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2012−2013 Ski Jumping トピックス




[FISワールドカップスキージャンプ(男子) リザルト]

[FISワールドカップスキージャンプ(女子) リザルト]


[2013 FISノルディックスキー世界選手権 リザルト]


[FISグランプリスキージャンプ(男子) リザルト]

[FISグランプリスキージャンプ(女子) リザルト]



■FISワールドカップスキージャンプ 総合成績■2013年3月26日
 今シーズンのワールドカップの総合成績です。 個人総合は上位30名と日本人選手、国別成績は全ての国の順位をまとめます。

男子 個人総合
1. Gregor Schlierenzauer (AUT) 1620 2. Anders Bardal (NOR) 999 3. Kamil Stoch (POL) 953 4. Severin Freund (GER) 923 5. Anders Jacobsen (NOR) 878 6. Robert Kranjec (SLO) 802 7. Peter Prevc (SLO) 744 8. Richard Freitag (GER) 736 9. Michael Neumayer (GER) 678 10. Jan Matura (CZE) 631 11. Tom Hilde (NOR) 618 12. Wolfgang Loitzl (AUT) 592 13. Jurij Tepes (SLO) 571 14. Simon Ammann (SUI) 553 15. Piotr Zyla (POL) 485 16. Jaka Hvala (SLO) 480 17. Andreas Kofler (AUT) 473 18. Maciej Kot (POL) 460 19. Andreas Stjernen (NOR) 418 20. Andreas Wellinger (GER) 393 21. 竹内択 (北野建設) 381 22. Dimitry Vassiliev (RUS) 372 23. Rune Velta (NOR) 337 24. 葛西紀明 (土屋ホーム) 328 25. Thomas Morgenstern (AUT) 312 26. 伊東大貴 (雪印メグミルク) 298 26. Anders Fannemel (NOR) 298 28. Andreas Wank (GER) 287 29. Martin Koch (AUT) 219 30. Manuel Fettner (AUT) 211 40. 清水礼留飛 (雪印メグミルク) 94 53. 渡瀬雄太 (雪印メグミルク) 30 60. 小林潤志郎 (東海大) 17 68. 作山憲斗 (北野建設) 8 79. 渡部弘晃 (日本大) 2

男子 国別成績
1. Norway 5605 2. Austria 5599 3. Germany 5199 4. Slovenia 4664 5. Poland 3447 6. Japan 2183 7. Czech Republic 1770 8. Russian Federation 959 9. Switzerland 636 10. Italy 378 11. Finland 287 12. Bulgaria 183 13. United States 121 14. France 85 15. Estonia 40 16. Canada 27

女子 個人総合
1. 高梨沙羅 (グレースマウンテンインターナショナルS) 1297 2. Sarah Hendrickson (USA) 1047 3. Coline Mattel (FRA) 823 4. Jacqueline Seifriedsberger (AUT) 817 5. Anette Sagen (NOR) 612 6. Katja Pozun (SLO) 499 7. Carina Vogt (GER) 481 8. Lindsey Van (USA) 432 9. Jessica Jerome (USA) 422 10. Daniela Iraschko (AUT) 390 11. Spela Rogelj (SLO) 387 12. Evelyn Insam (ITA) 373 13. Line Jahr (NOR) 348 14. Ursa Bogataj (SLO) 338 15. Eva Logar (SLO) 284 16. Maja Vtic (SLO) 244 17. Anja Tepes (SLO) 228 18. 伊藤有希 (下川商業高) 210 19. Atsuko Tanaka (CAN) 208 20. Elena Runggaldier (ITA) 205 21. Abby Hughes (USA) 160 22. Katharina Althaus (GER) 141 23. Maren Lundby (NOR) 133 24. Lea Lemare (FRA) 122 25. Melanie Faisst (GER) 111 26. Alexandra Pretorius (CAN) 105 27. Alissa Johnson (USA) 99 28. Wendy Vuik (NED) 91 29. Julia Clair (FRA) 88 29. 茂野美咲 (ライズジャンプクラブ) 88 31. 平山友梨香 (北翔大) 79 40. 渡瀬あゆみ (サッポロスキッド) 30 45. 山田優梨菜 (白馬高) 21 46. 竹田歩佳 (ライズジャンプクラブ) 16 47. 小浅星子 (ライズジャンプクラブ) 12 54. 松橋亜希 (東海大) 1 54. 葛西賀子 (日本空調サービス) 1

女子 国別成績
1. United States 2260 2. Slovenia 2041 3. Japan 1930 4. Norway 1303 5. Austria 1219 6. Germany 1077 7. France 1033 8. Italy 757 9. Canada 374 10. Czech Republic 112 11. Switzerland 96 12. The Netherlands 91 13. China 52 14. Russian Federation 51 15. Finland 47



■FISワールドカップスキージャンプ プラニツァ大会■2013年3月26日
 シーズン最後を締めくくるお馴染みのプラニツァ大会。 ヒルサイズの大きさではヴィケルスンのシャンツェに世界最大の座を奪われましたが、シーズン最後の試合の舞台としてすっかり定着しているので、毎年多くの観客でにぎわいます。

●3月22日 プラニツァ(スロヴェニア) 第33戦 フライングヒル HS215 / K185 [リザルト]
 この日の天候は晴れ。気温は8.1〜3.2℃、雪温は-5.5〜-5.9℃、風速は-0.41〜0.76m/sでした。
 優勝したのは、グレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)。217.5mと213.5mを飛んで今季9勝目、彼自身の生涯通算で49勝目を挙げました。 2位はペーター・プレフツ(SLO)、3位はピオトォ・ジワ(POL)でした。 この試合で、今季好調だったアンダース・ヤコブセン(NOR)が2ndラウンドに218.0mを飛びながらも転倒し、前十字靱帯を損傷する大怪我をしてしまいました。
 日本勢はプラニツァ大会に入って公式練習から好調だった葛西紀明(土屋ホーム)が奮闘、202.5mと215.5mを飛んで4位に入る健闘を見せました。 以下、伊東大貴(雪印メグミルク)が12位、竹内択(北野建設)が29位、渡瀬雄太(雪印メグミルク)が37位でした。

●3月23日 プラニツァ(スロヴェニア) 第34戦 フライングヒル団体 HS215 / K185 [リザルト]
 この日の天候は晴れ。気温は1.0〜3.0℃、雪温は-9.6〜-5.3℃、風速は-0.08〜1.13m/sでした。
 優勝は地元スロヴェニア(テペシュ/プレフツ/ポグライチ/クラニェチ)。 第1グループのテペシュがこの日の最長不倒距離223.0mを飛ぶなど、4人8本のジャンプの内7本が200mを超えるという好調さで、最後の団体戦を勝利で締めくくりました。 2位はノルウェー(ヴェルタ/エルヴェラムソーセル/バーダル/ストエルネン)、3位はオーストリア(ロイツル/クラフト/コッホ/シュリーレンツァウァー)でした。 日本は 竹内択/渡瀬雄太/伊東大貴/葛西紀明 のオーダーで臨み、7位でした。 この試合、日本の第4グループの葛西は219.5mと220.5mを飛び、個人の成績では全選手中最高のポイントを獲得しています。

●3月24日 プラニツァ(スロヴェニア) 第35戦 フライングヒル HS215 / K185 [リザルト]
 この日の天候は曇り。2ndラウンドには少し雪が舞いました。 気温は-3.0〜-2.5℃、雪温は-9.9〜-8.6℃、風速は-0.81〜0.42m/sでした。
 優勝したのはユリ・テペシュ(SLO)。 217.0mと214.0mを飛んで、ワールドカップの個人戦では初めての優勝です。 2位はルネ・ヴェルタ(NOR)、3位はペーター・プレフツ(SLO)でした。
 日本勢ではこの試合でも葛西紀明(土屋ホーム)が絶好調。207.0mと217.5mを飛んで4位に入賞しました。 以下、伊東大貴(雪印メグミルク)は17位、竹内択(北野建設)は28位でした。

[ワールドカップジャンプ全日程]


■FISワールドカップスキージャンプ 北欧シリーズ■2013年3月26日
 世界選手権終了後、ワールドカップはフィンランドとノルウェーを転戦する北欧シリーズとなりました。 フィンランドのラハティとクォピオでは男子の試合のみですが、ノルウェーのトロンハイムとオスロでは男女とも試合が行われ、女子はオスロの試合が今シーズンの最終戦となりました。

●3月9日 ラハティ(フィンランド) 男子 第28戦 ラージヒル団体 HS130 / K116 [リザルト]
 この日の天候は快晴。 気温は-7.1〜-11.0℃、雪温は-11.3〜-18.2℃、風速は-0.93〜0.03m/sでした。
 優勝したのはドイツ(ヴァンク/ノイマイヤー/フロイント/フライターク)でした。 突出した飛距離を飛ぶ選手はいませんでしたが、全員が失敗することなく上手にまとめて、今季ワールドカップの団体戦で2勝目を挙げました。 2位はノルウェー(ヴェルタ/ストエルネン/ヤコブセン/バーダル)、3位はポーランド(コット/ジワ/ミエトス/ストフ)でした。 日本は 小林潤志郎/葛西紀明/伊東大貴/竹内択 のオーダーで臨み、5位でした。

●3月10日 ラハティ(フィンランド) 男子 第29戦 ラージヒル HS130 / K116 [リザルト]
 この日の天候は晴れ。気温は-5.7〜-7.1℃、雪温は-16.9〜-14.8℃、風速は-0.97〜0.47m/sでした。
 優勝はリヒャルト・フライターク(GER)。126.5mと128.5mを飛んで今季2勝目です。 2位はアンダース・バーダル(NOR)、3位はアンダース・ヤコブセン(NOR)でした。
 日本勢は、葛西紀明(土屋ホーム)が119.5mと126.5mを飛んで9位に入ったのが最高。 以下、伊東大貴(雪印メグミルク)が11位、竹内択(北野建設)が14位、小林潤志郎(東海大)が31位、渡瀬雄太(雪印メグミルク)が34位でした。

●3月12日 クォピオ(フィンランド) 男子 第30戦 ラージヒル HS127 / K120 [リザルト]
 ナイトゲームで行われた試合です。この日の天候は雪。気温は-7.6〜-8.2℃、雪温は-9.0℃、風速は-0.35〜1.52m/sでした。
 優勝はカミル・ストフ(POL)。135.0mと129.0mを飛んで世界選手権ラージヒル優勝の実力を見せつけました。 2位は129.0mと132.0mを飛んだ伊東大貴(雪印メグミルク)、3位はセヴェリン・フロイント(GER)でした。 伊東は今シーズン初めての表彰台です。
 伊東以外の日本人選手は、竹内択(北野建設)が125.5mと127.0mを飛んで12位に入ったのが最高でした。 以下、19位に葛西紀明(土屋ホーム)、29位に清水礼留飛(雪印メグミルク)、33位に小林潤志郎(東海大)となりました。

●3月15日 トロンハイム(ノルウェー) 女子 第16戦 ノーマルヒル HS105 / K90 [リザルト]
 トロンハイム大会は、女子がノーマルヒル、男子がラージヒルです。 この日の天候は晴れ、気温は-5.3〜-5.7℃、雪温は-10.0℃、風速は-1.12〜0.04m/sでした。
 優勝したのは、サラ・ヘンドリクソン(USA)でした。 101.5mと101.0mを飛んでランディングも決め、世界選手権で勝った好調さをそのまま維持して今季3勝目です。 2位は高梨沙羅(グレースマウンテンインターナショナルS)。 105.0mと100.0mを飛びましたが、ランディングのポイントの差でヘンドリクソンにおよびませんでした。 3位はジャクリーン・ザイフリーツベルガー(AUT)でした。
 高梨以外の日本人選手は2ndラウンドに進むことができず、伊藤有希(下川商業高)が36位、平山友梨香(北翔大)が39位、茂野美咲(ライズジャンプクラブ)が42位でした。

●3月15日 トロンハイム(ノルウェー) 男子 第31戦 ラージヒル HS140 / K124 [リザルト]
 この日の天候は快晴。気温は-8.5〜-9.5℃、雪温は-12.4〜-12.6℃、風速は-0.76〜-0.18m/sでした。
 優勝はカミル・ストフ(POL)。131.0mと140.0mを飛んで今季2勝目です。 2位はリヒャルト・フライターク(GER)、3位は伊東大貴(雪印メグミルク)でした。 伊東は130.0mと135.5mを飛んで今季2回目の表彰台です。
 伊東以外の日本人選手は、葛西紀明(土屋ホーム)が127.0mと131.0mを飛んで12位に入ったのが最高。 以下、渡瀬雄太(雪印メグミルク)が27位、小林潤志郎(東海大)が28位、清水礼留飛(雪印メグミルク)が30位、竹内択(北野建設)が31位でした。

