月22日 第8回札幌市長杯大倉山サマージャンプ大会
大倉山ジャンプ競技場 ラージヒル HS134 / K120
今シーズン初のラージヒルの大会です。 優勝したのは前日の宮の森大会に続いて、伊東大貴(土屋ホーム)。 126.5mと133.5mを飛んで、ラージヒルが得意なベテラン勢を抑えました。 2位は岡部孝信(雪印乳業)、3位は東輝(日本空調サービス)でした。
少年組は鈴木翔(小樽北照高)が優勝。女子組は山田いずみ(サッポロスキッド)制しました。
●7月29日 サンピラー国体記念第5回サマージャンプ大会
名寄ピヤシリシャンツェ ノーマルヒル HS100 / K90
成年組のこの日の優勝も伊東大貴(土屋ホーム)。 ただ一人2本ともK点を越えて、96.5mと91.5mを飛び、2位に30ポイント以上の差をつけて圧勝しました。 2位は岡部孝信(雪印乳業)、3位は葛西紀明(土屋ホーム)でした。
少年組は細田翔太郎(北海高)が、女子組は山田いずみ(サッポロスキッド)が、優勝しました。
2007〜2008年のFISワールドカップスキージャンプの日程です。今後変更される可能性もあります。
FISグランプリスキージャンプ 2007.08.11 ヒンターツァルテン(GER) HS108団体(ナイトゲーム)(◆) 2007.08.12 ヒンターツァルテン(GER) HS108(◆) 2007.08.14 クーシュベル(FRA) HS132(ナイトゲーム)(◆) 2007.08.16 プラジェラート(ITA) HS140(ナイトゲーム)(◆) 2007.08.18 アインジーデルン(SUI) HS117(ナイトゲーム)(◆) 2007.08.24 ザコパネ(POL) HS134(ナイトゲーム)(◆) 2007.08.25 ザコパネ(POL) HS134(ナイトゲーム)(◆) 2007.09.08 白馬(JPN) HS131(ナイトゲーム)(◆) 2007.09.09 白馬(JPN) HS131(◆) 2007.10.03 オーベルホフ(GER) HS140(◆) 2007.10.06 クリンゲンタール(GER) HS140(◆) FISワールドカップスキージャンプ 2007.11.30 クーサモ(FIN) HS142団体(ナイトゲーム) 2007.12.01 クーサモ(FIN) HS142(ナイトゲーム) 2007.12.08 トロンハイム(NOR) HS131(ナイトゲーム) 2007.12.09 トロンハイム(NOR) HS131(ナイトゲーム) 2007.12.13 フィラハ(AUT) HS 98 2007.12.14 フィラハ(AUT) HS 98 2007.12.22 エンゲルベルク(SUI) HS137 2007.12.23 エンゲルベルク(SUI) HS137 4Schanzentournee〜ジャンプ週間 2007.12.30 オーベルシュトドルフ(GER) HS137(ナイトゲーム) 2008.01.01 ガルミッシュ・パルテンキルヘン(GER)HS125 2008.01.05 ビショフスホーフェン(AUT) HS140 2008.01.06 ビショフスホーフェン(AUT) HS140(ナイトゲーム) 2008.01.12 ヴァル・ディ・フィエンメ(ITA) HS134(ナイトゲーム) 2008.01.13 ヴァル・ディ・フィエンメ(ITA) HS134 2008.01.20 ハラホフ(CZE) HS205 2008.01.20 ハラホフ(CZE) HS205 : Cancelled 2008.01.25 ザコパネ(POL) HS134(ナイトゲーム) 2008.01.27 ザコパネ(POL) HS134(ナイトゲーム) 2008.02.02 札幌/大倉山(JPN) HS134(ナイトゲーム) 2008.02.03 札幌/大倉山(JPN) HS134 2008.02.08 リベレツ(CZE) HS134(ナイトゲーム) 2008.02.09 リベレツ(CZE) HS134(ナイトゲーム) 2008.02.16 ヴィリンゲン(GER) HS145団体(ナイトゲーム) 2008.02.17 ヴィリンゲン(GER) HS145(ナイトゲーム) 2008世界スキーフライング選手権 2008.02.22 オーベルシュトドルフ(GER) HS213 2008.02.23 オーベルシュトドルフ(GER) HS213 2008.02.24 オーベルシュトドルフ(GER) HS213団体 2008.03.01 ラハティ(FIN) HS130団体(ナイトゲーム) : Cancelled 2008.03.03 クォピオ(FIN) HS127(▲) 2008.03.04 クォピオ(FIN) HS127(ナイトゲーム)(▲) 2008.03.07 リレハンメル(NOR) HS138(ナイトゲーム)(▲) 2008.03.09 オスロ/ホルメンコーレン(NOR) HS128(▲) 2008.03.14 プラニツァ(SLO) HS215 2008.03.15 プラニツァ(SLO) HS215団体 2008.03.16 プラニツァ(SLO) HS215HS … Hill Size
(◆)成績はワールドカップポイントに加算されません。
(▲)ノルディックトーナメント