●3月17日 オスロ(ノルウェー) 女子 第17戦 ラージヒル HS134 / K120 [リザルト]
 この試合が女子のワールドカップ最終戦で、今季唯一のラージヒルの試合となりました。 この日の天候は曇り、気温は-0.3〜0.7℃、雪温は-5.0〜-6.0℃、風速は-0.36〜1.65m/sでした。
 優勝はサラ・ヘンドリクソン(USA)。133.5mと129.0mを飛んで今季4勝目を挙げ、有終の美を飾りました。 2位はこの試合でも高梨沙羅(グレースマウンテンインターナショナルS)。 1stラウンドに全選手中唯一ヒルサイズに届く134.0mを飛び、2ndラウンドも133.5mまで飛距離を伸ばしましたが、ヘンドリクソンにわずかに及びませんでした。 3位はジャクリーン・ザイフリーツベルガー(AUT)でした。
 高梨以外の日本人選手は、伊藤有希(下川商業高)が113.0mと122.5mを飛んで11位、茂野美咲(ライズジャンプクラブ)が26位、平山友梨香(北翔大)が31位でした。

●3月17日 オスロ(ノルウェー) 男子 第32戦 ラージヒル HS134 / K120 [リザルト]
 この日の天候は曇り。気温は0.5〜1.0℃、雪温は-6.0〜-6.5℃、風速は-0.06〜1.94m/sでした。
 優勝はグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)。134.5mと135.0mを飛んで今季8勝目です。 2位はピオトォ・ジワ(POL)、3位はロベルト・クラニェチ(SLO)でした。
 日本勢は、葛西紀明(土屋ホーム)が128.5mと127.0mを飛んで12位に入ったのが最高。 以下、18位に清水礼留飛(雪印メグミルク)、19位に伊東大貴(雪印メグミルク)、29位に竹内択(北野建設)、30位に小林潤志郎(東海大)、31位に渡瀬雄太(雪印メグミルク)となりました。

[ワールドカップジャンプ全日程]


■2013世界ノルディックスキー選手権■2013年3月3日
 2年に1回開催される世界選手権、今年はイタリアのヴァル・ディ・フィエンメで行われました。 今回の開催から男女混合の団体戦が設けられたこと、また、ウィンドファクター及びゲートファクターのルールが初めて導入される世界選手権となりました。 ヴァル・ディ・フィエンメのシャンツェは前回2003年開催時に日本勢が好成績を残した、縁起の良い台。 強い追い風が吹くために落下速度が落ちにくく、スタートゲートが高速設定になるとランディングが難しくなるという特徴もあります。 来年に控えた冬季オリンピックの前哨戦として、日本勢の活躍に期待がかけられました。

●2月22日 ヴァル・ディ・フィエンメ(イタリア) 女子ノーマルヒル個人 HS106 / K95 [リザルト]
 この日の天候は、曇り時々雪。 気温は-0.9〜-2.4℃、雪温は-4.0〜-5.0℃、風速は-0.26〜1.85m/sでした。 既にワールドカップの総合優勝を決めている高梨沙羅(グレースマウンテンインターナショナルS)がどのようなジャンプを見せるのか、注目が集まりました。
 優勝したのは、サラ・ヘンドリクソン(USA)。 106.0mと103.0mを飛び、ランディングのテレマークもしっかり決めて高い飛型点を叩き出し、世界選手権の「女王」となりました。 2位は104.5mと103.0mを飛んだ高梨沙羅(グレースマウンテンインターナショナルS)、3位はジャクリーン・ザイフリーツベルガー(AUT)でした。 高梨はヘンドリクソンに負けない飛距離で、テレマークも入れたジャンプを見せましたが、飛型点の高さでヘンドリクソンにわずかに及びませんでした。
 高梨以外の日本人選手は、伊藤有希(下川商業高)が90.5mと91.0mを飛んで20位に入ったのが最高でした。 以下、茂野美咲(ライズジャンプクラブ)が22位、平山友梨香(北翔大)が24位でした。

●2月23日 ヴァル・ディ・フィエンメ(イタリア) 男子ノーマルヒル個人 HS106 / K95 [リザルト]
 この日の天候は雪。気温は-3.4〜-4.4℃、雪温は-5.0℃、風速は-0.50〜1.73m/sでした。
 優勝したのはアンダース・バーダル(NOR)。 103.5mと100.0mを飛び、どちらのラウンドでもトップのポイントで完勝しました。 2位はグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)、3位はペーター・プレフツ(SLO)でした。
 日本勢は、竹内択(北野建設)が102.0mと98.0mを飛んで7位に食い込みました。 以下、伊東大貴(雪印メグミルク)が15位、渡瀬雄太(雪印メグミルク)が21位でした。 葛西紀明(土屋ホーム)は全体の35位で、2ndラウンドに進むことができませんでした。

●2月24日 ヴァル・ディ・フィエンメ(イタリア) 男女混合ノーマルヒル団体 HS106 / K95 [リザルト]
 今回の世界選手権から採用された新種目、男女混合団体戦。 各チーム男女それぞれ2名ずつを選出し、第1グループと第3グループが女子、第2グループと第4グループが男子で、4人のジャンプの合計ポイントを競います。 男子も女子も高いレベルの選手を揃えることができる国は多くはなく、そういう点では、日本は優勝候補の筆頭です。
 この日の天候は小雪。気温は0.9〜-0.8℃、雪温は-5.0℃、風速は-1.03〜0.01m/sでした。 優勝したのは、日本。 伊東大貴/伊藤有希/高梨沙羅/竹内択 のオーダーで臨み、それぞれの選手が持ち味を存分に発揮して、2位に24点以上の差をつけました。 男女混合団体戦の初代王者に相応しい、完成度の高いジャンプが揃った結果でした。 2位はオーストリア(キアラ・ヘルツル/トマス・モルゲンシュテルン/ジャクリーン・ザイフリーツベルガー/グレゴァ・シュリーレンツァウァー)、3位はドイツ(ウルリケ・グレスラー/リヒャルト・フライターク/カリナ・フォクト/セヴェリン・フロイント)でした。

●2月28日 ヴァル・ディ・フィエンメ(イタリア) 男子ラージヒル個人 HS134 / K120 [リザルト]
 この日の天候は曇り。気温は更に上がって、6.0〜2.6℃、雪温は-5.0℃、風速は-1.44〜-0.48m/sでした。
 優勝したのは、カミル・ストフ(POL)。131.5mと130.0mの完璧なジャンプを2本揃えて、アダム・マリシュ以来の世界選手権の金メダルをポーランドにもたらしました。 2位はペーター・プレフツ(SLO)、3位はアンダース・ヤコブセン(NOR)でした。
 日本勢は、伊東大貴(雪印メグミルク)が127.5mと127.0mを飛んで10位に入ったのが最高でした。 以下、竹内択(北野建設)が17位、葛西紀明(土屋ホーム)が22位でした。 渡瀬雄太(雪印メグミルク)は34位で、2ndラウンドに進むことができませんでした。

●3月2日 ヴァル・ディ・フィエンメ(イタリア) 男子ラージヒル団体 HS134 / K120 [リザルト]
 スペシャルジャンプ競技の最後は男子の団体戦。 この日の天候は曇り、気温は10.1〜1.5℃、雪温は-5.0℃、風速は-1.73〜0.33m/sでした。
 優勝したのはオーストリア(ヴォルフガング・ロイツル/マヌエル・フェットナー/トマス・モルゲンシュテルン/グレゴァ・シュリーレンツァウァー)。 各選手の卓越した技術と実力、そしてコーチのゲート設定の戦略が上手く噛み合って、混戦の団体戦を制しました。 2位はドイツ(アンドレアス・ヴァンク/セヴェリン・フロイント/ミヒャエル・ノイマイヤー/リヒャルト・フライターク)、3位はポーランド(マチェイ・コット/ピオトォ・ジワ/ダウィド・クバツキ/カミル・ストフ)でした。 日本(清水礼留飛/葛西紀明/伊東大貴/竹内択)は健闘しましたが、惜しくも5位に終わりました。
 ノルウェー(アンドレアス・ストェルネン/トム・ヒルデ/アンダース・バーダル/アンダース・ヤコブセン)は、バーダルのジャンプの際にコーチリクエストで下げたスタートゲートがポイントに反映されていなかったというトラブルで、当初2位だったのが4位に降格してしまいました。

[ワールドカップジャンプ全日程]


■FISワールドカップスキージャンプ FISチームツアー(第23戦〜第27戦)■2013年2月24日
 この時期にドイツで行われるシリーズは、国別の成績を競う「チームツアー」としての試合が組まれます。 今年はヴィリンゲンでの個人戦が悪天候のため中止となってしまいましたが、団体戦、個人戦それぞれ2試合ずつが行われました。

●2月9日 ヴィリンゲン(ドイツ) 第23戦 ラージヒル団体 HS145 / K130 [リザルト]
 ヴィリンゲンの一日目の試合は団体戦です。 この日の天候は曇り、若干の雪。気温は-3.2〜-3.5℃、雪温は-10.7〜-10.6℃、風速は-0.56〜1.16m/sでした。
 優勝したのはスロヴェニア(テペシュ/フバラ/プレフツ/クラニェチ)。 各選手が抜群の安定感を見せて、今シーズンの団体戦ではザコパネ大会に続いて2勝目となります。 2位はノルウェー(ヴェルタ/ヒルデ/バーダル/ヤコブセン)、3位はドイツ(ノイマイヤー/フライターク/ヴェリンガー/フロイント)でした。 日本(小林潤志郎/清水礼留飛/伊東大貴/竹内択)は6位でした。

●2月10日 ヴィリンゲン(ドイツ) 第24戦 ラージヒル HS145 / K130
 (悪天候のため中止)

●2月13日 クリンゲンタール(ドイツ) 第25戦 ラージヒル HS140 / K125 [リザルト]
 この日の天候は曇り、若干の雪。 気温は-6.9〜-7.2℃、雪温は-6.0℃、風速は-0.86〜1.70m/sでした。
 優勝はヤーカ・フバラ(SLO)。142.5mと133.0mを飛んで、ワールドカップ初優勝です。 2位は133.5mと130.5mを飛んだ竹内択(北野建設)、3位はグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)でした。 竹内は今季初の表彰台です。
 竹内以外の日本人選手は、清水礼留飛(雪印メグミルク)が125.5mと127.5mで26位だったのが最高。 伊東大貴(雪印メグミルク)は27位、渡瀬雄太(雪印メグミルク)は45位、小林潤志郎(東海大)は46位でした。

●2月16日 オーベルシュトドルフ(ドイツ) 第26戦 フライングヒル HS213 / K185 [リザルト]
 オーベルシュトドルフ大会はフライングヒルで行われました。 この日の天候は小雪。気温は-0.2〜-0.8℃、雪温は-5.8〜-6.4℃、風速は-0.49〜0.23m/sでした。
 優勝したのはリヒャルト・フライターク(GER)。209.0mと206.5mを飛んで今季初勝利です。 2位はアンドレアス・ストェルネン(NOR)、3位はグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)でした。
 日本勢は、伊東大貴(雪印メグミルク)が203.0mと209.0mを飛んで6位に入賞。 以下、竹内択(北野建設)が22位、渡瀬雄太(雪印メグミルク)が24位、清水礼留飛(雪印メグミルク)が28位、小林潤志郎(東海大)が31位でした。

●2月17日 オーベルシュトドルフ(ドイツ) 第27戦 フライングヒル団体 HS213 / K185 [リザルト]
 チームツアーの最終戦はフライングヒルの団体戦です。 この日の天候は曇り、気温は-0.9〜0.4℃、雪温は-6.9〜-7.6℃、風速は0.04〜0.88m/sでした。
 優勝はノルウェー(ヤコブセン/ヒルデ/バーダル/ストェルネン)でした。 ノルウェーの団体戦優勝は、開幕戦のリレハンメル大会以来で、今季2勝目です。 2位はオーストリア(クラフト/ロイツル/コッホ/シュリーレンツァウァー)、3位はスロヴェニア(テペシュ/クラニェチ/フバラ/プレフツ)でした。 日本(小林潤志郎/清水礼留飛/渡瀬雄太/竹内択)は5位でした。

 FISチームツアーの結果は以下の通りとなりました。
 1. Norway                   3834.3
 2. Slovenia                 3825.6
 3. Austria                  3783.5
 4. Germany                  3748.3
 5. Japan                    3522.1
 6. Czech Republic           3211.2
 7. Poland                   3155.8
 8. Finland                  1955.7
 9. Russian Federation       1228.1
10. Italy                     814.8
11. Switzerland               607.3
12. Bulgaria                  605.0
13. France                    464.9
14. Estonia                   460.8
15. Korea                     237.6
16. United States             150.4
[ワールドカップジャンプ全日程]


■FISワールドカップスキージャンプ女子 蔵王大会■2013年2月17日
 注目の高梨沙羅(グレースマウンテンインターナショナルS)が前週の宮の森大会では良い成績を残せなかったこともあってか、続く蔵王大会の注目度は更に大きいものとなったようです。 競技は、2月9日に予定されていた第12戦が悪天候のために途中キャンセルとなり、翌10日に第12戦と第13戦の2試合を行うという強行軍となりました。 その10日は日曜日で、さらに3連休の中日でもあり、観客動員数は主催者発表で約3500人にも達したとのことです。

 今年は私も現地に観戦に行って来ました。初めて行く蔵王ジャンプ台の感想も交えて、大会の結果をまとめてみます。

●2月10日 蔵王(日本) 第12戦 ノーマルヒル HS100 / K90 [リザルト][フォトレポート]
 風の変化が激しく試合がキャンセルとなった2月9日とは違い、この日は風は比較的落ち着いた条件になりました。 朝から湿った小雪が降っていましたが、競技進行にはほとんど影響はなく、予定通り2試合分4ラウンドが行われることとなりました。 公式発表によると、第12戦開催時の天候は、雪。気温は-2.6〜-0.2℃、雪温は-5.0℃、風速は0.05〜2.09m/sでした。
 優勝は高梨沙羅(グレースマウンテンインターナショナルS)。95.5mと93.5mを飛んで2位に16ポイントの大差(飛距離換算で8mほど)をつける圧勝でした。 2位はジャクリーン・ザイフリーツベルガー(AUT)、3位はカリーナ・フォクト(GER)でした。
 高梨以外の日本人選手は、平山友梨香(北翔大)が83.0mと84.0mを飛んで14位に入ったのが最高。 以下、26位が伊藤有希(下川商業高)、28位が竹田歩佳(ライズジャンプクラブ)、29位が小浅星子(ライズジャンプクラブ)、30位が葛西賀子(日本空調サービス)、32位が渡瀬あゆみ(サッポロスキッド)、33位が松橋亜希(東海大)となりました。

●2月10日 蔵王(日本) 第13戦 ノーマルヒル HS100 / K90 [リザルト][フォトレポート]
 第12戦に引き続き行われた第13戦。 公式記録では天候が雪/曇りとなっていますが、雪の降り方はごくわずかなものとなり、また1stラウンドの途中からは晴れ間も少し見えて、条件は更に良くなりました。 気温は1.5〜4.0℃、雪温は-5.0℃、風速は-0.26〜1.85m/sでした。
 優勝は高梨沙羅(グレースマウンテンインターナショナルS)。 1stラウンドで自身が持つヒルレコードにまであと0.5mと迫る 102.0m の大ジャンプを見せ、2ndラウンドも 94.0m まで飛距離を伸ばし、蔵王大会2連勝を挙げました。 表彰台にも立てなかった宮の森大会の雪辱は晴らせたと言っていいでしょう。 2位はジャクリーン・ザイフリーツベルガー(AUT)、3位はサラ・ヘンドリクソン(USA)でした。
 高梨以外の日本人選手は、伊藤有希(下川商業高)が79.5mと89.0mを飛んで14位に入ったのが最高。 以下、19位が茂野美咲(ライズジャンプクラブ)、21位が平山友梨香(北翔大)、27位が竹田歩佳(ライズジャンプクラブ)、28位が渡瀬あゆみ(サッポロスキッド)となりました。

 ソチ冬季五輪を翌年に控えたこの時期に、マスコミの注目度が否応なしに高まる高梨沙羅。 会場に足を運んだ観客のほとんど全員が高梨に注目し、優勝を期待していたことでしょう。 悪天候のために9日の1stラウンド途中で中止が決定しましたが、その日に飛んだ公式練習と、そして翌10日の2試合4ラウンドで高梨はトップの成績を記録し、まさに独擅場でした。 特に第13戦の1stラウンド、102.0mのジャンプは圧巻で、飛び出した瞬間に観客席からもどよめきのような大きな歓声が上がり、現在の圧倒的な強さを見せつけました。 アプローチの姿勢が少し低すぎるという指摘もあり、今の状態が100%完璧なものではないのかもしれませんが、その状態で他の選手を大きく引き離す飛距離を叩き出すのですから、そのポテンシャルの高さには脱帽するしかありません。 高い身体能力とそれを活かすセンス、そしてプレッシャーに負けない強いメンタル、全てが噛み合った状態での完全勝利ですね。

 競技終了後には地元の小学生達のデモンストレーションジャンプが開催され、日本チームの選手達がそれをサポートして、会場は大いに盛り上がりましたが、高梨だけはそれに参加することができませんでした。 おそらくマスコミの取材攻めに遭っていたのでしょう。

 外国勢は、一部の選手が宮の森大会を終えたあとに帰国してしまったので、上位陣フルメンバーというわけではなかったのが少し残念ではあります。 その中でも、2試合とも2位に入ったザイフリーツベルガーの安定感が光っていました。 パワーと技術がうまく噛み合った完成度の高いジャンプは、男子選手にも引けを取らない立派なものでした。 高梨が出場していなかったら、この2試合はほぼ確実に彼女が勝っていたと思われます。 昨年の蔵王大会で高梨と優勝争いをしたヘンドリクソンは、第12戦で4位、第13戦で3位と、高梨の優勝を脅かすには今一歩足りなかったという状況でした。 しかし、今シーズンは膝の故障からカムバックしたばかりなので、その成績も致し方なし。 むしろこれだけの成績で毎試合コンスタントに飛べていることが驚異的で、来年のソチ冬季五輪でも優勝候補の筆頭に名を連ねるのは必然でしょう。 第12戦で3位に入ったフォクトとともに、今最も強い選手の一人であることは間違いありません。

 その他で目を引いたのは、スロヴェニア選手の安定感でした。 スペラ・ロゲイ/エヴァ・ロガー/カーチャ・ポズン/ウルサ・ボガタイ/アーニャ・テペシュ/マヤ・フチッチの6名の選手がエントリーしていましたが、どの選手も大きな失敗を見せることなく、安定したジャンプでワールドカップポイントを獲得していました。 男子も同時期に行われたヴィリンゲンのワールドカップ団体戦で優勝するなど、スロヴェニアのチーム力の高さは共通するものがあり、選手の育成が順調に進んでいる様子がうかがえます。




 蔵王ジャンプ台に行くのは初めてだったので、気づいたことを少しだけ羅列しておきます。

・入場無料
 ワールドカップの試合なのに、なんと入場無料です。太っ腹。開催にかかる費用はどこが拠出してるんだろう。

・選手スタートの合図が無い
 競技を観戦していて最も困ったことが、選手がスタートした時に場内に鳴らされる合図の音が無いこと。 これが通常のことなのか、今回だけのことなのかわかりませんが、スタートゲートが見えない場所から見ていると、何の前触れもなく突然選手が飛んでくることになって、かなり驚きます。 私がいた場所からは、幸いにもテレビ中継の映像を映すモニターが見えたので、撮影のタイミングはそれを見ることで確認していました。

・観客席は狭い
 ジャンプ台は蔵王温泉スキー場のゲレンデの奥にあるので、平らな場所が少なく、そのためか観客席として一般入場者に開放される場所は狭いです。 今回は10日の試合の時に約3500人が入場したとのことでしたが、青い柵で区切られた観客席はほぼ満員でした。 特にブレーキングトラック付近は相当混雑していたようで、終了後の退出にも割と時間がかかったように思います。

・売店の類は無い
 ジャンプ台の入り口付近に仮設のトイレはありますが、大倉山や白馬のように、食べ物を売る出店などはありませんでした。 自動販売機も見かけなかったので、観戦中の飲食に必要なものはあらかじめ入場前に調達しておく必要があります。

・ゲレンデの危険
 先にも触れたようにジャンプ台はスキー場のゲレンデの奥にあるため、ジャンプ台のゲートを出たらそこはゲレンデのど真ん中です。 スキーやスノーボードを楽しむ人であふれかえっているので、接触事故などには注意が必要です。当然、ゲレンデは横断禁止。 足下に注意しながら、スキー客の接近にも気を払いながら、ゲレンデの外に出て行かねばなりません。


[ワールドカップジャンプ全日程]


■FISワールドカップスキージャンプ ハラホフ大会■2013年2月5日
 前週のヴィケルスンに引き続き、この週もフライングヒルの試合です。 このハラホフは、FIS公認のフライングヒルの中でも風が強いことで有名な台です。 この大会にも、日本チームは選手を派遣しませんでした。

●2月3日 ハラホフ(チェコ) 第21戦 フライングヒル HS205 / K185 [リザルト]
 当初2月2日に予定されていた試合が悪天候のためキャンセルとなり、2月3日に2試合行うことになりました。 この日の天候は曇り、気温は-4.6〜-4.1℃、雪温は-8.0℃、風速は-0.47〜1.93m/sでした。
 優勝したのはグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)。 193.5mと211.0mを飛んで今季7勝目です。 2位はロベルト・クラニェチ(SLO)、3位はヤン・マトゥラ(CZE)でした。

●2月3日 ハラホフ(チェコ) 第22戦 フライングヒル HS205 / K185 [リザルト]
 1ラウンドのみで行われた第22戦。 天候は雪、気温は-2.2〜-2.1℃、雪温は-6.0℃、風速は-0.24〜1.60m/sでした。
 優勝したのは、197.5mを飛んだグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)。 これがワールドカップ通算47勝目となり、これまでの通算最多勝記録であるマッティ・ニカネン(FIN)の46勝を上回りました。 2位はヤン・マトゥラ(CZE)、3位はユーリ・テペシュ(SLO)でした。

[ワールドカップジャンプ全日程]


■FISワールドカップスキージャンプ女子 札幌大会■2013年2月5日
 女子のワールドカップで始めて行われる札幌の試合です。 会場はお馴染み、宮の森のノーマルヒル。 ここまで個人総合でトップを走る高梨沙羅(グレースマウンテンインターナショナルS)が地元でどんなジャンプを見せるのか、注目が集まります。

●2月2日 札幌/宮の森(日本) 第10戦 ノーマルヒル HS100 / K90 [リザルト]
 この日の天候は曇り、気温は7.1〜5.3℃とかなり高め。雪温は-0.5℃、風速は-0.70〜3.21m/s。 風が強く荒れたので、1stラウンドのみで競技が成立しました。
 優勝したのは93.0mを飛んだコリン・マテル(FRA)、2位はジャクリーン・ザイフリーツベルガー(AUT)、3位はアネッテ・サゲン(NOR)となりました。 高梨沙羅(グレースマウンテンインターナショナルS)は85.0mと奮わず、12位に終わりました。 平山友梨香(北翔大)は14位、伊藤有希(下川商業高)は16位、茂野美咲(ライズジャンプクラブ)は19位、竹田歩佳(ライズジャンプクラブ)は22位、松橋亜希(東海大)は30位でした。 32位の小浅星子(ライズジャンプクラブ)、36位の葛西賀子(日本空調サービス)、41位の渡瀬あゆみ(サッポロスキッド)はワールドカップポイントを獲得することができませんでした。

●2月3日 札幌/宮の森(日本) 第11戦 ノーマルヒル HS100 / K90 [リザルト]
 この日の天候は雪。気温は-3.9〜-1.0℃、雪温は-0.5℃、風速は-1.46〜2.42m/sでした。
 優勝したのはジャクリーン・ザイフリーツベルガー(AUT)。94.0mと93.0mを飛んで今季初勝利です。 2位はアネッテ・サゲン(NOR)、3位はサラ・ヘンドリクソン(USA)でした。
 日本勢は、高梨沙羅(グレースマウンテンインターナショナルS)が86.0mのジャンプを2本揃えて5位に入賞したのが最高。 以下、11位に伊藤有希(下川商業高)、20位に茂野美咲(ライズジャンプクラブ)、30位に平山友梨香(北翔大)となりました。 31位タイの渡瀬あゆみ(サッポロスキッド)と35位の小浅星子(ライズジャンプクラブ)は2ndラウンドに進むことができませんでした。

[ワールドカップジャンプ全日程]


■FISワールドカップスキージャンプ ヴィケルスン大会■2013年2月5日
 ワールドカップ札幌大会が終わり、勝負の舞台は再びヨーロッパへ移動します。 次の試合は世界最大の大きさを誇る、ノルウェーのヴィケルスンのフライングヒル。 このシャンツェでの最長不倒記録がそのまま「世界記録」にもなるだけに、大きなジャンプに期待が集まります。 日本チームは調整と休養のために選手を派遣しませんでした。

●1月26日 ヴィケルスン(ノルウェー) 第19戦 フライングヒル HS225 / K195 [リザルト]
 この日の天候は雪。 気温は-5.0℃、雪温は-8.5℃、風速は-0.77〜0.48m/sでした。
 優勝は、グレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)。 1stラウンドで216.5mを飛んで2位につけ、2ndラウンドではこの日の最長不倒距離となる240.0mを飛んで、逆転優勝しました。 2位はシモン・アマン(SUI)、3位はロベルト・クラニェチ(SLO)でした。

●1月27日 ヴィケルスン(ノルウェー) 第20戦 フライングヒル HS225 / K195 [リザルト]
 この日の天候は雪。気温は-6.0℃、雪温は-8.6〜-7.7℃、風速は-0.15〜0.76m/sでした。
 優勝したのは、フライングヒルが得意なロベルト・クラニェチ(SLO)。231.5mと230.0mを飛んで、今季初勝利です。 2位はミヒャエル・ノイマイヤー(GER)、3位はグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)でした。

[ワールドカップジャンプ全日程]


■FISワールドカップスキージャンプ 札幌大会■2013年1月26日
 今年も札幌/大倉山でワールドカップの試合が行われる時期になりました。 ジャンプスーツのレギュレーション変更に対応しきれないままシーズンを迎えて、今ひとつ調子が上がらない日本チームが、諸外国の強豪選手達を地元札幌でどのように迎え撃つかが見所です。 時期的に欠場する強豪選手も少なくないですが、ワールドカップの表彰台争いに常に顔を見せる選手も多く、レベルの高さは変わりません。 向かい風の強さゆえにウィンドファクターの設定が非常に極端なシャンツェなので、勝負の駆け引きも他のシャンツェとは異なるセンスが要求されます。

 今年も現地に観戦/撮影に出かけてきました。フォトレポート合わせてご覧下さい。

●1月19日 札幌/大倉山(日本) 第17戦 ラージヒル HS134 / K120 [リザルト][フォトレポート]
 ナイトゲームで行われた第17戦。 この日の天候は曇り、気温は-4.3〜-4.8℃、雪温は-4.2〜-4.6℃、風速は0.21〜2.15m/sでした。 大倉山のウィンドファクターの設定は風速 1m/s につき 11.7点なので、20点以上減点される選手が続出しました。
 優勝したのはヤン・マトゥラ(CZE)。 1stラウンドで風が比較的弱い条件で132.0mを飛んでトップに立ち、2ndラウンドは135.0mまで飛距離を伸ばして、ワールドカップ初優勝を挙げました。 2位はトム・ヒルデ(NOR)、3位はロベルト・クラニェチ(SLO)でした。
 日本勢では、伊東大貴(雪印メグミルク)が127.0mと135.5mをとんで6位に入賞したのが最高の成績でした。 この時の2本目の135.5mはラウンドトップのポイントでした。 以下、11位に葛西紀明(土屋ホーム)、16位に竹内択(北野建設)、22位に小林潤志郎(東海大)、27位に作山憲斗(北野建設)、29位に渡部弘晃(日本大)と続きました。 31位の渡瀬雄太(雪印メグミルク)、36位の岡部孝信(雪印メグミルク)、37位の伊藤謙司郎(雪印メグミルク)、44位の栃本翔平(雪印メグミルク)、51位の田仲翔太(加森観光&井原水産)、52位の鈴木翔(旭川大)は、2ndラウンドに進むことができませんでした。

●1月20日 札幌/大倉山(日本) 第18戦 ラージヒル HS134 / K120 [リザルト][フォトレポート]
 午前中に行われた第18戦。 この日の天候は雪、気温は-3.6〜-3.0℃、雪温は-1.9〜-1.5℃、風速は0.06〜2.50m/sでした。 強いにわか雪と荒れる風の影響で何度も競技が中断され、前日の第17戦以上に難しい条件の試合でした。
 優勝したのはこの日も、ヤン・マトゥラ(CZE)でした。 1stラウンドに132.5mをとんでトップに立ち、2ndラウンドも強気のジャンプで133.0mまで飛距離を伸ばして、大倉山2連勝を飾りました。 2位はロベルト・クラニェチ(SLO)、3位はアンドレアス・ヴァンク(GER)でした。
 日本勢は、竹内択(北野建設)が129.0mと128.0mを飛んで7位に入ったのが最高でした。 以下、葛西紀明(土屋ホーム)が19位、渡瀬雄太(雪印メグミルク)が29位、伊東大貴(雪印メグミルク)が30位と続きました。 32位の鈴木翔(旭川大)、35位の小林潤志郎(東海大)、39位の岡部孝信(雪印メグミルク)、40位の作山憲斗(北野建設)、42位の栃本翔平(雪印メグミルク)、46位の渡部弘晃(日本大)、47位の伊藤謙司郎(雪印メグミルク)、49位の田仲翔太(加森観光&井原水産)は、2ndラウンドに進むことができませんでした。
 この試合で30位だった伊東大貴(雪印メグミルク)は、1stラウンドで2位につけていましたが、2ndラウンドでスタートゲートから滑落してしまい、失格となりました。 1stラウンドでトップだったマトゥラとのポイント差は1点未満、優勝を十分狙える状況だっただけに、残念な結果となってしまいました。 大きなケガは無かったようですが、あと少しでカンテから転落するところまで滑り落ちてしまい、非常に危険な「事故」だったと言えます。


 「大倉山の風は難しい」とは、昔から多くの選手が語るところですが、その言葉の意味はウィンドファクターというルールが導入されて余計に明確になったような気がします。 特にめまぐるしく変化する風向きは、FISがウィンドファクター算出用に設置している風速風向計では正確に捉え切れないことがあるようで、難しそうな風の中で飛距離を伸ばした選手が30点近く減点されたりすると、観客席から大きなブーイングが出ます。 観客として見ていて番狂わせが楽しい反面、実力やジャンプの内容が点数に正確に反映されているかどうか疑わしく感じるのも事実です。

 優勝したヤン・マトゥラ選手には失礼ですが、今回の札幌大会で最大の番狂わせは、マトゥラの連勝に他ならないでしょう。 元より実力はある選手ですが、ワールドカップの表彰台に立った経験は無く、今大会の下馬評で優勝候補に挙げていた人はほとんどいなかったのではないかと思います。 しかしジャンプの内容は非常に立派なもので、御するのが難しい大倉山の風を2試合とも見事に味方につけたという点で、胸を張って良い成績だったと思います。

 現在低迷を続けている日本勢の中で、今大会で見せた伊東大貴の復調ぶりは、明るい材料でした。 スタートゲートから滑落するという事故が残念でなりませんが、ジャンプの内容は概ね良好で、2月の世界選手権やそのあとのワールドカップ後半戦での活躍も期待したいところです。 その他の選手も難しい条件の中で立派なジャンプを見せてくれました。 今後の試合で、日本チームとしての巻き返しに期待したいと思います。

[ワールドカップジャンプ全日程]


■FISワールドカップスキージャンプ ヒンターツァルテン大会■2013年1月14日
 前週ドイツのショーナッハで試合を行った女子は、今週は同じドイツのヒンターツァルテンで試合が行われました。

●1月12日 ヒンターツァルテン(ドイツ) 第8戦 ノーマルヒル女子 HS108 / K95 [リザルト]
 この日の天候は曇り。気温は-0.9〜-0.3℃、雪温は-5.0〜-6.0℃、風速は-0.62〜0.95m/sでした。
 優勝はサラ・ヘンドリクソン(USA)。 1stラウンドでは97.5mで2位、2ndラウンドでは最長不倒距離となる98.5mを飛んで逆転優勝しました。 2位は99.0mと98.0mを飛んだ高梨沙羅(グレースマウンテンインターナショナルS)、3位はコリーヌ・マテル(FRA)でした。
 高梨以外の日本人選手は、伊藤有希(下川商業高)が96.0mと90.5mを飛んで18位に入ったのが最高。 以下、小浅星子(ライズジャンプクラブ)が29位、渡瀬あゆみ(サッポロスキッド)が32位でした。

●1月13日 ヒンターツァルテン(ドイツ) 第9戦 ノーマルヒル女子 HS108 / K95 [リザルト]
 この日の天候は曇り。気温は-0.4〜1.7℃、雪温は-0.50m/s、風速は-0.06〜1.40m/sでした。
 優勝したのは高梨沙羅(グレースマウンテンインターナショナルS)。 1stラウンドでは98.0mで2位、2ndラウンドでは最長不倒距離となる105.0mを飛んで、今季4勝目を挙げました。 2位はサラ・ヘンドリクソン(USA)、3位はジャクリーン・ザイフリーツベルガー(AUT)でした。
 高梨沙羅以外の日本人選手は、12位に98.5mと91.5mを飛んだ伊藤有希(下川商業高)が入ったのが最高。 以下、小浅星子(ライズジャンプクラブ)が23位、渡瀬あゆみ(サッポロスキッド)が27位でした。

[ワールドカップジャンプ全日程]


■FISワールドカップスキージャンプ ポーランドシリーズ■2013年1月14日
 ジャンプ週間が終わって男子のワールドカップはすぐにポーランドに移動、ヴィスワとザコパネで3連戦となりました。 ザコパネでは団体戦も行われます。日本チームは選手の一部入れ替えがありました。

●1月9日 ヴィスワ(ポーランド) 第14戦 ラージヒル HS134 / K120 [リザルト]
 この日の天候は曇り。気温は-0.4〜-0.7℃、雪温は-6.0℃、風速は-1.10〜1.21m/sでした。 1stラウンドの開始が現地時間20時30分という、非常に遅い時間帯でのナイトゲームでした。
 優勝したのはアンダース・バーダル(NOR)。 130.0mと128.0mを飛んで今季初勝利を挙げました。 2位はリヒャルト・フライターク(GER)、3位はルネ・ヴェルタ(NOR)でした。
 日本勢は竹内択(北野建設)が124.0mと118.0mを飛んで19位に入ったのが最高。 伊東大貴(雪印メグミルク)は34位で2ndラウンドに進むことができませんでした。

●1月11日 ザコパネ(ポーランド) 第15戦 ラージヒル団体 HS134 / K120 [リザルト]
 ザコパネに移動して最初の試合は団体戦です。 この日の天候は雪。気温は-6.0〜-6.2℃、風速は-0.45〜1.27m/sでした。
優勝はスロヴェニア(テペシュ/クラニェチ/フバラ/プレフツ)でした。 4人全員が安定したジャンプを見せて、チームとしては今季初勝利です。 2位はポーランド(ジワ/コット/ミエトゥス/シュトフ)、3位はオーストリア(ロイツル/コフラー/モルゲンシュテルン/クラフト)でした。 日本は 伊東/栃本/渡瀬/竹内 のオーダーで臨みましたが、9位に終わりました。

●1月12日 ザコパネ(ポーランド) 第16戦 ラージヒル HS134 / K120 [リザルト]
 この日の天候は曇り。気温は-8.8〜-9.3℃、雪温は-7.0℃、風速は-1.03〜0.68m/sでした。
 優勝したのはアンダース・ヤコブセン(NOR)。 1stラウンドで128.5mを飛んで2位につけ、2ndラウンドでは131.5mまで飛距離を伸ばして逆転優勝しました。 2位はアンダース・バーダル(NOR)。ノルウェーのワンツーフィニッシュです。 3位はカミル・シュトフ(POL)でした。
 日本勢は竹内択(北野建設)が130.0mと127.0mを飛んで7位に食い込みました。 少しずつ調子が上向いてきているようですね。 伊東大貴(雪印メグミルク)は33位、渡瀬雄太(雪印メグミルク)は34位で、この2名は2ndラウンドに進むことができませんでした。

[ワールドカップジャンプ全日程]


■FISワールドカップスキージャンプ ショーナッハ大会■2013年1月8日
 女子のワールドカップ、2013年最初の試合はドイツのショーナッハ・シェーンバルトで行われました。 男子よりも試合数が少ないので、女子はこの大会がシーズンの折り返し点となります。

●1月5日 ショーナッハ(ドイツ) 第6戦 ノーマルヒル女子 HS106 / K95 [リザルト]
 この日の天候は曇り。霧が出て視界が悪そうです。 気温は高めで4.7〜4.9℃、雪温は-7.1℃、風速は-0.81〜0.95m/sでした。
 優勝したのは高梨沙羅(グレースマウンテンインターナショナルS)。2本とも他の選手より2段低いスタートゲートを選択して、どちらも96.5mの飛距離を叩き出して圧勝しました。 高梨はこれが今季3勝目です。 2位はエヴェリン・インサム(ITA)、3位はダニエラ・イラシュコ(AUT)でした。
 高梨以外の日本勢は、伊藤有希(下川商業高)が85.5mと89.0mを飛んで18位に入ったのが最高。 以下、22位が平山友梨香(北翔大)、31位が渡瀬あゆみ(サッポロスキッド)、37位タイが小浅星子(ライズジャンプクラブ)でした。

●1月6日 ショーナッハ(ドイツ) 第7戦 ノーマルヒル女子 HS106 / K95 [リザルト]
 この日の天候も前日と同様、霧が出ました。 気温は3.0〜3.1℃、雪温は-7.1℃、風速は-0.48〜1.41m/s。風の条件が落ち着かない悪条件だったようです。
 優勝したのはアネッテ・サゲン(NOR)。98.0mと94.0mを飛んで今季初勝利です。 2位はダニエラ・イラシュコ(AUT)、3位はコリーヌ・マテル(FRA)でした。
 連勝が期待された高梨沙羅(グレースマウンテンインターナショナルS)は1stラウンドで91.5mと飛距離が伸びず、2ndラウンドで95.5mを飛んで追い上げましたが及ばず、4位。 惜しくも表彰台を逃してしまいました。 以下、伊藤有希(下川商業高)が16位、渡瀬あゆみ(サッポロスキッド)が25位タイ、平山友梨香(北翔大)が30位、小浅星子(ライズジャンプクラブ)が42位でした。

[ワールドカップジャンプ全日程]


■ジャンプ週間(4Schanzentournee)■2013年1月8日
 年末年始にドイツとオーストリアの4カ所を転戦するジャンプ週間(4Shcanzentournee)の試合結果をまとめます。 ジャンプ週間としての結果は当然のこととして、2月に行われる世界選手権を睨んでシーズン中盤戦に入るこの時期をどのように戦うのか、各選手の調整はどのくらい進められているのかを伺う上でも、非常に重要な大会です。

●12月30日 オーベルシュトドルフ(ドイツ) 第10戦 ラージヒル HS137 / K120 [リザルト]
 2012年最後の試合となるオーベルシュトドルフ大会。 この日の天候は曇り。気温は5.0〜3.7℃、雪温は-5.5〜-5.9℃、風速は-1.64〜1.55m/s。 なんと同時期の東京や大阪などと変わらない、高い気温だったのですね。
 優勝したのはアンダース・ヤコブセン(NOR)。 1stラウンドで138.0mを飛んでトップに立ち、2ndラウンドでも139.0mまで飛距離を伸ばして完勝しました。 2位はグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)、3位はセヴェリン・フロイント(GER)でした。
 日本勢は予選を通過したのが2名のみという低調ぶり。 竹内択(北野建設)が134.0mと130.0mを飛んで17位に入ったのが最高で、渡瀬雄太(雪印メグミルク)は43位で2ndラウンドに進むことができませんでした。

●1月1日 ガルミッシュ・パルテンキルヘン(ドイツ) 第11戦 ラージヒル HS140 / K120 [リザルト]
 元日の午後(現地時間)に行われたジャンプ週間第2戦、ガルミッシュ・パルテンキルヘン大会。 この日の天候は曇り。気温は5.7〜7.8℃と更に高め、雪温は-5.1〜-4.9℃、風速は-0.81〜0.63m/s。 これだけ気温が高くても雪温はクーリングシステムで氷点下に維持されているので、競技を行うのに支障はありません。
 優勝はアンダース・ヤコブセン(NOR)。 1stラウンドは131.0mで9位と出遅れましたが、2ndラウンドでは143.0mを飛んで一気に逆転し、ジャンプ週間2連勝を挙げました。 2位はグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)、3位はアンダース・バーダル(NOR)でした。
 日本勢は5名が本戦に出場しましたが、全員が2ndラウンドに進むことができずに終わりました。 渡瀬雄太(雪印メグミルク)は35位、竹内択(北野建設)は37位、葛西紀明(土屋ホーム)は41位、清水礼留飛(雪印メグミルク)は45位、伊東大貴(雪印メグミルク)は47位でした。

●1月4日 インスブルック(オーストリア) 第12戦 ラージヒル HS130 / K120 [リザルト]
 この日の天候は曇り。一時雨も降ったようです。 気温は相変わらず高く、4.5〜4.2℃、雪温は-5.0℃、風速は-0.41〜1.24m/sでした。
 優勝したのは地元オーストリアのエース、グレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)。 1stラウンドでヒルサイズを超える131.5mを飛んでトップに立ち、2ndラウンドでも123.0mを飛んで逃げ切り、アンダース・ヤコブセン(NOR)の3連勝を阻みました。 2位はカミル・シュトフ(POL)、3位はアンダース・バーダル(NOR)でした。 3連勝を期待されていたアンダース・ヤコブセン(NOR)は7位に終わりました。
 日本勢は、122.0mと115.0mを飛んだ竹内択(北野建設)が28位に入ったのが最高。 その他の選手は2ndラウンドに進むことができず、清水礼留飛(雪印メグミルク)は31位、葛西紀明(土屋ホーム)は34位、渡瀬雄太(雪印メグミルク)は43位、伊東大貴(雪印メグミルク)は45位でした。

●1月6日 ビショフスホーフェン(オーストリア) 第13戦 ラージヒル HS140 / K125 [リザルト]
 この日の天候は雨。気温は4.3〜4.7℃、雪温は-0.1〜-0.2℃、風速は-1.04〜0.46m/sと、厳しそうな条件です。
 優勝したのはグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)。 133.0mと137.5mを飛んで、今季5勝目を挙げました。 2位はアンダース・ヤコブセン(NOR)、3位はシュテファン・クラフト(AUT)でした。
 日本勢は葛西紀明(土屋ホーム)が123.0mと127.0mを飛んで23位に入ったのが最高。 その他の選手は2ndラウンドに進むことができず、伊東大貴(雪印メグミルク)は35位、竹内択(北野建設)は36位、清水礼留飛(雪印メグミルク)は37位でした。

 ジャンプ週間の総合成績は以下のようになりました。
 1. Gregor Schlierenzauer (AUT)        1100.2
 2. Anders Jacobsen (NOR)              1087.2
 3. Tom Hilde (NOR)                    1029.2
 4. Kamil Stoch (POL)                  1027.2
 5. Anders Bardal (NOR)                1026.8
 6. Michael Neumayer (GER)              996.7
 7. Dimitry Vassiliev (RUS)             994.8
 8. Peter Prevc (SLO)                   989.9
 9. Andreas Wellinger (GER)             988.7
10. Martin Schmitt (GER)                980.8
11. Richard Freitag (GER)               979.6
12. Rune Velta (NOR)                    966.9
13. Severin Freund (GER)                895.1
14. Jaka Hvala (SLO)                    876.1
15. Andreas Kofler (AUT)                848.5
16. Thomas Morgenstern (AUT)            847.7
17. Wolfgang Loitzl (AUT)               846.3
18. Anders Fannemel (NOR)               843.8
19. Jan Matura (CZE)                    841.3
20. Maciej Kot (POL)                    840.6
21. Robert Kranjec (SLO)                840.2
22. Vladimir Zografski (BUL)            831.5
23. Piotr Zyla (POL)                    798.8
24. Lukas Hlava (CZE)                   798.6
25. Manuel Fettner (AUT)                741.2
26. Andreas Wank (GER)                  726.5
27. Simon Ammann (SUI)                  722.7
28. Michael Hayboeck (AUT)              706.8
29. 竹内択 (北野建設)                   705.7
30. Stefan Hula (POL)                   704.2
42. 葛西紀明 (土屋ホーム)               460.0
48. 清水礼留飛 (雪印メグミルク)         334.2
49. 渡瀬雄太 (雪印メグミルク)           328.0
50. 伊東大貴 (雪印メグミルク)           323.6

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■国内公式戦 開幕戦■2013年1月8日
 2012年12月に行われた国内公式戦の開幕大会、名寄ピヤシリシャンツェの2試合の結果をまとめておきます。

●12月15日 第43回名寄ピヤシリジャンプ大会兼第50回北海道新聞社杯ジャンプ大会
名寄ピヤシリシャンツェ ノーマルヒル HS100 / K90

 【男子】1位:伊東大貴(雪印メグミルク)248.5(94.0m/95.0m)/2位:渡部弘晃(日本大)/3位:岡部孝信(雪印メグミルク)
 【女子】1位:小浅星子(ライズJC)205.0(89.0m/86.0m)

●12月16日 第28回吉田杯ジャンプ大会
名寄ピヤシリシャンツェ ノーマルヒル HS100 / K90

 【男子】1位:伊東大貴(雪印メグミルク)223.5(87.0m/92.0m)/2位:渡部弘晃(日本大)/3位:山田勇也(北海道ハイテクSC)
 【女子】1位:小浅星子(ライズJC)192.5(85.0m/83.5m)


■FISワールドカップスキージャンプ エンゲルベルク大会■2012年12月26日
 男子の試合も、このエンゲルベルク大会で一区切り。 クリスマス休暇を経て、年末年始のジャンプ週間4連戦へとつながっていきます。 ジャンプ週間で好成績を狙う選手は、このエンゲルベルク大会でできる限り多くポイントを稼いでおきたいところですね。

●12月15日 エンゲルベルク(スイス) 第8戦 ラージヒル HS137 / K125 [リザルト]
 この日の天候は曇り。気温は4.2〜3.3℃とかなり高め。雪温は-4.9℃、風速は-1.19〜0.32m/sでした。
 優勝したのはアンドレアス・コフラー(AUT)。131.0mと136.5mを飛んで、ソチ大会第7戦に続いての連勝です。 2位はカミル・シュトフ(POL)、3位はグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)でした。
 日本勢は葛西紀明(土屋ホーム)が127.4mと121.5mを飛んで25位に入ったのが最高。 以下、竹内択(北野建設)が26位、清水礼留飛(雪印メグミルク)が35位、作山憲斗(北野建設)が37位、小林潤志郎(東海大)が39位でした。

●12月16日 エンゲルベルク(スイス) 第9戦 ラージヒル HS137 / K125 [リザルト]
 この日の天候は曇り。気温は4.6〜3.9℃、雪温は-5.1℃、風速は-1.54〜0.36m/sでした。
 優勝はグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)。136.0mと131.0mを飛んで今季3勝目です。 2位はアンドレアス・コフラー(AUT)、3位はアンドレアス・ヴェリンガー(GER)でした。 以下、6位入賞圏内まで、オーストリアとドイツの選手が独占しました。
 日本勢はこの日も低調。葛西紀明(土屋ホーム)が124.5mと130.0mを飛んで24位に入ったのが最高で、以下、竹内択(北野建設)が27位、清水礼留飛(雪印メグミルク)が28位、渡瀬雄太(雪印メグミルク)が29位、伊藤謙司郎(雪印メグミルク)が43位、作山憲斗(北野建設)が48位でした。

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■FISワールドカップスキージャンプ ラムサウ大会■2012年12月26日
 女子のワールドカップは、この試合が2012年内最後になります。 女子には今のところ男子のジャンプ週間のような試合は予定されていませんから、この試合で一区切りというところでしょうか。

●12月14日 ラムサウ(オーストリア) 第5戦 ノーマルヒル女子 HS98 / K90 [リザルト]
 この日の天候は快晴、気温は-1.9〜-3.2℃、雪温は-10.0℃、風速は-1.95〜0.51m/sでした。
優勝したのは高梨沙羅(グレースマウンテンインターナショナルスクール)。86.5mと91.5mを飛んで今季2勝目を挙げ、個人総合成績でもトップに立ちました。 2位はコリン・マテル(FRA)、3位はダニエラ・イラシュコ(AUT)でした。 高梨の最大のライバルとなるサラ・ヘンドリクソン(USA)は7位に終わりました。
 高梨以外の日本勢は、渡瀬あゆみ(サッポロスキッド)が80.5mと81.5mを飛んで26位に入ったのが最高。 平山友梨香(北翔大)は27位でした。 以下、伊藤有希(下川商業高)は34位、山田優梨菜(白馬高)は39位、葛西賀子(日本空調サービス)は43位でした。

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■FISワールドカップスキージャンプ ソチ大会■2012年12月24日
 2014年の冬季オリンピック開催地であるロシアのソチで行われる、初めてのワールドカップの試合です。 当地はこの時期まだ雪が少ないようで、話によるとラージヒルのバーンに貼り付ける雪が調達できず、そのため試合は男女とも全てノーマルヒルで行われました。

●12月8日 ソチ(ロシア) 第3戦 ノーマルヒル女子 HS108 / K95 [リザルト]
 気温が高いソチでは、この時期は雪ではなくて雨が降ります。 この試合の時の天候も雨。気温は3.2〜3.3℃、雪温は-7.0℃、風速は-0.30〜1.58m/sでした。
 優勝はサラ・ヘンドリクソン(USA)。103.5mと103.0mを飛んで、今季初勝利です。 2位は106.0mと104.0mを飛んだ高梨沙羅(グレースマウンテンインターナショナルスクール)、3位はアネッテ・サゲン(NOR)でした。
 高梨以外の日本勢は、山田優梨菜(白馬高)が94.0mと92.0mを飛んで18位に入ったのが最高。 以下、26位に伊藤有希(下川商業高)、28位に渡瀬あゆみ(サッポロスキッド)、36位に平山友梨香(北翔大)、43位に葛西賀子(日本空調サービス)という結果でした。

●12月8日 ソチ(ロシア) 第6戦 ノーマルヒル HS108 / K95 [リザルト]
 女子の試合に続いて行われた男子の試合です。 天候は曇り、気温は2.7〜3.4℃、雪温は-7.0℃、風速は-0.40〜1.06m/sでした。
 優勝はグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)。104.5mと105.5mを飛んで今季2勝目です。 2位はセヴェリン・フロイント(GER)、3位はアンドレアス・コフラー(AUT)でした。
 日本勢は清水礼留飛(雪印メグミルク)が99.5mと101.0mを飛んで10位に入ったのが最高。 葛西紀明(土屋ホーム)は20位、渡瀬雄太(雪印メグミルク)が21位、竹内択(北野建設)が22位、作山憲斗(北野建設)が41位でした。

●12月9日 ソチ(ロシア) 第4戦 ノーマルヒル女子 HS108 / K95 [リザルト]
 この日の天候は晴れから曇り。 気温は4.1〜6.2℃、雪温は-7.0℃、風速は-0.93〜0.88m/sでした。
 この試合は珍しいことに、ダニエラ・イラシュコ(AUT)(96.5m/94.5m)とコリン・マテル(FRA)(98.5m/92.0m)の2人が同点優勝となりました。 3位は高梨沙羅(グレースマウンテンインターナショナルスクール)(97.0m/91.5m)でした。
 高梨以外の日本勢は、伊藤有希(下川商業高)が89.0mと91.5mで10位に入ったのが最高。 山田優梨菜(白馬高)は23位、渡瀬あゆみ(サッポロスキッド)は29位、平山友梨香(北翔大)は38位、葛西賀子(日本空調サービス)は40位タイでした。

●12月9日 ソチ(ロシア) 第7戦 ノーマルヒル HS108 / K95 [リザルト]
 この日の天候は曇り。気温は4.3〜5.7℃、雪温は-7.0℃、風速は-0.94〜0.12m/sでした。
 優勝したのはアンドレアス・コフラー(AUT)。101.5mと102.5mを飛んで今季初勝利です。 2位はリヒャルト・フライターク(GER)、3位はアンドレアス・ヴェリンガー(GER)でした。
 日本勢は101.5mと100.5mを飛んだ清水礼留飛(雪印メグミルク)が9位に入ったのが最奥。 竹内択(北野建設)は12位、渡瀬雄太(雪印メグミルク)は28位、葛西紀明(土屋ホーム)は30位、作山憲斗(北野建設)は37位、伊藤謙司郎(雪印メグミルク)は39位でした。

[ワールドカップジャンプ全日程]


■FISワールドカップスキージャンプ クーサモ大会■2012年12月24日
 フィンランドのクーサモは、ノルディックスキー競技全てのワールドカップの試合を行う「ノルディックオープニング」として行われるのが通例で、そのため以前までは開幕戦の舞台としてしばしば使われていました。 今年はスキージャンプの開幕戦がノルウェーのリレハンメルで行われたため、スキージャンプ競技のみ「開幕戦ではない」試合となります。閑話休題。

●11月30日 クーサモ(フィンランド) 第4戦 ラージヒル団体 HS142 / K120 [リザルト]
 この日の天候は、1stラウンドは雪、2ndラウンドは快晴。 気温は-13.1〜-11.7℃、雪温は-12.0℃、風速は-0.42〜0.62m/sでした。
 優勝は、今シーズン若手選手の台頭が著しいドイツ(ヴェリンガー/ノイマイヤー/フライターク/フロイント)でした。 特に第1グループで飛んだアンドレアス・ヴェリンガーの勢いが見事です。宿敵オーストリアを下しての逆転優勝でした。 2位はそのオーストリア(ロイツル/フェットナー/シュリーレンツァウァー/モルゲンシュテルン)、3位はスロヴェニア(クラニェチ/テペシュ/フバラ/プレフツ)でした。 日本は 清水礼留飛/渡瀬雄太/葛西紀明/竹内択 のオーダーで臨み、5位でした。

●12月1日 クーサモ(フィンランド) 第5戦 ラージヒル HS142 / K120 [リザルト]
 この日の天候は雪。気温は-14.4〜-13.8℃、雪温は-18.6℃、風速は-0.34〜1.34m/sでした。
 優勝はセヴェリン・フロイント(GER)。134.5mと135.5mを飛んで、リレハンメル大会に続いて今季2勝目です。 2位はドミトリ・ワシリエフ(RUS)、3位はシモン・アマン(SUI)でした。
 日本勢は竹内択(北野建設)が130.5mと133.5mを飛んで6位に入賞、葛西紀明(土屋ホーム)も健闘して7位に食い込みました。 以下、27位に小林潤志郎(東海大)、40位に作山憲斗(北野建設)、41位に伊藤謙司郎(雪印メグミルク)、43位に渡瀬雄太(雪印メグミルク)という結果でした。

[ワールドカップジャンプ全日程]


■FISワールドカップスキージャンプ リレハンメル大会■2012年11月28日
 2012−2013シーズンのワールドカップが開幕しました。今年の開幕戦は男女ともノルウェーのリレハンメルで行われ、初戦に男女混合の団体戦が組まれました。 今シーズンは開幕直前までジャンプ用スーツのレギュレーションで”揉めた”感が強いですが、サマーシーズンよりも若干浮力を得やすいスーツ寸法に改訂されたので、慣れてくればどの選手も大きなジャンプを見せてくれることでしょう。 また、サマーGPで一度だけ開催された男女混合団体戦が、このシーズンから正式に競技として盛り込まれるので、これも新しい見所として注目したいですね。

●11月23日 リレハンメル(ノルウェー) 第1戦 ノーマルヒル男女混合団体 HS100 / K90 [リザルト]
 緒戦の男女混合団体は、生憎の雨模様の中行われました。 気温は3.9〜3.6℃、雪温は-9.0〜-9.5℃。公式記録では1stラウンドの天候が曇り、2dんらうんどの天候が雨と記載されています。 風速は-2.09〜1.02m/sでした。風の条件が非常に不安定で、選手達は苦労していたようです。
 優勝したのはノルウェー(ルンビー/ヒルデ/サゲン/バーダル)、2位は日本(伊藤/渡瀬/高梨/竹内)、3位はイタリア(ルンガルディエ/モラッシ/インサム/コロレド)でした。 優勝候補の筆頭だったオーストリアは、第2グループで飛んだコフラーが失格となったため、2ndラウンドに進むことができませんでした。

●11月24日 リレハンメル(ノルウェー) 第2戦 ノーマルヒル女子 HS100 / K90 [リザルト]
 この日の天候は曇り。競技途中では霧も発生した模様です。気温は1.8〜1.1℃、雪温は-9.5℃、風速は-0.20〜0.79m/sでした。
 優勝したのは高梨沙羅(グレースマウンテンインターナショナルスクール)。 いずれのラウンドも他の選手よりゲートを下げて飛び、1stラウンドで96.0m、2ndラウンドでは98.0mを記録して逆転優勝しました。 2位はサラ・ヘンドリクソン(USA)、3位はアネッテ・サゲン(NOR)でした。
 その他の日本人選手は、渡瀬あゆみ(サッポロスキッド)が90.0mと86.0mを飛んで30位。 その他の選手は2ndラウンドに進めず、葛西賀子(日本空調サービス)が37位、山田優梨菜(白馬高)が38位タイ、平山友梨香(北翔大)が46位でした。

●11月24日 リレハンメル(ノルウェー) 第2戦 ノーマルヒル男子 HS100 / K90 [リザルト]
 女子のノーマルヒルとラウンドを交互にして行われた、男子のノーマルヒル。 気温は1.4〜0.7℃、雪温は-9.0〜-9.5℃、風速は-0.66〜0.80m/sでした。
 優勝したのはセヴェリン・フロイント(GER)。99.0mと100.5mを飛んでシーズン初戦を勝利で飾りました。 2位はトマス・モルゲンシュテルン(AUT)、3位はアンダース・バーダル(NOR)でした。
 日本勢は、竹内択(北野建設)が94.0mと100.0mを飛んで9位に入ったのが最高。 以下、19位に葛西紀明(土屋ホーム)、27位に作山憲斗(北野建設)、28位に清水礼留飛(雪印メグミルク)が入りました。 小林潤志郎(東海大)は45位タイで、2ndラウンドに進むことができませんでした。

●11月25日 リレハンメル(ノルウェー) 第3戦 ラージヒル男子 HS138 / K123 [リザルト]
 男子はラージヒルの競技も行いました。この日の天候は曇り。気温は-1.9〜-2.4℃、雪温は-9.5℃、風速は-0.15〜1.11m/sでした。
 優勝はグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)。141.0mと137.0mを飛んで、自身ワールドカップ通算41勝目を挙げました。 2位はアンダース・ファンネメル(NOR)、3位はトマス・モルゲンシュテルン(AUT)でした。
 日本勢は、葛西紀明(土屋ホーム)が136.5mと132.0mを飛んで10位に入ったのが最高でした。ベテランはまだまだ健在です。 以下、13位に竹内択(北野建設)、24位に清水礼留飛(雪印メグミルク)、29位に渡瀬雄太(雪印メグミルク)が入りました。 作山憲斗(北野建設)は41位で2ndラウンドに進むことができませんでした。

 次の試合はフィンランドのクーサモで行われます。

[ワールドカップジャンプ全日程]


■FISグランプリスキージャンプ クリンゲンタール大会■2012年10月12日
 男子のグランプリシリーズの最終戦となります。結果のみ簡単にまとめておきます。

●10月3日 クリンゲンタール(ドイツ) 第12戦 ラージヒル男子 HS140 / K125 [リザルト]
 この日の天候は曇り。気温は15.0〜14.6℃、風速は-1.00〜1.56m/sでした。
 優勝したのはセヴェリン・フロイント(GER)。137.0mと136.5mを飛んで、グランプリシリーズ参戦2戦目で今季初勝利です。 2位は135.5mと139.5mを飛んだ竹内択(北野建設)、3位はトマス・モルゲンシュテルン(AUT)でした。
 竹内以外の日本人選手の成績は、清水礼留飛(雪印メグミルク)が137.5mと128.5mを飛んで6位に入賞したのが最高。 以下、13位に小林潤志郎(東海大)、40位に鈴木翔(旭川大)、46位に伊藤謙司郎(雪印メグミルク)と続きます。

 男子も個人総合成績及び国別成績が確定しましたので、まとめてみます。
 1. Andreas Wank (GER)                 449
 2. Jurij Tepes (SLO)                   378
 3. 竹内択 (北野建設)                   352
 4. 清水礼留飛 (雪印メグミルク)         327
 5. Maciej Kot (POL)                    310
 6. Simon Ammann (SUI)                  305
 7. Tom Hilde (NOR)                     238
 8. Dawid Kubacki (POL)                 218
 9. Severin Freund (GER)                180
10. 渡瀬雄太 (雪印メグミルク)           163
11. Anders Fannemel (NOR)               152
12. Danny Queck (GER)                   139
13. Vladimir Zografski (BUL)            134
14. Anders Bardal (NOR)                 133
15. Jaka Hvala (SLO)                    128
16. Michael Neumayer (GER)              127
17. 小林潤志郎 (東海大)                 121
18. Matjaz Pungertar (SLO)              118
19. Richard Freitag (GER)               117
20. Tomaz Naglic (SLO)                  109
21. Michael Hayboeck (AUT)               99
22. Thomas Morgenstern (AUT)             96
22. 葛西紀明 (土屋ホーム)                96
24. Lukas Hlava (CZE)                    92
25. Kamil Stoch (POL)                    89
26. Piotr Zyla (POL)                     84
26. Bartlomiej Klusek (POL)              84
28. Nicolas Mayer (FRA)                  81
29. Sebastian Colloredo (ITA)            76
30. Andreas Stjernen (NOR)               75
30. 作山憲斗 (北野建設)                  75
38. 伊藤謙司郎 (雪印メグミルク)          57
40. 鈴木翔 (旭川大)                      54
66. 湯本史寿 (東京美装)                  12

 国別成績は以下の通りです。
 1. Japan                              1832
 2. Germany                            1717
 3. Slovenia                           1404
 4. Poland                             1172
 5. Norway                             1026
 6. Austria                            1024
 7. Switzerland                         430
 8. Czech Republic                      374
 9. France                              246
10. United States                       173
11. Canada                              157
12. Italy                               151
13. Russian Federation                  141
14. Bulgaria                            134
15. Finland                              79
16. Estonia                               9
17. Korea                                 4
18. Kazakhstan                            3

[ワールドカップジャンプ全日程]


■FISグランプリスキージャンプ ヒンツェンバッハ大会■2012年10月1日
 男子のグランプリシリーズは、あと2試合です。 まずは、オーストリアのヒンツェンバッハでノーマルヒル個人戦です。 これまでのグランプリシリーズの試合には参加していなかった強豪選手が何名もエントリーしていて、冬のシーズンを見越した調整の最終段階に入りつつあることを伺わせます。

●9月30日 ヒンツェンバッハ(オーストリア) 第11戦 ノーマルヒル男子 HS94 / K85 [リザルト]
 この日の天候は曇り。気温は18.0〜19.4℃、風速は0.22〜3.24m/sでした。 向かい風が強いシャンツェのようで、ウィンドファクターで10ポイント以上引かれるジャンプが多くありました。
 優勝したのはマチェイ・コット(POL)。87.5mと88.5mを飛んで、ポーランドのヴィスワで行われた開幕戦以来の2勝目です。 2位はセヴェリン・フロイント(GER)、3位は竹内択(北野建設)でした。 竹内は88.0mと88.5mを飛んで2試合連続の表彰台です。
 竹内以外の日本人選手は、清水礼留飛(雪印メグミルク)が85.5mと86.5mを飛んで14位、伊藤謙司郎(雪印メグミルク)が26位、作山憲斗(北野建設)が30位となりました。 40位の小林潤志郎(東海大)と43位の鈴木翔(旭川大)は2ndラウンドに進むことができませんでした。

 今大会までの個人総合成績は、1位がアンドレアス・ヴァンク(GER)(433)、2位がユリ・テペシュ(SLO)(346)、3位がシモン・アマン(SUI)(305)となりました。 日本人選手は、清水礼留飛(雪印メグミルク)(287)が4位、竹内択(北野建設)(272)が5位、渡瀬雄太(雪印メグミルク)(163)が9位、小林潤志郎(東海大)(101)が17位、葛西紀明(土屋ホーム)(96)が18位、作山憲斗(北野建設)(75)が27位、伊藤謙司郎(雪印メグミルク)(57)が36位、鈴木翔(旭川大)(54)が37位、湯本史寿(東京美装)(12)が62位となっています。
 国別成績では、日本(1692)が1位、2位がドイツ(1525)、3位がスロヴェニア(1314)となっています。

 次の試合が男子のグランプリシリーズの最終戦です。ドイツのクリンゲンタールでラージヒル個人戦が予定されています。

[ワールドカップジャンプ全日程]


■FISグランプリスキージャンプ アルマティ大会■2012年9月24日
 白馬でグランプリスキージャンプが開催されてから約1ヶ月のブランクがありました。 今回は舞台をカザフスタンのアルマティに移して、男女とも試合が行われました。 女子はこの大会が最終戦となります。

●9月22日 アルマティ(カザフスタン) 第9戦 ラージヒル男子 HS140 / K125 [リザルト]
 この日の天候は快晴。 気温は19.0〜14.8℃、風速は-0.43〜1.88m/sでした。
 優勝したのはユリ・テペシュ(SLO)。132.5mと132.0mを飛んで今シーズン初優勝です。 2位はアンダース・ファンネメル(NOR)、3位はトム・ヒルデ(NOR)でした。
 日本勢は清水礼留飛(雪印メグミルク)が130.0mと129.5mを飛んで4位に入賞。 竹内択(北野建設)も7位に食い込みました。 以下、小林潤志郎(東海大)が10位、作山憲斗(北野建設)が17位、伊藤謙司郎(雪印メグミルク)が17位、鈴木翔(旭川大)が34位タイでした。

●9月22日 アルマティ(カザフスタン) 第5戦 ノーマルヒル女子 HS106 / K95 [リザルト]
 この日の天候は晴れ。気温は20.3〜19.1℃、風速は0.16〜2.24m/sでした。風の条件が少し荒れ気味だったでしょうか。
 優勝したのは高梨沙羅(上川中)。105.0mと105.5mを飛んで快勝しました。2ndラウンドの105.5mはこのノーマルヒルのヒルレコードです。 2位はカーチャ・ポズン(SLO)、3位はアレキサンドラ・プレトリウス(CAN)でした。
 高梨以外の日本人選手は、渡瀬あゆみ(神戸クリニック)が94.5mと92.5mで5位に入賞。 以下、伊藤有希(下川商業高)が9位、山田優梨菜(白馬高)が12位、葛西賀子(日本空調サービス)が13位でした。

●9月23日 アルマティ(カザフスタン) 第10戦 ラージヒル男子 HS140 / K125 [リザルト]
 風の条件が悪かったためか、1stラウンドのみで競技が打ち切られました。 この日の天候は晴れ、気温は16.4〜21.0℃、風速は-0.58〜2.27m/sでした。
 優勝したのは129.0mを飛んだ竹内択(北野建設)でした。竹内は初めてのグランプリシリーズ優勝です。 2位はユリ・テペシュ(SLO)、3位はアンダース・バーダル(NOR)でした。
 竹内以外の日本人選手は、伊藤謙司郎(雪印メグミルク)が130.0mで8位、小林潤志郎(東海大)は9位、清水礼留飛(雪印メグミルク)が24位、作山憲斗(北野建設)が28位、鈴木翔(旭川大)が39位でした。

●9月23日 アルマティ(カザフスタン) 第6戦 ノーマルヒル女子 HS106 / K95 [リザルト]
 この日の天候は晴れ、気温は13.0〜14.4℃、風速は-0.67〜2.77m/sでした。
 優勝したのはこの日も高梨沙羅(上川中)。 98.0mと107.0mを飛んで2位に40ポイント近い差をつけての圧勝でした。 2ndラウンドの107.0mは、前日の試合で高梨自身が記録したヒルレコードを更に上回る、素晴らしいジャンプでした。 この勝利で高梨は、グランプリシリーズの個人総合優勝を決めました。 2位はイリナ・アウワクノワ(RUS)、3位はアレキサンドラ・プレトリウス(CAN)でした。
 高梨以外の日本人選手は、渡瀬あゆみ(神戸クリニック)が95.5mと84.0mを飛んで4位に入賞したのが最高。 伊藤有希(下川商業高)は9位、葛西賀子(日本空調サービス)が12位、山田優梨菜(白馬高)が13位でした。

 男子の今大会までの個人総合成績は、1位がアンドレアス・ヴァンク(GER)(409)、2位がユリ・テペシュ(SLO)(346)、3位がシモン・アマン(SUI)(305)となりました。 日本人選手は、清水礼留飛(雪印メグミルク)(269)が4位、竹内択(北野建設)(212)が6位、渡瀬雄太(雪印メグミルク)(163)が8位、小林潤志郎(東海大)(101)が15位、葛西紀明(土屋ホーム)(96)が17位、作山憲斗(北野建設)(74)が22位、鈴木翔(旭川大)(54)が32位、伊藤謙司郎(雪印メグミルク)(52)が33位、湯本史寿(東京美装)(12)が55位となっています。
 国別成績では、日本(1608)が1位、2位がドイツ(1356)、3位がスロヴェニア(1310)となっています。

 女子は、この試合がグランプリシリーズの最終戦でした。 個人総合成績及び国別成績が確定しましたので、まとめてみます。
 1. 高梨沙羅 (上川中)                  312
 2. Alexandra Pretorius (CAN)           249
 3. Daniela Iraschko (AUT)              180
 4. Carina Vogt (GER)                   154
 5. Irina Avvakumova (RUS)              148
 6. Katja Pozun (SLO)                   144
 7. Maja Vtic (SLO)                     118
 8. 渡瀬あゆみ (神戸クリニック)         116
 9. Jacqueline Seifriedsverger (AUT)    110
10. Ulrike Graessler (GER)              106
11. Eva Logar (SLO)                     100
12. 伊藤有希 (下川商業高)                99
13. Jessica Jerome (USA)                 82
14. Coline Mattel (FRA)                  81
15. 岩渕香里 (飯山高)                    71
16. Svenja Wuerth (GER)                  61
17. Wendy Vuik (NED)                     58
18. Julia Kykkaenen (FIN)                44
19. Sabrina Windmueller (SUI)            43
20. Evelyn Insam (ITA)                   42
20. 葛西賀子 (日本空調サービス)          42
20. 山田優梨菜 (小谷中)                  42
23. Atsuko Tanaka (CAN)                  38
24. Dana Vasilica Haralambie (ROU)       30
24. Taylor Henrich (CAN)                 30
26. Anastasiya Gladysheva (RUS)          27
27. Katharina Althaus (GER)              25
28. Abby Hughes (USA)                    24
29. Line Jahr (NOR)                      22
30. Ursa Bogataj (SLO)                   20

 国別成績は以下の通りです。
 1. Japan                              1057
 2. Germany                             705
 3. Austria                             640
 4. Slovenia                            494
 5. Canada                              442
 6. United States                       233
 7. Norway                              210
 8. France                              206
 9. Russian Federation                  175
10. Italy                               147
11. Switzerland                          72
12. The Netherlands                      58
13. Finland                              44
14. Rumania                              30
15. Czech Republic                        3

[ワールドカップジャンプ全日程]


■FISグランプリスキージャンプ 白馬大会■2012年8月28日
 昨年は木曜日から3日間の日程で行われた白馬大会ですが、今年はまた金曜日から3日間の開催になりました。 残念ながら男子のみの大会ですが、グランプリシリーズはこの大会をもって約1ヶ月のブランクを差し挟むことになるので、前半戦の〆という感じだったでしょうか。 今年も現地に観戦に行ってきました。

●8月25日 白馬(日本) 第7戦 ラージヒル男子 HS131 / K120 [リザルト][フォトレポート]
 ナイトゲームで行われた第7戦。 この日の天候は曇り。気温は27.2〜25.5℃、風速は-0.52〜0.49m/sでした。 風は弱く、風向きの変化もわずかで、非常に安定した条件での試合となりました。
 優勝したのは、アンドレアス・ヴァンク(GER)。 130.5mと126.0mを飛んで好調さを見せつけました。 2位はシモン・アマン(SUI)、3位には124.5mと126.0mを飛んだ葛西紀明(土屋ホーム)が入りました。
 その他の日本勢は。竹内択(北野建設)が120.5mと127.5mを飛んで6位に入賞。 以下、鈴木翔(旭川大)が8位、渡瀬雄太(雪印メグミルク)が10位、作山憲斗(北野建設)が16位、湯本史寿(東京美装)が19位、清水礼留飛(雪印メグミルク)が21位、小林潤志郎(東海大)が22位、伊藤謙司郎(雪印メグミルク)が25位でした。 34位の吉岡和也(土屋ホーム)、35位の栃本翔平(雪印メグミルク)、49位の船木和喜(フィットスキー)は、2ndラウンドに進むことができませんでした。

●8月26日 白馬(日本) 第8戦 ラージヒル男子 HS131 / K120 [リザルト][フォトレポート]
 真夏の日差しが照りつける日中の試合となった第8戦。 天候は晴れ、気温は31.6〜29.9℃、風速は-0.62〜1.70m/s。 第7戦よりも風が強く、また風向きの変化が激しかったので、風速の数値で見る以上に風の条件は悪く、選手達を悩ませました。
 優勝したのはこの日もアンドレアス・ヴァンク(GER)。 125.5mと118.0mを飛んで今季3勝目です。 2位はユリ・テペシュ(SLO)、3位はダウィド・クバツキ(POL)でした。
 日本勢は、119.0mと113.0mを飛んだ竹内択(北野建設)が7位に入ったのが最高。 以下、清水礼留飛(雪印メグミルク)が12位、葛西紀明(土屋ホーム)が13位、渡瀬雄太(雪印メグミルク)が15位、作山憲斗(北野建設)が18位、鈴木翔(旭川大)が40位でした。

 今大会までの個人総合成績は、1位がアンドレアス・ヴァンク(GER)(409)、2位がシモン・アマン(SUI)(247)、3位が清水礼留飛(雪印メグミルク)(212)となりました。 その他の日本人選手は、渡瀬雄太(雪印メグミルク)(163)が6位、葛西紀明(土屋ホーム)(96)が10位、竹内択(北野建設)(76)が12位、作山憲斗(北野建設)(57)が22位、鈴木翔(旭川大)(54)が23位、小林潤志郎(東海大)(48)が25位、湯本史寿(東京美装)(12)が46位タイ、伊藤謙司郎(雪印メグミルク)(11)が48位タイとなっています。
 国別成績では、日本(1304)が1位、2位がドイツ(1301)、3位がポーランド(927)となっています。

[ワールドカップジャンプ全日程]


■FISグランプリスキージャンプ ヒンターツァルテン大会■2012年8月28日
 男女とも、フランスのクーシュベルからドイツのヒンターツァルテンに移動して、過密なスケジュールで試合が続けられます。 男女混合の団体戦と、男女とも個人戦を1試合ずつ行いました。

●8月17日 ヒンターツァルテン(ドイツ) 第3戦 ノーマルヒル女子 HS108 / K95 [リザルト]
 この日の天候は晴れ。気温は20.6〜18.1℃、風速は-0.82〜0.11m/sでした。
優勝したのはダニエラ・イラシュコ(AUT)。99.0mと103.0mを飛んで圧勝しました。 2位は96.5mと99.5mを飛んだ高梨沙羅(上川中)、3位はカリナ・フォクト(GER)でした。
 その他の日本人選手は、岩渕香里(松本大)が95.5mと99.5mを飛んで5位に入賞。 以下、伊藤有希(下川商業高)が19位、渡瀬あゆみ(神戸クリニック)が20位、葛西賀子(日本空調サービス)が39位、山田優梨菜(白馬高)が46位でした。

●8月18日 ヒンターツァルテン(ドイツ) 第5戦 ノーマルヒル男女混合団体 HS108 / K95 [リザルト]
 この日の天候は快晴。気温は21.7〜18.7℃、風速は-1.16〜-0.01m/sでした。
 優勝したのはオーストリア(ジャクリン・ゼイフリーズベルガー/ダニエラ・イラシュコ/ミヒャエル・ヘイベック/グレゴァ・シュリーレンツァウァー)でした。 1stラウンド、2ndラウンドともにトップのポイントで、余裕の優勝です。 2位は日本(高梨沙羅/岩渕香里/清水礼留飛/渡瀬雄太)、3位はドイツ(ウルリケ・グレスラー/カリナ・フォクト/リヒャルト・フライターク/アンドレアス・ヴァンク)でした。

●8月19日 ヒンターツァルテン(ドイツ) 第6戦 ノーマルヒル男子 HS108 / K95 [リザルト]
 この日の天候は晴れ。気温は33.8〜31.7℃、風速は-1.15〜1.72m/sでした。
 優勝したのは、アンドレアス・ヴァンク(GER)。100.5mと104.5mを飛んでの逆転優勝でした。 2位は1stラウンドに101.5mを飛んでトップに立っていた清水礼留飛(雪印メグミルク)、3位はルカス・フラバ(CZE)でした。
 それ以外の日本人選手は、葛西紀明(土屋ホーム)が96.0mと98.0mを飛んで15位タイに入ったのが最高。 以下、小林潤志郎(東海大)が21位、作山憲斗(北野建設)が32位、鈴木翔(旭川大)が40位でした。

[ワールドカップジャンプ全日程]


■FISグランプリスキージャンプ クーシュベル大会■2012年8月28日
 昨シーズンから女子のワールドカップが始まり、今シーズンのグランプリシリーズは男女とも同格の大会としてスケジュールが組まれました。 注目すべきは、男女混合の団体戦が今シーズンから始まることで、その初戦がこのクーシュベル大会で行われました。 個人戦は、女子がノーマルヒル、男子がラージヒルで行われました。

●8月14日 クーシュベル(フランス) 第2戦 ノーマルヒル女子 HS96 / K90 [リザルト]
 この日の天候は晴れ、気温は23.0〜24.0℃、風速は-0.85〜1.60m/sでした。
 優勝したのはアレキサンドラ・プレトリウス(CAN)。 1stラウンドに92.5mを飛んでトップに立ち、2ndラウンドでも96.5mまで飛距離を伸ばして逃げ切りました。 2位は2ndラウンドに100.5mの最長不倒距離を飛んだダニエラ・イラシュコ(AUT)、3位はジャクリン・ゼイフリーズベルガー(AUT)でした。
 日本勢は、高梨沙羅(上川中)が87.0mと86.5mを飛んで8位に入ったのが最高。 以下、伊藤有希(下川商業高)が9位、岩渕香里(松本大)が10位と、10位以内に3名が入りました。 渡瀬あゆみ(神戸クリニック)は21位、葛西賀子(日本空調サービス)は34位、山田優梨菜(白馬高)は44位でした。

●8月14日 クーシュベル(フランス) 第3戦 ノーマルヒル男女混合団体 HS96 / K90 [リザルト]
 女子の個人戦のあと、ノーマルヒルで行われた男女混合の団体戦。 女子2名、男子2名ずつをエントリーし、第1及び第2グループは女子、第3及び第4グループは男子が飛びます。 この日の天候は快晴。気温は20.0〜19.0℃、風速は-1.72〜-0.20m/sでした。
 優勝したのは日本チーム(伊藤有希/高梨沙羅/葛西紀明/渡瀬雄太)。 1stラウンド、2ndラウンドとも全体の2位のポイントで、総合点で逆転優勝しました。 2位はドイツ(カタリナ・アルタウス/ウルリケ・グレスラー/パスカル・ボドマー/アンドレアス・ヴァンク)、3位はオーストリア(ジャクリン・ゼイフリーズベルガー/ダニエラ・イラシュコ/ダヴィド・ツァウナー/ミヒャエル・ヘイベック)でした。

●8月15日 クーシュベル(フランス) 第4戦 ラージヒル男子 HS132 / K120 [リザルト]
 この日の天候は曇り、気温は22.0〜20.0℃、風速は-1.41〜0.25m/sでした。
 優勝したのは清水礼留飛(雪印メグミルク)。 1stラウンドで128.5m、2ndラウンドで124.0mを飛び、グランプリシリーズ初優勝を飾りました。 2位はアンドレアス・ヴァンク(GER)、3位はトム・ヒルデ(NOR)でした。
 その他の日本勢も大健闘、渡瀬雄太(雪印メグミルク)は125.0mと120.0mをとんで4位に入賞、小林潤志郎(東海大)は127.0mと121.5mで9位と、シングルに3名が食い込みました。 以下、鈴木翔(旭川大)が12位、作山憲斗(北野建設)が13位、葛西紀明(土屋ホーム)が31位でした。

[ワールドカップジャンプ全日程]


■FISグランプリスキージャンプ ヴィスワ大会■2012年8月10日
 2012−2013シーズンが開幕しました。 今シーズンは、ジャンプスーツのレギュレーションが改訂されたほか、グランプリシリーズやワールドカップで新たに男女混合の団体戦がスケジュールに組み込まれています。 シーズン開幕のこの時期は、どの国どの選手も調整途中の状態で本調子とは言い難いですが、スーツのレギュレーションに各チームがどのように対応しているのかを探る絶好の機会でもあります。

 開幕戦はポーランドのヴィスワで、ラージヒル。団体戦と個人戦が行われました。 日本チームは、渡瀬雄太(雪印メグミルク)/葛西紀明(土屋ホーム)/小林潤志郎(東海大)/栃本翔平(雪印メグミルク)/伊藤謙司郎(雪印メグミルク)/作山憲斗(北野建設) の6名で臨みました。

●7月20日 ヴィスワ(ポーランド) 第1戦 ラージヒル団体 HS134 / K120 [リザルト]
 この日の天候は曇り、気温は18.0℃。風速は-0.54〜0.63m/s。 1ラウンドのみで競技が切り上げられました。
 優勝したのはスロヴェニア(テペシュ/フルゴタ/プレフツ/クラニェチ)、2位はポーランド(ジワ/シュトフ/クバッキ/コット)、3位はドイツ(ヴァンク/メヒラー/ノイマイヤー/フライターク)でした。 この3チームが5ポイント未満の差で並び、どのチームも早い段階で調整が上手く進んでいる様子がうかがえます。
 日本は 小林/伊藤/作山/渡瀬 のオーダーで臨み、5位でした。

●7月21日 ヴィスワ(ポーランド) 第2戦 ラージヒル HS134 / K120 [リザルト]
 この日の天候は曇り、気温は18.0〜17.0℃、風速は-0.61〜0.80m/sでした。
 優勝したのはマチェイ・コット(POL)。128.0mと123.0mを飛んで、グランプリシリーズ初勝利です。 2位はシモン・アマン(SUI)、3位はヴォルフガング・ロイツル(AUT)でした。
 日本勢は渡瀬雄太(雪印メグミルク)が124.0mと124.5mを飛んで10位に入ったのが最高でした。 以下、作山憲斗(北野建設)が22位、伊藤謙司郎(雪印メグミルク)が26位タイ、小林潤志郎(東海大)が36位でした。

 次の試合は少し間隔を置いて、8月の中旬になります。 フランスのクーシュベルで男女とも競技が予定されています。
[ワールドカップジャンプ全日程]


■2012−2013年 FISワールドカップスキージャンプ 日程■2013年3月24日更新
 2011〜2012年のFISワールドカップスキージャンプの日程です。今後変更される可能性もあります。

■2012−2013 FISワールドカップスキージャンプ(男子) 日程
FISグランプリスキージャンプ
 2012.07.20 ヴィスワ (POL)                       HS134 団体 (ナイトゲーム) 
 2012.07.21 ヴィスワ (POL)                       HS134
 2012.08.14 クーシュベル (FRA)                   HS96 男女混合団体
 2012.08.15 クーシュベル (FRA)                   HS132
 2012.08.18 ヒンターツァルテン (GER)             HS108 男女混合団体
 2012.08.19 ヒンターツァルテン (GER)             HS108
 2012.08.25 白馬 (JPN)                           HS131  (ナイトゲーム) 
 2012.08.26 白馬 (JPN)                           HS131
 2012.09.22 アルマティ (KAZ)                     HS140
 2012.09.23 アルマティ (KAZ)                     HS140
 2012.09.30 ヒンツェンバッハ (AUT)               HS94
 2012.10.03 クリンゲンタール (GER)               HS140

FISワールドカップスキージャンプ
 2012.11.23 リレハンメル (NOR)                   HS100 男女混合団体
 2012.11.24 リレハンメル (NOR)                   HS100
 2012.11.25 リレハンメル (NOR)                   HS138
 2012.11.30 クーサモ (FIN)                       HS142 団体
 2012.12.01 クーサモ (FIN)                       HS142
 2012.12.08 ソチ (RUS)                           HS106
 2012.12.09 ソチ (RUS)                           HS106
 2012.12.15 エンゲルベルク (SUI)                 HS137
 2012.12.16 エンゲルベルク (SUI)                 HS137

 4Schanzentournee〜ジャンプ週間
 2012.12.30 オーベルシュトドルフ (GER)           HS137
 2013.01.01 ガルミッシュ・パルテンキルヘン (GER) HS140
 2013.01.04 インスブルック (AUT)                 HS130
 2013.01.06 ビショフスホーフェン (AUT)           HS140

 2013.01.09 ヴィスワ (POL)                       HS134
 2013.01.11 ザコパネ (POL)                       HS134 団体
 2013.01.12 ザコパネ (POL)                       HS134
  2013.01.19 札幌/大倉山 (JPN)                  HS134
  2013.01.20 札幌/大倉山 (JPN)                  HS134
 2013.01.26 ヴィケルスン (NOR)                   HS225
 2013.01.27 ヴィケルスン (NOR)                   HS225

 2013.02.02 ハラホフ (CZE)                       HS205
 2013.02.03 ハラホフ (CZE)                       HS205
 2013.02.09 ヴィリンゲン (GER)                   HS145 団体
 2013.02.10 ヴィリンゲン (GER)                   HS145 Cancelled
 2013.02.13 クリンゲンタール (GER)               HS140
 2013.02.16 オーベルシュトドルフ (GER)           HS213
 2013.02.17 オーベルシュトドルフ (GER)           HS213 団体

 2013 FISノルディックスキー世界選手権 (ヴァル・ディ・フィエンメ (ITA) ) 
  2013.02.23 男子ノーマルヒル個人                HS106
  2013.02.24 男女混合ノーマルヒル団体            HS106
  2013.02.28 男子ラージヒル個人                  HS134
  2013.03.02 男子ラージヒル団体                  HS134

 2013.03.09 ラハティ (FIN)                       HS130 団体
 2013.03.10 ラハティ (FIN)                       HS130
 2013.03.12 クォピオ (FIN)                       HS127
 2013.03.15 トロンハイム (NOR)                   HS140
 2013.03.17 オスロ (NOR)                         HS134
 2013.03.22 プラニツァ (SLO)                     HS215
 2013.03.23 プラニツァ (SLO)                     HS215 団体
 2013.03.24 プラニツァ (SLO)                     HS215


■2012−2013 FISワールドカップスキージャンプ(女子) 日程
FISグランプリスキージャンプ
 2012.08.14 クーシュベル (FRA)                   HS96 男女混合団体
 2012.08.15 クーシュベル (FRA)                   HS96
 2012.08.17 ヒンターツァルテン (GER)             HS108
 2012.08.18 ヒンターツァルテン (GER)             HS108 男女混合団体
 2012.09.22 アルマティ (KAZ)                     HS106
 2012.09.23 アルマティ (KAZ)                     HS106

FISワールドカップスキージャンプ
 2012.11.23 リレハンメル (NOR)                   HS100 男女混合団体
 2012.11.24 リレハンメル (NOR)                   HS100
 2012.12.08 ソチ (RUS)                           HS106
 2012.12.09 ソチ (RUS)                           HS106
 2012.12.14 ラムサウ (AUT)                       HS98
 2013.01.05 ショーナッハ (GER)                   HS106
 2013.01.06 ショーナッハ (GER)                   HS106
 2013.01.12 ヒンターツァルテン (GER)             HS108
 2013.01.13 ヒンターツァルテン (GER)             HS108
  2013.02.02 札幌/宮の森 (JPN)                  HS100
  2013.02.03 札幌/宮の森 (JPN)                  HS100
 2013.02.10 蔵王 (JPN)                           HS100
 2013.02.10 蔵王 (JPN)                           HS100
 2013.02.16 リュブノ (SLO)                       HS95
 2013.02.17 リュブノ (SLO)                       HS95

 2013 FISノルディックスキー世界選手権 (ヴァル・ディ・フィエンメ (ITA) ) 
  2013.02.22 女子ノーマルヒル個人                HS106
  2013.02.24 男女混合ノーマルヒル団体            HS106

 2013.03.15 トロンハイム (NOR)                   HS105
 2013.03.17 オスロ (NOR)                         HS134

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